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カテゴリ:ウイーン回想録
にほんブログ村 ヨーロッパでガラス工芸品といえば、イタリアのヴェネチアン・ガラス と、チェコのボヘミアン・ガラス。チェコからの代表的なお土産品と しても有名です。 ボヘミア地方に豊富にあるブナの木を燃やして、得られる炭酸カリウムを原料に 使うことで、カリウム酸化物の含有量が多くなります。その結果ガラスの透明度と 硬度が高い工芸品の製造が、可能となりました。 皇子がウイーン在勤中に、父がたまたま秋の叙勲を受けたので、そのお祝い の品としてボヘミアン・クリスタルガラスの花瓶を購入して、届けました。 その父も母も亡くなったことから、その花瓶はわての手元に遺品として今は あります。 グラインダーでガラス表面に文様を削りだす、伝統的な職人の技が特徴です。 500PKとは、 1923年にL・プロストジェドニークが、500番目に考案した カットデザイン。 レースカットコレクションの中で、ボヘミアクリスタルを一躍有名にしたデザイン で、光の反射が美しく繊細なレース模様は、クリスタルガラスの中でも最も 美しいと言われています。 日本大手磁器メーカーの N社が、クリスタルガラス製品を東欧の何処かの メーカーで OEM生産させたいとして、プラハに入ってきました。 チェコのあるメーカーを紹介し、彼等に同行して通訳を行いました。 ( 現在販売されている、N社のOEM クリスタルガラス製品 ) 相手の女性( 東欧では男女均等の労働条件ですから、対面する相手は女性の 場合が多いのです )が、ソーダライムから生産するガラス食器と、クリスタル ガラス食器を並べ乍ら、その違いや商品の特製について説明。 ( このクリスタル・ガラスは素晴らしいでしょう?! ) と、自画自賛するので、 ( いやあ~~、このクリスタルガラスは、確かに素晴らしい!! でも、 貴方の美しさの足元にも及びませんよ・・・) と、わてが言ったのだす。 勿論英語でですよ。こんな歯の浮くようなセリフは、日本語ではよういえまへん。 したら、喜ぶこと、喜ぶこと・・・帰りはエレベーター・ホールまで、見送り してくれました。 N社の人は、アウガルテンやヘレンドの食器の品質を、くそみそにこきおろして いました。N社のごとく機械生産マスプロの商品と、手作りの工芸美術品と 比較することが、そもそもお門違いとは思いませんか?! そういえば、知ってましたか???? ハンガリーの首都ブタペストって、ブタ地区(高台で王宮がある、高級 住宅街)と、ペスト地区(平地で商業地域)が合併して、出来たんだって・・ ブタ地区から眺めるドナウ川の流れは素晴らしく、< 東欧のパリ >と 呼ばれているそうです。 プラハでもブタペストでも、宿泊したホテルには日本人のツアー 団体客、ジジババがワンサカワンサカ。彼等は、ヘレンドの食器や ボヘミアンガラスを、バンバン買いまくっていくそうです。 中国人の瀑買いを我々は冷ややかに見ていますが、30年前は日本人も 海外で同じことを、やっていたわけですよ。 == 続く == ブログ村ランキング参加しています。 下の画像を応援クリックしてね ↓ にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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