友白の日

[本・映画] カテゴリの記事

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  丸かじりシリーズ

  昔、友人から、勧められました。「東海林さだおは天才やで。笑いを極めちゅーがよ」食べ物に興味がないので断りましたが、友人の説明が面白い。そして私が読むまで、強く勧める（苦笑）試しに読んでみると、笑いが止まらない。忘れもしないナマズの丸かじり「イチゴ白書」いちごミルクを食べるときの、牛乳の量、ミルクの量、いちごを潰すか潰さないか、潰さずに食べる場合何個目から潰すかなど、作者の強気な偏見による正しい？食し方が綴られています。笑いなしでは読めない「丸かじりシリーズ」。文字のみで人を笑わせるなんて、なかなか出来ませんよ。それも食べ物関連のみ、約２０冊×３５項目＝７００ネタ？？東海林さだおを強く紹介してくれた友人に、感謝しています。最新作はごはんの丸かじり

  2006.05.17

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• 国盗り物語

  斉藤道三から明智光秀が死ぬまで国盗り物語司馬遼太郎図書館で借りた古く黄ばんだ汚い上下２巻（新潮社１９６７年発行）１冊６００円ですよ！その上なんと、司馬遼太郎氏本人が後書きを書かれてい！！。本の後ろにある貸出カード（のけろよ！）を見ると昭和４０、５０年代に借りている方がいらっしゃるんです。今から３０年前の人が手にした本を読んでいるというのは、感慨深かったです前編は斉藤道三後編は織田信長（となっているが、実際は明智光秀？）斉藤道三と明智光秀の共通点は、知的で策士家、戦術に長けている。一介の牢人から一国主まで上る話。（斉藤は美濃（岐阜）守護職、光秀は天下一）諸国を歩き見聞を広げ、冷静に自分の意思、感情を殺してでも損得で自分の居場所（主）を探す。人生の終わらせ方は違い。道三は自らの隙をつかれ、腹をすえ華々しく散ったが、光秀は信長からの無謀な命令に対し、信長に長年抱いてきた嫉妬と自身の欲望を抑えきれなくなり、家臣が止めるのも聞かず後先考えずに無残な末路となった。学校で習った明智光秀の印象は悪かった。しかしこの小説を読み、光秀を知ることによって、印象はかなり良くなりました。織田信長は小説の中で登場すると、有名人だから？読んでいてい楽しかったです。前にＮＨＫで「信長と光秀、上司にするならどっちが良い？」という番組がありました（見ていませんが）私はどっちも嫌です。（現在、二人の会社があっても、多分書類選考で落とされるので、考えるだけ無駄）

  2006.05.15

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  泣きたい気分

  フランスの新鋭世界３０ケ国以上で翻訳され、フランスでは１００万部近くの売り上げを記録した作品。泣きたい気分Je voudrais que quelqu'un m'attende quelque part（誰かにどこかで待っていて欲しい）アンナ・ガヴァルダ著飛幡祐規（訳）軽快なリズムでノリの良い文章。泣きたい気分というよりは、強く負けず嫌いでそういう姿が笑いをそそるし涙も誘う、１２編の短い話。各主人公は自愛に満ちている。友達の話を聞いているような感覚。フランス人の恋愛はスゴイと思いました。少しフランスの「癖」が強いのですが、独特の言い回しや言葉には親切な説明が記載されています。色々な職業の老若男女の話です。どうしようもない状態に陥る、苦笑話もあれば、面白おかしく話を進め、終始笑顔の主人公に読者側が胸を締め付けられるような、悲しみに落とされる話も有。どの話も面白いのですが、一押しは「折り畳みベッド」独身で姉、妹と同居している男が、同じ会社に勤める女性に恋をします。会社ではそれほど人気のない彼女への思いを姉妹には隠す。天真爛漫な姉と真面目で純愛思想の妹の恋愛話は、薄い壁板から彼の寝室に聞こえてくる。姉は二人に「良い恋愛」をして欲しいがために、異性を紹介する（ありがた迷惑）。姉妹との共同生活に終止符を打つ事件が発生する。そして彼の恋愛の行方はっ！？

  2006.05.13

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  燃えよ剣

  言わずと知れた、司馬遼太郎氏の普及の名作燃えよ剣読み終えた後、頭の中が空になりました。胸はくすぶる炎の燃えカスのように触れることの出来ない、高熱を持つ。土方歳三の新撰組を立ち上げる熱意や戦での鋭い着眼点を通して、鬼の土方の強さは自分自身を信じぬき、自分に溺れ、死を恐れないところ。それが潔い格好良さ。江戸から明治へと変わる革命の中必死に戦った男達の「誠の志」から哀愁、刹那さ、影を教えてもらった。最初は、普通に読んでいましたが、途中から現代地図や旧国名地図を用いて、読むと楽しみが倍増。本との出合いは、運命のようなもの。１０代の頃、一度読もうと思ったのですが、読まなくてよかった。入院中に時間をかけてじっくり、本腰入れて読むことが出来たことに幸せを感じました。ちなみに、私は沖田総司が一番好きです。読書友達（４０代女性）は斉藤一。弟蛙君は、新撰組なら、斉藤一が好きだけど、坂本竜馬の方が好きらしいです。友人の男性も、新撰組というより、坂本竜馬が良いらしい。じゃ、今度、竜馬がゆくを読まないと。

  2006.05.11

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• 今日の猫村さん

  友達から「友白は猫村さんに似ている」とメールが入りました。「猫村さん」とは誰なのか調べてみると。漫画のキャラクター。裸にエプロンで買い物籠をさげているしゃべる猫っ？！猫村さんは家政婦だそうです。（猫のくせに働いているの？肉球大丈夫なの？！）見た目？雰囲気？猫に似ているってどういうことでっしゃろ？１冊１２００円っ？！高い漫画なので、ちょっと買えません。猫村さんってどんな猫？？

  2006.05.10

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  MASTERキートン

  図書館で全巻借りています。本当に面白い。この漫画が図書館にあってよかった・・・。考古学者の主人公（元ＳＡＳ【イギリス陸軍の特殊部】）は、保険の仕事をしています。危険と隣り合わせの職業で、武器が無くても作り出し、敵を倒す。いつもは抜けている感じですが、知識と戦闘経験豊富な猛者。欧州を中心に活躍する話です。(補足説明ありましたら、カキコ願います）ＭＡＳＴＥＲ　ＫＥＡＴＯＮ勝鹿北星：作浦沢直樹：画浦沢直樹氏の漫画は全部読んでいます。浦沢さんの作品は欧州に関したモノが特に好きですね。パイナップルarmy、ＭＯＮＳＴＥＲ、Pluto・・・サッカーの情報誌から、欧州の内戦話などを知った上で、漫画を読むと、少し試合に関して違う見方ができるようになります。

