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想い出は心の宝石箱に。。。

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2020.11.03
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カテゴリ:社会問題
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 つきまとい行為を警察が取り締まる事が出来ず、殺人に直結した​​桶川ストーカー​​

​​ 殺人事件を機に、< ストーカー行為等の規制等に関する法律>が、​2000年​​​​

 に制定されました。


​ しかし、警察は事件が勃発してから​​​​
犯人検挙​に傾注しているわけで、


 ​犯罪の予防​には​​
及び腰。相変わらず恋愛感情からくる、ストーカー犯罪が

 後をたちません。
  

 

 

 この件で想いだしたのが、皇子の​< みちのく便り >1997年4月号​の、

 記事。


​ 上司の陰謀にあって、岩手県​盛岡支店​に飛ばされた皇子は、取引実績や面談者

 などを記載する​
​業務月報​提出慣行に逆らい、みちのく便りと称する日々雑感の

 記事
を毎月提出。​



 これに対し社内では、賛否両論がありましたが、公文でなく私文とすることで、

 東北支社長が
これは面白いとして、応援してくれたのでした。

 

 その記事とは、

 

      ===========================

 

​​ 最近< ストーカー >なる言葉が、マスコミ誌上で話題となっています。​​

 要は< 恋愛妄想狂 >の事で、相手の意思・人権を無視し好きになった相手を、

 一方的に
追い回すことです。自分の願いがかなわぬと攻撃性を高め、あげくの

 果てに殺人事件にも
​つながるという、現代社会現象の一つにもなりつつあります。​

 

 

     画像      

           

 早速テレビがストーカーをドラマ化し、日テレ系列で< ストカー 逃げ切れぬ

 愛 >、
フジテレビ系列で< ストーカー 誘う女 >を同時期に放映スタート

 させ、先月で終了致し
ました。


 前者は、​渡部篤郎​が演じる眼科医が、< 芸能人は歯が命 >のコマーシャル

 で有名になった
​高岡早紀​を追い回す男性の話。後者は、三菱石油のコマー

 シャルで若者の心をときめかせた、
雛形あきこ​陣内孝則​が演じる、商社

 マンの家庭を恐怖に陥れる、女性ストーカーのドラマでした。

 


 男女それぞれのストーカーをどのように描いていくか、大変興味をもって同時

 並行的に見て
きました。結論から言えば、ストーカーとしては女性より男性の方が

 一般的であるのにも拘わらず、
< 逃げ切れぬ愛 >は状況設定・人間関係が

 極めて非現実的であり、渡部の熱演にもかかわらず、
​​いまいちドラマとしての

 成熟度に欠けていたとの印象。​​

 

 

   

 

 一方< 誘う女 >は、女性ストーカーというあまり例をみないケースを描いて

 いるものの、
その心理描写が現実性をおびており、毎回ストーリーがどのように

 展開されるか、面白く見る
​ことが出来ました。しかし、最終回の結末が平々凡々・

 陳腐な​ハッピーエンド​になった為、​
それまでのドラマに対する好印象が

 いっぺんに飛んでしまい、大変残念に思いました。

 

 小職なら、恋愛妄想の相手の陣内のちぎれた写真が、桜の花びらとともにはらはら

 と舞う中で、
雛形を死なせるエンデイングにしたかったです。


 何故、日本人はハッピーエンドのドラマを望み、安定志向からいつまでも抜け

 出せないの
​でしょうか?旧態依然として政治体制が存続しているのも、案外

 かかる日本人の​国民性​に​
起因しているのかもしれません。

  

      

           

 

 ストーカーになる原因として、FATHER COMPLEX・ MOTHER COMPLEX

 等の幼児体験があるそうです。誰もが青春時代には、< かなわぬ片思い >を

 経験致しました。
だからといって、相手を攻撃し・苦しめる行動にはでません

 でした。



 ストーカーという実力行使を含む心理の奥底になにがあるのか、一度覗いて

 みたいものです。

 

 夢の中でその恋を成就させるほど、若い世代には想像力がないからなので

 しょうか?それとも、
物質文明の中で育ってきたことから、己の欲するものは必ず

 手に入れるとして、自己の欲望の
おもくままに行動するところにあるので

 しょうか?



​ いずれにしても、​​現代の悩める< 文明病 >として、これからも

 ストーカー​​
は多発すること間違いないでしょう。​

 

 
      
       



  =================================

 

 

​ 23年前の執筆なのにさすが皇子、​切れ味鋭い​文章を綴っておりますがな。​

 でも、いくら私文とはいえかかる内容の月報を、本部長や部長を含めて社内で

 回覧させていた
その度胸、アホさ加減には、< 恐れ入谷の​鬼子母神 

 だす。

 


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Last updated  2020.11.03 12:41:04
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