配信業って食えるの??
【インターネットの不思議な稼ぎ方 配信業】ユーチューバーと並んで不思議な稼ぎ方で生計が成り立っているもの・・・それが「配信業」である。ちゃんと言うと「インターネット配信放送業」とでも言うのだろうか。「ツイキャス、ニコ生、ふわっち」などが有名なポータルで、そこに「配信枠」を取って自分の放送をスタートさせる。ひと枠(1時間~3時間 決まりはない。自分の好きに決められる)の中で、リスナーがチャットでコメントを打つのに反応して話を返して盛り上がったり、「ディスる」(ほかの配信者の悪口を言う)などすると、ディスられた相手が今度仕返しに、「電凸」「リア凸」など反撃してきて盛り上がる。基本は「生放送 ライブ」である。去年の末なんか、ウナちゃんマンという人気配信者のマンションにアンチがリア凸して、バールで玄関の扉を壊す・・・などというとてもおっかない、ほとんど事件に似たことも起こるが、ここが、「インターネットだから」離れて覗き見するには、少々過激なほうが面白かったりするので、さらに人気がでる。・・・さて、こんな配信をしていて食えるのだろうか?ところが、有名どころになるとしっかり食えるのである。先発した「ツイキャス」には直接の集金の仕組みはないが、その場合はツイッターなどを使って振込口座を書いておくと、けっこうサポーターから入金があるようだ。後発のポータルは、最初から「集金できることを前面に」出している。アイテムによる投げ銭方式なのだが、たとえば「お茶」を投げたり「風船」を飛ばしたりして、配信主を応援する。「ふわっち」で花火が上がると、リスナーは『1発1080円』支払い、そのうち配信者には半分が入るが、人気どころの配信者になると、1枠で「50発以上の花火」が上がることも珍しくない。1枠で25,000円以上になる。では、どんな人に人気があるのか?を見ていると、最初に気が付くのが『素であること』だ。作り物ではいけない、長い時間続かない。見透かされてしまう。人気配信者は誰しも素が面白い。次に『ちょっとこの人危ないんちゃうやろか・・』という雰囲気がある人に人気が集まる。ヤー系の危なさはたいして面白くなく、どことなく「危ない」感じのする人っているが、それが面白い。それで、ボクが最近よく見ているのが【 よっさん 】である。よっさんは、茨城県に住む30代半ばの男。彼は生活不能者で、うず高く積み上げられたゴミをバックに配信している。普段のよっさんは、ちょいディスがかりのコメが中心でたいして面白くないのだが、配信中のちょっとしたハプニングがいつ来るか?という期待をいつもさせる。その気はないと思うのだが、この期待感がたまらなく面白い。よっさんクラスになると、1枠で「花火が80本」上がったりする。こうなると、外で働く気にはさらさらならないだろうなと思う。花火が上がると「10分の1の確率で」<ジャグラーダンス>というのを踊ってくれるが、蛍光灯の下の粗末な部屋で、ニコニコ笑いながらダンスされると、非常にこっけいで面白い^^;ただ、ユーチューバーと一緒で全く先は見えない。そりゃそうだろ、その場限りである。10年後、あなたはなにをしているのですか?と問いたくなる。だから配信者はけっして溺れず、今一時的に稼がせてもらっていることに感謝しながら、それが無くなったときのことを考えておいてほしいものだ。最後は説教臭くなったが、いずれにしてもここへきて『時代は、これまでの常識では考えられない生計の立て方が、インターネットを通してできるようになってきた』と言えると思うし、そんなインターネットを無視したり、敵に回すのは賢くないやり方だろうな・・・と思うのである。よっさんの放送は翌日に、YouTubeでダイジェストが見られるよ★よっさん ニコ生2017/04/11にほんブログ村