  2006.03.27

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  働く

  先日書いた蟹工船の後に書かれていた話です。一九二八年三月一五日を（なんと、２００６年３月１５日に）読み終えました。小林多喜三さんの作品です。蟹工船と同じくプロレタリア文学（主人公がなく、労働の集団が主人公になっている話？）でした。今の労働社会は本当に恵まれていると、改めて痛感しました。労働においての、問題や悩み、辛さなど、愚痴りだせば、キリがありません。しかし、それは自分の立場から「上の人」を見て羨ましいと思う妬みからくる思いなんですよね。もっと働けることに感謝しなければ！！！と、思っていた矢先、一身上の都合で退社となりました・・・。職場が悪いのではなく、私の問題です。健康が戻った暁には、バリバリ働きたいと思います♪

  2006.03.15

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• 蟹工船

  ＊ウサギ＊さんに教えていただいた、本です。蟹工船小林多喜二著作（1903～33）秋田出身「プロレタリア文学」という部類にはいるらしいです。読んだ感想は、キツイの一言です。読み進めれば進めるほど、おぞましく、人道無視の低賃金、長時間、重労働。その仕事をしなければ生きていけない人、騙された人々が、ボロイ工船に乗せられ、逃げ場のない悪条件労働下で働きます。上司（監督）への絶対服従。食事条件、衛生状態の悪い船のなかで、沢山の人々が苦しみ、死者も出る。なんとか、生きている状態。絶対に陸地を踏むまで死にたくないという信念で戦った、労働者のお話。今の時代に生まれて、本当に幸せだったと、実感できました。自分の仕事や生活に対しての悩みなんて、本当に小さいものだと、思えました。そして、日本人って本当に怖い民族だと、改めて感じました。（蟹嫌いの方でも安心して読むことができます。蟹はほとんど出てきません）

  2006.03.10

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• 探偵ガリレオ

  最近ずっと東野圭吾氏の本を読み続けているのは、書店に東野氏のコーナーがあるのと、仰々しい帯がついているから、つい、目が行ってしまうのと、目的の本が見つからないため・・・。探偵ガリレオ不思議な事件を科学的に分析して解決していく、短編集です。事件はどのようにして起こったのか。犯人は誰か。動機は何か。一つの事件に対して、推理するネタ満載です♪登場人物もユニークで、子供嫌いの天才物理学者湯川と科学に対して知識の乏しい（私もですが）刑事草薙。二人の共通点は、大学時代のバトミントンサークルの仲としか説明されていませんが、きっと学生時代に何か絆の深まる思い出なども、隠れているのではないかと、考えてしまうほど、仲が良い。ミステリーばかり読んでいると、人が次から次に殺人を犯していくのに対して、、少し怖くなる・・・。人が人を殺すのって、よほどの理由がないと、できませんよね。というより、殺人は駄目です。容疑者Ｘの献身は「探偵ガリレオ」がシリーズの第一弾になるらしい。先にシリーズ全部読んだほうが、いいですか？？

  2006.03.02

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  変身★東野圭吾

  どっぷりはまってしまいました。先が気になって、どんどん読み進めても、疲れない。東野圭吾氏の作品の魅力の一つでしょうか。変身不運な事故に遭遇した。控えめな青年「成瀬純一」は脳移植手術により、死を免れる。しかし、彼の精神状態が少しずつ変化していく。愛していた彼女、趣味の絵画、「成瀬純一」の嗜好が少しずつ変化していく。おとなしかった性格が凶暴化、自分自身が失われることを恐れた主人公は、ドナーを探る。最後まで、ドキドキしながら読み進めましたが、ラストが意外に拍子抜け。あれれ？確かに、話の筋道上、そうなっても仕方がないけど、もっと、何か良い解決方法（ラスト）はなかったのか？途中で亡くなった人や傷ついた人達はほったらかし？でも過程が面白かったから、いいか。

  2006.02.24

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• 読書

  どうしても、夜寝る前に、本を読まないと気がすまない。読書が日常の一部となっています。先日、持っていた本を読み終えたので、現在手元に読む本が無いのが、歯痒い。読書をしない人が増えているらしいので、読書をしない友達に理由を聞くと「読んでると、眠くなる」「読み終わっても、最初の方が思い出せない」「時間の無駄じゃね？」とのこと・・・。学生時代、面白い本に出合えなかったのが、原因と私は見た！

  2006.02.19

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• アムステルダム

  理性と善は、紙一重で悪にもなる。アムステルダムイアン・マキューアン小山太一訳９８年ブッカー賞同じ女性を愛した二人の男の友情。雑誌社の編集長と、作曲家の男。女の残した一枚の写真を巡るお話です。前者は、自分の正義を信じ、社会を変えるために、戦う。そんな友人に賛成できず、不埒な男の行動に嫌気を刺しながら、交響曲の作曲に勤しむ社会から孤立した後者。スタートから寄り道せず、別々の道をひた走り、真っ直ぐにゴールに向かう作品でした。途中結果が予測できても、十分楽しめた。結果よりも、過程が面白いです。二人とも、未来に残る偉業を達成するため活動するのですが、成功を確信した後、二人仲良く、共倒れ。作家の音楽を表現する文章にホレボレしました。

  2006.02.19

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• 寂聴　あおぞら説法２

  いわずと知れた、瀬戸内寂聴さんの本です。天台寺での説法が収録されています。前の葬式のとき、叔母さんが置いていった数冊の内の一冊です。茶の間で目に付いたので、なんとなく読み始めると止まらなくなり、一気に読みました。良いことが沢山書いてありました。気に入った言葉を二つ。「忘己利他（もうこりた）」自分の利益を忘れ、人の利益になるようつとめること。・人が生まれた理由は、「他人を幸せにするため」だそうです。ありがたやありがたや。「他は己ならず（たはこならず）」道元禅師のお言葉だそうです。他人は自分と一緒じゃない。他人は自分じゃない。他人の心は、自分の心と同じじゃない。・当たり前のことですが、自分の考えを持ち、他人の思い（考え）を尊重しましょう。寂聴さんが取り上げられた、ドラマが新年に放送されました。宮沢りえさんが艶っぽく、素敵に演じられました。出家されるまでは、波乱万丈でしたが、今現在、素晴らしい考えを明るく、面白く、真面目に、説法されるのって、ありがたい。長生きされますように。

