想い出は心の宝石箱に。。。

　ムスリムの信仰行為＜　五行　＞の内、​礼拝​　（　サラー　）は​​聖地​メッカ​の

  方角に向けて、​一日五回​祈りを捧げます。


     ​​


　サウジ国内であれば、メッカの方角は解りますが、遠隔地にいると難しい。

   そこで、メッカを指し示す方位計付きの、携帯用絨毯などがあるところが、

   面白いですね。
　

         
       

       
​
　商談中でもお祈りの時間がくると、

​　（　ＭＲ、悠愛・・・外で待ってて、おくんなまし。）

​　と私は戸外に出され、店のシャッターを降ろします。


　中で、祈りを捧げているのでしょう、30分ほどしてからガラガラとシャッターが

　あげられ、再び中で商談が再開。何処まで話したかお互いに、忘れてしまって

　いるわけですから、また話を一から始めなければなりません。

　
　やっと、商談がまとまり、この内容でいいですねと再確認をすると、

​​（　インシャラア～～～～　）
​​

​　＜アラーの神の思し召しのますままに＞との意味で、イェスかノーか​判然と

　しない答えが恒です。従って、契約書にサインを取得しない限り、口約束では

　心もとない限りでした。

 

​　中東での買い物といえば、＜　​スーク​　＞と呼ばれる市場。元来は、​キャラバン

　の通る街外れに、定期的にたつ​交易市​のことでした。​現在では常設の、英語で

　いう＜　マーケット　＞と、同じ意味です。


　

​　
　特に、有名なのが＜　​​ゴールド・スーク​​　＞といわれる金の市場。
​

　当時は、日本のお祭りの屋台のようなしけた店でしたが、現在は上のユーチューブ

　で紹介されているような、立派な金製品の販売店が軒並み並んでいるようです。

　イスラムの戒律では、商行為そのものは推奨されていますが、​自由経済での

　常識である＜​金利​＞は不徳のものであるとして、これを戒めています。

　すなわち、預金金利という概念が存在しないので、金を購入する事の方が

　イスラム社会では受け入れやすい、​​資金運用​なのかもしれません。
​

　従って、宝飾品としての需要はさることながら、金市場が中東で活発なのは、

　資金運用手段としての意味があるからなのです。

　面白いのは、宝飾品であっても定価はなく、​当日の金国際相場　Ｘ　グラム数
​

​​　で、価格が決定します。但し、宝飾品は単に＜　​金​　＞。。。＜​　金​　＞。。。

​​　＜　​ママになっても金​　＞という感じで、デザイン的にはいまいちの

　商品が、多かったでしたね。

​　ともかく、アラブの女性は金が大好きで、指輪・腕輪・首輪・鼻輪など​金の

　宝飾品を、やたらめったら体中につけまくっています。

​　あっ、そういえば悠愛の、＜​　​丸に金​　​＞の腹がけを見て、
​

​　（　オー、マイ、ゴッド！！　ワンダフル ！！アメガフル！！）

  と、にじりよってきたぐらいですから・・・・


    


       　　　　＝＝つづく＝＝　　　　​​

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