モルデイブ 。。。
にほんブログ村 一陣の風、モルデイブの海に舞い、 キラキラと輝く、波頭を渡り、 繰り返す波のざわめきが、心地よい。 潮騒の響きに、置き忘れた君との想い出、 長い髪を風になびかせ、 頬笑みがやさしく、僕を包む。 あれから、行く歳月が流れ、 僕は過去の物語として、 君との想い出を反芻している。 ここでは、何もかもが、 ゆっくりと、ゆっくりと、過ぎてゆく。 静かな、空間の中で・・・・ ( 悠愛皇子作 ) モルデイブはスリランカ南西のインド洋に浮かぶ26の環礁や約1,200の 島々から成り立っています。新婚旅行の地としても人気が高く、皇子の憧れの処。 ところが、モルデイブの平均海抜は1.5メートルという平坦な地形であるため、 地球温暖化による海面上昇とサンゴ礁の死滅によって、国土そのもの が消滅する危険にさらされています。海面が1メートル上昇すると、国土の 80%が失われるそうです。 地球温暖化の原因は、中国やインドなどの大国による二酸化炭素排出が 主な原因。 空気中の二酸化炭素量387ppm(2009年時点)を350ppmまで減らさ ないと、地球温暖化による海面上昇は避けられないとの事でした。この話を 聞いた、モルデイブのナシード大統領は、COP15で二酸化炭素削減の ため、各国の合意を得る事を目指します。 2009年12月に行われたCOP15(第15回気候変動枠組条約締約国会議) には、192ヵ国の首脳クラスが参加し地球温暖化防止について話し合いました。 「二酸化炭素を350ppmまで削減」、「気温の上昇を1.5度に抑える」という モルデイブの主張は、各国の合意を得る事が出来ません。 そこで、ナシード大統領は二酸化炭素削減の数値目標であった350ppmを 撤回し、とりあえず二酸化炭素削減のために合意を取る事を最優先と しました。 しかし協議は最終日の夜まで続きましたが、一向に合意する気配がありません。 そして最終日の午前1時、ナシード大統領のスピーチがはじまったのです。 「 モルディブは発展を続ける途上国の皆さんに、友人として助けを求めています。 どうかこの二酸化炭素削減の合意文書に合意してください。我が国が生き残るには この合意文書が必要なのです。そして我が国以外にもこの合意を必要としている 国はたくさんあります。この文書には多くの人々の命がかかっているんです。 友人である皆さんに心よりお願いします、合意してください。」 そしてスピーチから3時間たった午前4時、ついに協議が終了し合意文書が決定 されました。数値目標である350ppmは文書に載せる事はできませんでしたが、 中国・アメリカ・インドという大国が、歴史上初めて二酸化炭素の 排出に関する合意を行った、歴史的にも貴重な文書となりました。沈みゆく国を 救おうとした小さな国の大統領が、世界の大国相手に勝ち取った大きな勝利 でした。 ところが、あの厚顔無恥なアホトランプは、地球温暖化そのものがフェイク ニュースだとして、パリ協定から脱退。そんな自国のことしか考えない大国の 大統領を、いまだ国民の半数近くが支持しているというのですから、アメリカも 地に落ちたものですね・・・ ブログ村ランキング参加しています。 下の画像を応援クリックしてね。 ↓ にほんブログ村