  2006.02.16

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• 白夜行

  白夜行：東野圭吾さんこんなの読めるかな？とページ数に引いたけど、読み始めると、止まらなくなりました。凄かった・・・。新聞やテレビで、ドラマの紹介見なければ良かったと後悔。ラストの盛り上がり、「動機」を知らなかったら、鳥肌がたつほど興奮したはず・・・。面白かったです。昨夜、白夜行を読んでいると止まらなくなり、読み終わった時、時計を見ると朝の６時でした。今日は休みだったので、それから少し眠り１０時に何故か目が覚めた。眠気がない。茶の間が騒がしい。来客が多い。電話が鳴り止まない。布団の中で、茶の間の話し声を聞いていると、どうやら祖父が死んだらしい。身内の葬式は初めてです。急いで祖父母宅へ。家の掃除、料理の準備、お茶出し、一日中働き、今呆然としています。これから数日間こういう日々が続く。頭が働かず、忙しさに身を任せ、祖父のことなど考えられない時間が続き、眠気はないけど、身体がだるく「白夜を徘徊している気分」でした。家族の誰よりも鯉を愛していた祖父。私より長生きしている奴もいます。明日時間ができたら、鯉に祖父のことを報告しないと・・・。

  2006.02.09

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• 昭和初期が舞台の映画

  寒椿出演　高嶋政宏、西田敏行、南野陽子昭和初期の高知が舞台。主人公、西田敏行さんは元ヤクザ。人情味溢れる紹介屋です。南野陽子さんは、借金のかたに主人公「トト様」に売られます。トト様から、日本舞踊を教える厳しい女将「カカ様」に預けられます。店一番の売れっ子となった少女（陽子ちゃんね）は、選挙問題やヤクザ絡みの問題にもまれます。高嶋政宏さんは、ボタン（陽子ちゃん）に惚れるヤクザ役。こういう時代の映画って結構好きです。湿っぽいというか、情緒溢れる、人間味のある作品。西田敏行さんのイメージは「釣りバカの浜ちゃん」ですが、この役は、いいね♪腰が低く、問題が起これば、簡単に土下座するけど、決めるところはばっちりキメる。終盤の戦うシーン。西田敏行さんの迫力ある演技に、ホレボレ。彼はスゴイ役者さんだなぁ。今、地方の方言が流行っているんでしょ？友人にも高知県の子がいますが、高知弁いいよぉ。かっこいいよぉ。勇ましいよぉ。

  2006.01.29

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• 博士の愛した数式

  まぁ。これぐらいなら、あっという間に読めるだろう。と、軽く見ていた博士の愛した数式。思いのほか、てこずりました。数学という苦手分野の話をここまで美しく構成し、書き上げた小川洋子さんに、一礼。数学の世界ってこんなに輝いていたんですね。私には暗くじめじめした洞窟でさまよい続けるイメージが強かった。でも、問題に取り組み答えが出たときの、感動やすがすがしい気持ち。解ります。（表計算とかしてると、答えがあったら快感ですよね。）「数えた足跡など　気付けば数字でしか無い知らなきゃいけない事は　どうやら１と０の間」ｂｙ　ＢＵＭＰ　ＯＦ　ＣＨＩＣＫＥＮ「カルマ」小説を読み終えて、この歌詞が頭にうかびました。数字って身の回りにたくさんあるけど、今まで見向きもしなかったなぁ。

  2006.01.27

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• メモ

  昨日、財布の中を整理していると、一枚のメモが出てきました。本のタイトル、著者名、翻訳者名、出版社、発行日付が書かれている。気になる本があると、図書館や本屋、ネットで探すために、手帳に書くのですが、手帳を持ち合わせてなかったので、メモしたらしい。２年前のモノ・・・。出てこなかったのは、財布の縫い目に引っかかっていたからかな？そのとき、どうしても読みたかった本だけど、今は、別に興味が惹かれない。あの時、心の中に不足していた部分を補うことのできる本だと思っていたのでしょうが、今は、別に必要じゃない。今持っている手帳に書かれている本のタイトルを見ると、その本の解説などを思い出して、読みたい気持ち（読欲）が燃える。早く読みたいという思いから、軽くテンションも上がる。読んだ本を４年日記に書き連ねているのを眺めると、なんとなく、自分が段々変わってきているなぁ。歳をとってきているなぁ。と感じます。

  2006.01.26

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  白夜行

  ドラマで白夜行 が始まってしまった・・・。東野圭吾さんの本が読みたいと思い続けていますが、なかなか読めず。この白夜行も読むつもりです。でも、ドラマが始まって、かなりあわてています。ドラマのＣＭや紹介などを見ると、すごく気になって、見たくて仕方がないのですが、本を読むまで、見るのは控えます。自分の決め事として、ドラマ、映画で、気になる作品は「先に小説を読んでから見る」というルールを作っているので、歯痒いけど、見ないよう、我慢しています。東野圭吾さんの読みたい作品他容疑者Ｘの献身変身東野さんの面白い作品、紹介してください。

  2006.01.21

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  ガキ使い

  泣く子も笑う毎年楽しみな番組。ガキの使いスペシャル「笑ってはいけないシリーズ　温泉旅館の旅」を購入。ダウンタウンをテレビで見るたびに母が「あぁ～笑ってはいけないが見たいわぁ」というので、親孝行？しました・・・。（というか、個人的にも欲しかった。）てぃうか～超高いんだけどぉ～。罰ゲームＤＶＤ。名作、傑作トークいらないからぁ、罰ゲームオンリーで、売り出して欲しいって感じぃ～～。（↑若者口調で読んでください。）「温泉旅館」を選んだ理由は、「シッコク、シッコクが見たかったから・・・。」母は第一回の「肝試し」を欲しがっていましたが、本当は、私の注文ミスです（涙）

  2006.01.16

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  リヴァイアサン

  道端で一人の男が爆死した。豪雪の日に出会った親友。彼も主人公も作家。彼の妻は、主人公の初恋の女性。天真爛漫な写真家の女性。千枚舌の美女は、写真家の友人。そして、主人公の家族。以上が物語の基礎となる登場人物。生きる上で、選ぶべき選択はあるが、振り返れば、人生は一本道。物語はあらゆる出会いと、別れ。それらの人々の境遇によって、印象が変わる。気さくで明るく、羨ましいほどの才能を持った親友が、何故、爆死しなければならなかったのか。物語を読み勧めると、身勝手な振る舞いをする人に、翻弄され苦しむ人達出てくる。皆悪いが、誰も悪くない。大きな問題の底辺には小さな、罪の積み重なりがある。公認や自由を着飾り、好きなように生きているようで、彼等は、罪悪感や良心の抑圧に耐えられなかったのでは、ないだろうか。自由とは、良いようで、悪いと感じました。リヴァイアサンポール・オースター柴田元幸　訳※タイトルに引っかかった方ごめんなさい。この作品のリヴァイアサンとは「絶対的権力を持つ国家」に関する書物の影響だそうです。(。・。＋)(。-。-)(。_ _) ..zzZZ

  2005.12.18

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  フォロウィング

  フォロウィング メメント の監督に興味を持ったので、上の作品を見ました（昔）。製作国 ： イギリス 監督、製作、脚本、撮影： クリストファー・ノーラン １９９８年作製なのに、白黒。登場人物もごく僅か。音楽無し。二度見たくなる作品です。作家志望の男は、情報を収集するために、町で出会った人を追跡する日々を送っていた。相手の素性が解れば、終了。しかし、ある男に追跡がばれてしまう。その男とつるむようになると、主人公は事件に巻き込まれる。サスペンスです。主悪となる人物は完全犯罪を行う。その手口が、スゴイ。モノクロだからこそ、内容の深さ、撮影方法に十分こだわった作品でした。あるセリフが私には、印象的でした。「男女問わず誰でも、箱を持っている。」菓子箱、宝石箱、靴の箱・・・。中身を見れは、その人物像を把握することが出来る。自分が持っている箱。霧しな蕎麦の空き箱。サッカーに関する宝物が入っています。

  2005.12.13

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  ホムンクルス

  久々に漫画を購入しました。山本英夫さん の漫画のぞき屋 殺し屋１ は読み込んでいたので、楽しみだったホムンクルス 。山本さんの漫画は現実味がある。知らない世界をとことん追求していく展開に、引き込まれます。ホムンクルスは今までにない人の心を探る話。でもやっぱり「ありえる」ような世界。自律神経と副交感神経意識と無意識その働きは、自分コントロールしていない部分がが多い。人の表情や小さな癖に現れる心の変化。人が支配されている自分のトラウマ。そういう目に見えないものを具体的に描かれている。人間の心理や行動を研究しているなぁ。この作品を読むと、周囲の人の見方が少し変わるかも

  2005.12.11

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  図書館で借りました

  海猿１～６ （漫画）「映画化された」という知識しかありません。揃っていたので、借りてみました。ダ・ヴィンチ （雑誌）毎月借りている雑誌です。面白そうな本はチェック。アンデルセン童話集 友人から頼まれた仕事の資料です。児童コーナーで、探すのに苦労しました。恥ずかしかった（汗）夢中で読書する小学生発見。嬉しいねぇ。本を読むことは、いいことだ♪今のうちに沢山読んでおきなさい。大人になると読む時間がなくなるんだよぉぉぉぉ

  2005.12.06

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• ムーン・パレスにギャフン

  途中まで読んで書いた日記 の続きになります。天涯孤独になり、お金もなくなり２３歳（？）で浮浪者になる。友人に助けられ、愛する彼女をＧｅｔ。ついでに住み込み三食付きの仕事を手に入れる。が、仕事は偏屈爺さんへの朗読と会話。爺さんが死ぬと、大金を手に入れる。優雅な生活。太った大学教授と知り合うと主人公の偶然的な人々との出会いが運命だと知る。あらゆる人が、自分と何らかの関わりがあることが判明。そして、教授と「ある目的」の為に旅に出る。と、そんなお話です。悩める青年の苦悩する日々を綴った青春小説と、思っていたのに、最後の最後で、ギャフン。なんと、これはコメディーでした。ガックリして、小説を思い返せば、確かに笑いどころ満載。真面目に読んでいたのに、裏切られた気分。苦笑こんな小説もあるんですね・・・。なはははは・・・。冒頭に書かれたジュール・ベルヌの言葉「何ものもアメリカ人を驚かせることはできない」意味の有る言葉でした。ムーン・パレスポール・オースター

  2005.12.05

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  「リアル」井上雄彦さん

  スポーツは楽しい。素晴らしい。面白い。努力、根性、持続、達成、自信・・・身を通して教えてくれた。「リアル」 を読み終えて、心臓をえぐられたような気分。あまりにもリアルすぎる・・・。久しぶりに、情けない自分に涙が滲み出た。

  2005.12.03

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  噂の白石さん

  今話題の生協の白石さんを読みました。正直「ハッ（笑）流行なんぞに、乗るかぁ！」と、いつも流行本は読まない派ですが、４２歳の友人♀から「面白いのよ～。バストアップの話に爆笑しちゃった！」とお勧め本のメールを頂き、「あのお方が面白いというなら、読むべきかな？」と思い、図書館にリクエスト♪読み終わって、２０歳♂にメールで教えてあげると、「鋼の剣１００本」と返事が来ました。（笑いのツボを極めているなっ！！）心温まる作品でした。生協とは関係のない質問に、真面目に答える白石さんに脱帽。真面目に生きていると、何か良いことあるんだなぁ。と思いました。年末年始、コタツに入ってのんびり読む事を、お勧めします。

  2005.12.02

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  お勧めコメディー映画は？

  ＤＶＤを購入することになりました。（ハウルの返金があるので、それを利用して）どういう映画がよいか母と話合い。どうせなら、笑えるコメディーが良いと、意見が一致。（ラブロマンスは母が大量に仕入れているので×）アバウト・ア・ボーイ ブリジット・ジョーンズの日記 東京物語 も提案されましたが、ブラックジョークやろ？と、却下（良い作品ですが）あと、私の提案したタンポポ はコメディーじゃないと言い張る母。タンポポは見る人によって印象に残るシーンが違います。私の場合は「死ぬ前の母親が家族に作った最後のチャーハン」友人は「作法教室の奥で音を立ててスパゲッティを食べる外国人」「接待食事で、一番下っ端がメニューを読みあげるシーン」「ラーメン屋を作るのに体力強化をするシーン」ｅｔｃあれこそ最高のコメディーでっしゃろ？何か面白いお勧めコメディーありませんか？

  2005.11.30

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• ノッティングヒルの恋人♪

  経営状態の悪い小さな書店のオーナー。頭のネジがゆるいルームメイト。妻は遠い昔に去った。そんな幸せとはいえないけど、友人たちに囲まれて、平凡な日々をおくる。突然舞い降りた女神と恋に落ちる。彼女は僕のものにはならない。彼女は誰もが知るハリウッドスター。海の向こうでは仕事が待っている。彼女に会うたびに、僕の心は傷つく。彼女のことを忘れようと努めても世界がそれを許さない。どこに行っても彼女の写真、映画、看板・・・。シンデレラボーイストーリー。男性の為に作られた映画。そこまで、会うこと出来ない状態で、いつまでも彼女への思いを引きずることができるのかな？なんて思うし、ラストの展開に、「えぇ～～。」とビックリしてしまう。現実的な友人たちが、主人公を傷つけないように言葉を選んで話合う。正しい答えを知っているのは馬鹿なルームメイトだけ。ヒュー・グラントの出演する作品は面白いなぁ。恋愛映画に必要不可欠な彼。大好きです。あの母性本能をくするぐ、目が良い♪ノッティングヒルの恋人

  2005.11.29

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• ムーン・パレス

  お月様が綺麗。なんていう本じゃありません。主人公を育ててくれた伯父さん。彼の楽団の名に似ている「ムーン・パレス」という看板が窓から見えるマンションの一室。天涯孤独で、自暴自棄。残してくれたお金はあっという間にスッカラカン。極貧生活で無事大学卒業。思考能力もあやふやで、骨と皮だけの人間になってた。助けを求めるため、友人宅へ行ってみると、知らない人が住んでいた。そこで出会った「生き別れの妹」。ただ同じＴシャツを着ていただけの、偶然だったんだけどネ。まだ６０ページしか読んでいません。無気力、形見の品も売りつくした。現時点で主人公に残ったものは、「ムーン・パレス」の空間と、「生き別れの妹」のみ。ムーン・パレス ポール・オースター前に書いた、幽霊たち に繋がる話です。

  2005.11.24

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• 冬の読書

  苦手な冬に近づいています。外出の際、必ず本を持って出かけるのですが、外で読んでいると、指先がかじかみ、本を持つのが辛い。手袋をしてページを捲るのが大変。布団の中での読書。幸福の一時ですが、手が冷えて眠気が覚める。ハードカバーだと、持っているのも疲れますね。読書に限らず、書類作成時や、パソコンを開いている時、手足が痛いぐらい冷える。前までは炬燵でノートを開いていたのですが、ダラダラして、部屋が散らかるため、気合を入れて、机で作業をするようになりました。間違いだったのかな？冬になると、動きが鈍くなるし、人間の本能？脂肪が蓄積されやすくなる。は～～～。大好きなミカンは我慢しないと・・・。（果物は太らないと言われますが、私の場合、食べ過ぎるので、果物の摂取量がそのまま体重に反映。）

  2005.11.22

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  Ｄ－ＬＩＶＥ！！皆川亮二

  漫画は友人宅、図書館で読むものと思っている私ですが、皆川亮二さんの作品は別格。初めて読んだＳＰＲＩＧＧＡＮに感動。遺跡発掘や世界の謎に挑む物語。格闘シーンの美しさにホレボレ。「ムー」愛読の妖しい教師と話が盛り上がりました。ＡＲＭＳややこしい話に、翻弄されながらも、必死で読みました。この作品から皆川さんの描く格闘シーンのリアルさや面白さのレベルが上がり興奮。最後の巻で、登場人物の一人がセリエの選手になっていたのは嬉しかった♪Ｄ－ＬＩＶＥ！！漫画から遠のいていました。モトＧＰやＦ１などモータースポーツを深夜見ていたので、この作品を知ったとき（７巻まとめて）大人買い。会社からバイク通勤が認められなくなり、已む無く手放すことに・・・。落ち込んでいた時期だったので、この作品に元気付けられました。主人公が人間離れした、ドライブテクニックを見せてくれるたびに、むちゃくちゃだーーー。んなことできるかぁ。とツッコミながらも、それを見事な描写で表現する皆川さんの画力になんとなく、納得・・・。「次はどんな乗り物に乗るんだろう？」と新しい話のたびにワクワクします。もちろん格闘シーンも美しく繊細に描かれています。現実に有りそうで無いミナガーワールドにはまりっぱなしです。　　　　　　　　　　　　

  2005.11.21

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• ハウル対サッカー

  知識のない者同士の喧嘩。今日「ハウルの動く城 」が届きました。さかのぼること１０月１６日兄に頼まれジブリに興味のない（非国民？）私が注文したのが、間違いの始まりでした。１１月１６日（発売日）「一緒に注文した本が納品されないので、１月まで待ってください。」と某ネット会社からメールが・・・（楽天じゃないよ）。本をキャンセル。１１月２０日「ハウルはまだか？」と怒りを伴って兄が来る。昼過ぎに我が家へハウルが届く。箱を開けてビックリ「ドルピーデジタル、ＤＴＳ－ＥＳ対応じゃない」と兄激怒。なんじゃそりゃ？どうやら兄希望の品と微妙に違うらしい・・・。兄が確認しながらハウル を再発注。現在手元にあるハウルは返品。ガンバの試合観戦中、兄が愚痴をこぼす。「サッカーって衰退しよるやろ」「観衆入りよるんか」「サッカーって税金の無駄遣い」など、ハウルの腹いせにサッカー批判。売られた喧嘩は絶対買う私も反撃。「音の違いなんて、素人にはどわからんやろ」「いい歳して、アニメマニアってどうなん？」「ハウルって不作やったんやろ」「アニメなんて一度見たら十分やろ」お互い違う土俵で無知な喧嘩。言いたい放題。ガンバ負けちゃった・・・。でも良い試合でした。セレッソが２位浮上。大阪対決、面白くなってきました。ダークホースセレッソ、勢いに乗ってこのまま優勝・・・？ガンバ・・・根性で逃げ切って欲しい。サッカーを教えている姪が、テレビ観戦中一緒に応援してくれたのは、正直嬉しかったです。

  2005.11.20

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  いい人になる方法

  貴女ならどうする？ポイントは作家は男性というところ。主人公である妻（医師）が生計を立てている。旦那はフリーのライター　兼　主夫。子供は女の子と男の子。旦那はいつものとおり、テレビを見ながら、有名人を罵っている。浮気をしてしまった妻。後ろめたいけど、甲斐性無しの旦那に嫌気が差してしまった心の隙間を埋めるため、なんて自分勝手な解釈。そして、離婚を請求する。それをきっかけに旦那の態度に変化が。愚痴もこぼさなくなる。旦那の社会貢献活動が日を追うごとにエスカレートしていく。家でチャリティーパーティーを開くと言い出す。（止めてよ！）ストリートチルドレンを家で預かる。（勘弁してください。）子供のゲーム機を寄付する。（息子ブチ切れ）家は裕福だから、貧しい人におすそ分けすれば良いだろ？と旦那。（家よりもっと裕福な家だってあるでしょ？）「ママ　ボランティアって良いことでしょ？」確かに悪いことではない。でも、家が犠牲になるのは辛い。娘の純粋な質問に、戸惑う。旦那は宗教者のごとく、平和を愛し、怒ることを忘れる。そのストレスが妻に積み重なっていく。家族に亀裂が走り始めるが、旦那のしていることは悪いことではない。止めて欲しいが、娘が旦那に加担している以上、責めれば妻は悪者、強欲者になってしまう。旦那に一体何が起こったのか？旦那の変化を期に、現在の旦那と、出会った頃の旦那を比較し、お互いの良いところ悪いところを一つずつ考え直す。私が読書で、声をあげて笑ったのは、この作品が初めてです。私の大好きな作家ニック・ホーンビィ（英国）映画化された「アバウト・ア・ボーイ」は有名ですよね？彼の作品はほぼ全て映画化されています。この作品も近い将来映画化されると思います。（だって面白いんだもん）是非読んでください♪笑ってください♪いい人になる方法

  2005.11.14

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  小判商人★セメント・ガーデン

  ヤッタネ！画像をクリックすると、別窓が開けるようになりました。少しは役に立つブログになったかな？小判商人：平岩弓枝「御宿かわせみ」シリーズです。 時代劇ものを読もうと思い、最近売れている本作を選びました。人情小話（ショートショート）が７本。読みやすい作品でした。意外な展開が楽しめました。セメント・ガーデン：イアン・マミューアン（宮脇孝雄訳）　※ブッカー賞とは、その年イギリス（旧植民地領土）でもっとも優れた　　長編小説に送られる賞。　　小説に対する社会的関心を喚起するために創設した賞。　　毎年９月に５点選ばれ、１０月に絞られた１作品が受賞するもの。　　候補に選ばれた作品も、面白いものばかりです。本作はブッカー賞受賞作家ということで、読むことにしました。家が取り上げられ、施設に送られることを恐れた４人兄弟が、母親の死体を隠し生活を維持しようとする。舵を失った船のごとく、兄弟の精神は異常をきたし始める。自由を得た子供たちは、好き放題やりたいことをする。長女の外出が増え、長男は脱力し、腑抜け状態で考えることは姉妹への近親相姦。次女は部屋に引きこもり、幼い次男は胎児化。孤立化する兄弟住居の異常に、社会は気付かない。一見邦画の「だれもしらない」を連想するが、この作品の兄弟には、お金と家があるところが違う。楽園と思える生活も少しずつ濁りはじめる。 著者の文才がすごいです。読みはじめると途中でやめられない。主人公の長男は変貌する生活を、淡白な表現で語り続けるが、読者は、早く彼等を助けてほしいと思いを募らせページを捲る。

  2005.11.10

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• 図書館がぁぁぁぁ

  昨日図書館へ行きました。私が住んでいる町の図書館は良い環境でしたが、館長さんが変わり図書館も変わってしまいました。。前館長さんの場合本の並べ方は、ジャンルごと二階は幼児本のみ静かで質素な館内朝７時３０分から夕方６時までの開館現在は本は作者名で並べる。好きなジャンルの本を探すのが、少し手間取る（作者で本を選ぶ人にとっては便利です）一階にも漫画や絵本を移動させたため子供がウロウロ。テーブルの上に、折り紙の創作品や、お勧めの本（絵本を含）を広げられている。調べ物をするとき少し邪魔。館内は童謡やクラシックのＢＧＭが流れる。きっちり、朝９時から夕方５時までの開館。今までの図書館に慣れてしまった私としては少し、戸惑っています。通勤途中に寄れなくなったのが、痛い。時代の変化でしょうね。本屋と同様、有名作家や話題の本ばかり。手芸、料理などの本（雑誌）の棚は溢れんばかりに並んでいるのに、私の好きな海外書籍は減りました。漫画が増えた。子供を図書館に呼ぶために、増やしたそうですが、携帯やゲームで遊ぶ子供が増えてもなんだかなぁ。漫画も借りたいけど、いまだに貸し出しカードを使用しているため、本を借りた人の名前が残るので借り辛い。それ以上に、館長と、司書さんの仲が悪いらしく、少し険悪ムードが館内に広がっています。館長さんが（展示やイベントに）頑張るのはいいんだけど、本の貸し借りに影響するほど頑張らなくてもいいんじゃないかな？と、思うこのごろです。

  2005.10.27

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  運命ではなく★強制収容所の少年

  強制収容所アウシュヴィッツに送還された少年の話。運命ではなくケルテース・イレム（著：０２ノーベル文学賞受賞）岩崎悦子（訳）強制収容所という言葉に対して私たちのイメージは最低なモノ。ユダヤ人を意味もなく否定し差別した。ドイツの歴史上一生消えることのない血塗られた染みを作った。今まで読んできた「強制収容所」関連の本は、あまりにも悲惨でしたが、この作品は違います。主人公の少年は１４歳。強制収容所の知識はなく、みんなが来いといわれたので来てみたら、大変なことになっちゃった。収容所に入った時点で将来絶望と人生に終止符を打つ大人たちに対して、少年は明るい。どういう風に工夫すれば労働で楽が出来るか、水のようなスープはどういう風に食べると腹持ちが良くなるかなど、ポジティブに生きるための知恵を使う。共に収監された友達の心配をしたり、両親の心配をする。ドイツ人、ユダヤ人という問題点を指摘する大人たちに対して、少年のドイツのイメージは「まじめで几帳面で仕事熱心」という、現代の私たちがもつのもの同じ。途中、生きることが困難になり、自暴自棄になったとき、少年を救うために仲の良いおじさんが助けてくれる。それに対して腹をたてる。人のうわさ話ばかりが一人歩きする収容所ないで、少年は自分の目で見たもののみを観察し続ける。淡々と思ったことを素直に語る読みやすい作品ではあるが、哲学的な考え方がところどころで私をひきつける。どのような過酷な生活の中でも、ポジティブに明るく垢抜けて考える少年から教えられるのは、どのような状況に置かれたとしても、人は絶望することはない。強制収容所は地獄だといわれるが、その中にも幸せはある。でないと、人は生きることができない。地獄というものはほんの一瞬あるが、それが続くことはない。食事があるし、寝ることも出来る。体がいうことを利かなくなり自分の力ではどうしようなくなったとしても、助けてくれる人がいる。主人公を本当の意味で助けてくれたのは「時間」。辛いことが１０秒続いたとしても、次の１秒からは少し楽になる。とても読みやすい作品でした。読みやすいのですが、奥は深いです。今を生きる自分に得るものはたくさんあります。今辛いときがあったとしても、新たに待ち受ける１秒のために自分には何が出来るか、どう備えるかによって現状から近未来が変えていくことが出来る。↓参照http://item.rakuten.co.jp/book/1581140/

  2005.10.24

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• 教えてください。スイッチの本

  全ての物事はスイッチで始まり、スイッチで終わる。１８歳の坊やに教えてもらった本です。スイッチの本。何も考えず、ただスイッチを押すだけで自分の思い通りに何でも操れる。ゲーム、パソコン、テレビ、照明あらゆることをスイッチを押すだけで簡単に操作できることは果たして「便利」という一言で終わらせて良いのか？スイッチによる子供の心理に関わる危険性とはどのようなことが考えられるのか。スイッチからあらゆることを考えさせられる本。らしいのですが、そのタイトルが解らない。作者もわからない。ネットで検索しても、探しきれない。誰かこの本のタイトル解りませんか？？？もう一つは、天才落語家古今亭志ん生師匠の『 なめくじ艦隊 』彼の半生が綴られている一冊です。落語家の本を読んだことはありません。落語は聴くけど、それほど深入りしたことはありません。毎週ラジオ放送を聞く程度の浅く膝下まで浸かっている状態。落語家の人物を知りたいと思ったのはこの人が初めてです。テレビで取り上げられ放送していたのをなんとなく見ていました。違いますね。落語の質っていうのかな？一観客としてほかの落語家さんと聞き比べると、客に気を使わない落語。我が流でさらさらと流す。ひとりでさらさら流れていますが、客が話しに乗ってきて笑い出すと、その流れが大きくなり、小さな小川が大河になるって言う感じ。日本の激流とは違うんですよ。ヨーロッパに流れる静かに波打たず、まるで湖のようだけど、水中ではちゃんと流れがある。そういう落語でした。付いて来るなら付いて来ればいいけど、来ない奴は別に来なくてもいいよ。というそっけなさがあるけど、ちゃんと笑いの間は取ってくれる。お客さんも笑いはするけど、続きが気になる。静かな会館に響く師匠の語りと師匠に気を使う客のやりとりがなんとも微笑ましい。器の大きさを感じ取ることが出来ました。すごい人。是非師匠の本が読みたい。師匠の考え方を知りたい。得るものは大きいはず。二冊とも図書館には無いし、近くの本屋にも無いと思います。とりあえず、その本と出合う機会があるまで、のんびり待ちたいと思います。こっちが読みたいと思っていたらその内ひょっこり出てくるでしょう。あと、前にアンソニー・ホプキンスとニコール・キッドマンが出演した作品。「白カラス」という映画の原作が読みたいです。フィリップ・ロス著『ヒューマン・ステイン』正直読みたい本なんてキリがないです。

  2005.10.20

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  ３×３ＥＹＥＳから本屋事情を考える

  普通の生活をしていた高校生が命を抜かれ、不老不死になる。彼の命を預かるかわいい二重人格の女の子（妖怪）を守り、人間になるために冒険をするお話。アジアを中心に妖怪退治をします。３×３ＥＹＥＳ作者　高田裕三久しぶりに実家に帰ったので、漫画でも読もうと本棚へ。馬鹿みたいに漫画ばかりが乱雑に並んでいます。目に留まったのが「３×３ＥＹＥＳ」兄が集めていた本です。とりあえず３０巻まで確保。読み始め止らない。途中抜けている箇所が気になる。古本屋へ直行。抜けている本は見つかりましたが、なんと４０巻まで出ているではないですか。仕方がないので、古本屋であるだけ購入。３５巻、３８巻が見当たらない。本屋へ行っても見つからない。３×３ＥＹＥＳ自体が無い。数店廻りましたが、一冊も無い。本屋にある漫画は流行のものしかないんですね。知らなかった・・・。ネットで購入しました。本を買うのにネットを使う割合が増えています。本屋に行っても欲しい本が無い事が多いし、古い作品も見つからない（当たり前か）。本屋で取り寄せてもらうのも面倒臭い。店員とのやりとりとか。購買率の低い本は場所をとる。だから売れるベストセラーばかり並べている現在の本屋はいかがなものか。小説などの文庫本も売れる本ばかり目立ち、欲しい本を探すのは一苦労。狭い背表紙に書かれているタイトルや作者名を探すのは大変だけど、結構好きです。本探し。たまに、雑誌や文庫本で座り込んで読みふける人が居ます。ちょっとじゃまだけど、自分も気になる本を見つけると同じことしてます（反省）。本屋によっては、著者名、タイトル、出版社を言っても探してくれない人がたまにいます。「今並んでいるものしかありません」そりゃ解るけど、一緒に探してくれてもいいんじゃないかな？別の本屋では「石を蹴ったら当たるぐらい本屋はあるんだから、（自分で）探してください。」と見捨てられたことも。営業する気があるのか？ただのアルバイトだから知ったこっちゃない？そんな人ばかりでなく、電話で近くのチェーン店に連絡をとり、「○○店に在庫があります。お取り寄せしましょうか？」と親切に接客してくれる方もいらっしゃり助かります。漫画を読むだけなのに、何日かけたやら。一冊読むのも結構時間がかかります。３×３ＥＹＥＳアニメ化されてたんだぁ。小説版まで出ているとは知らなかった・・・。↓

  2005.10.19

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  ★★プラトーン★★

  久々にＤＶＤ観賞しようと思い母のコレクションを拝見。あれやこれやと古い作品がいっぱい。気になったのが「プラトーン」有名な作品だし、前にテレビでも見たことがありますが、テレビだと、カットされていたり、ＣＭが邪魔だったりで見にくい。映画は何でも好きですが、戦争映画の緊張感が好き。部屋の電気を消して、早速拝見。なんちゃらかんちゃらのスピーカーがたくさんあるので、音がリアル。外の音か、映画の音かわからない。戦争の残虐さ、愚かさ。罪無き人が被害をこうむる戦争がばかばかしい。戦っている本人達も極限状態で精神が追い詰められ、理性崩壊。この映画で伝えたかったことは「戦争はするもんじゃない。関わった人全てが被害者となる」見たいな事なのに、ベトナム戦争の過ちをまた繰り返すアメリカ。イラク戦争は二の舞。たとえば、お隣さん夫婦が喧嘩して、それに加勢して喧嘩を止めたとしても、本人たちが納得する結果は得られない。プラトーンのような素晴らしい作品を作ったアメリカが、またイラクという他所の大陸で戦争をする。いつだって自分の敷地では喧嘩せず、自分たちの安全を確保した上での正当化した戦争をする彼等ってやっぱり厚かましく、自己中心的だなぁ。それよりも！！我が目を疑うジョニー・ディップ。今よりふけてる。ハリウッド不老術。メグ・ライアンも怖いぐらい若々しい。日本人俳優（女優）にもいえることですがね。

  2005.10.18

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• 文芸賞★１５才

  第４２回文芸賞に三並夏（みなみ・なつ）さん（１５）が選ばれました。おめでとう！最近文学の世界で若い世代が頑張っています。綿矢りささんらの１７歳金原ひとみさんの２０歳もちろん若い読者を増やすという目的はわかるけど、最近の受賞作品を読むと、文字が少ない。シンプルに構成され淡白。登場人物が少ない狭い世界。その中で、人をひきつけ最後まで読ませる力は本物。だけど、読むのに１日もかからない。主人公の心中や何気ない生活を無駄を削り、美しく繊細に並べられる文章力は素晴らしいと思います。が、少し物足りない。読書仲間の４０代の女性は「確かに面白いけど、買うほどの本じゃないよね。」と感想を述べる。私も同感。若い世代を対象にした受賞や、（本を買う割合が高い）女性をターゲットにした受賞に戸惑う。少し前なら１０代は圏外、２０代なら「あと１０年待った後、良い作品を作り続けていたら受賞させよう」という風潮があった。今は大衆から注目を浴び、選ばれ受け入れられる作品（作者）が基準になっているような。悲しい状況。受賞などしなくても良い作品はいくらでもあります。そういう作品と若手の受賞作を比べると、やはり何か物足りない。若い世代だけでなく、５０代の母や４０代の友人は意外と彼女たちの作品を受け入れ「『蹴りたい背中』の彼女の気持ち良く解るわぁ」と楽しませているのも事実。若い世代が受賞することで、「自分もやればできるのでは？」という夢や希望を与えることは良いことだと思います。彼女たちの今後の活躍に期待したいと思います。さてさて「平成マシンガンズ」はどんな作品かなぁ。

  2005.10.17

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  土の中の子供★ＮＨＫにようこそ！

  土の中の子供　著者：中村文則ＮＨＫにようこそ！　著者：滝本竜彦最近ネガティブな本が増えている。私が選んでいるだけ？先の読んだＮＨＫにようこそ！面白かったです。ハイテンションでテンポよく進む、コメディー。友人と共に自分の世界へと溺れていく。引きこもり生活の描写が痛いほど、身に染みる。周囲をマイナス思考で切り、自分も落とし込んでいく。自暴自棄で自己中心的な考え方が面白い。読み勧めるうちに、だんだん恥ずかしくなっていく。こんな話とは思っていなかった。最後の締めも、期待を裏切らない平和な生活で、一安心。見えない敵を作り出し、それに立ち向かいたい気持ち、誰かを殴りたい気持ち、共感できます。土の中の子供図書館で借りました。貸し出しカードの名前を見ると、一番最初に母の名が・・・。母の感想は「私、虐待とかされたことないから、わかんない」。主人公の心を旅する。彼の冷たく黒い心を溶かすように、物語は進むが、暗闇に包まれた世界はモノクロ。彼の過去が少し溶け出すと、新たに現実の出来事が心を黒く塗り固めていく。話は彼の過去と現在を交互に進む。同姓中の女も心に深い傷を持っている。生きることを望まない彼等。未来への希望を自分への不安が、人生を少しずつ細く、歩きにくい道にする。展開の起点は女の怪我。自分が女を助けるため行動を起こす。女は拒みながらも、主人公の存在感が心強くなりはじめたとき、互いに支えあわなければ生きていけない現状を受け入れる。自分が生きていくのは辛いが、生きる理由があれば、生きやすくなる。明日も見えなかった彼に、やりたい事、知りたいことができる。それは希望などという輝かしいものではないが、生きる上で彼等にとっては重要な心の支えになる。（土の中の子供より「蜘蛛の声」の方がぞくぞくして面白かったです。）二つの作品を読み比べると、どちらも自分の世界が中心。人と接触したくないが、触れ合わなければ、生きていけない。それが望んでいないが、現実の自分を捨て、リスクを背負わなければ、何も変わらない。主人公たちが怯えているのは、他者ではなく、自信のない自分。自信に満ち溢れた人など、あつかましくて、嫌気がする。それは自分の劣等感から生まれるもの。ＮＨＫ～の強がりから自分を隠し続ける男と土の～の自分詮索されたくない男。話の重みは違えど、二つの作品は似通った部分があると感じました。

  2005.10.13

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• 幽霊たち

  登場人物の少なさと展開の少なさで、ここまで話を盛り上げ、ひきつけてくれるのは著者の哲学的な人物観察力が生かされているため。幽霊たち著者　ポール・オースター（Paul・Auster）1947年生翻訳　柴田元幸本を選ぶ場合、なるべく欧州著者を選びます。仏、独、英が中心。特にフランス人の作品は季節を美しい言葉で綴り、内面に絡め風景が身に染みてくる感じが好きだから（行ったことはないけど）。アメリカ人の作品は、季節は説明するものの基本的に人物の内面重視。サリンジャーもそうですよね。アメリカ人っぽい作品。この作品に登場する人々の孤独と不安が妙に同調できて、読み込ませてもらいました。登場人物名をカラーで表現する割には、頭の中で広がるイメージはモノクロ。人物の顔もあまりイメージできないというか、そんなもの不要。話は、主人公が一人の人間を監視するというシンプルなもの。監視する理由はわからない。理由がわからない上、期限もわからない。ただただ月日が流れていく。監視対象もまったくもって変化の無い日々を送るため、若い主人公は狭い部屋の中で閉じ込められた状況に不安と嫌気がさしてくる。そして対象人物への感情が一刻ごとに変化していく。何故、主人公が何の変哲も無い生活を送る男を監視し続けなければならないのか。彼女とも別れ、現実世界から孤立した主人公はどうなっていくのか。

  2005.10.06

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• 古本屋へ・・・？

  弟宅へ行くと、漫画が山のように積み重なっていました。うーん弟の許可をとっていらない本の仕分けをしましたが、あまりにも汚い・・・。どうしてせっかくお金を払って買った本を無造作に扱うんだろう。「これは売れる」「これは廃品回収へ」と仕分けると、売りに行く漫画だけで箱いっぱい・・・。こんなの引き取ってくれるのだろうか？というか、私が持っていくんだけど、ヤング系から少年漫画まで幅広く「男臭い漫画」ばっかり・・・。ちょっと恥ずかしいなぁ。持って行くだけならいいけど、引き取ってくれなかったらもっといやだなぁ。家の本棚にあるいらない漫画だって売りたいんだけど、持ち主が家にいないから、売るに売れず、あの大量の漫画を処分すれば、部屋の中も広くなるのに・・・。家の中って「また使うかもしれない」「また読むかもしれない」って「かもしれない」モノがあまりにも多すぎる！！。

  2005.10.01

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