奈良と京都 。。。
今年一年間を振り返って、一番心に残った事といえば、奈良と京都への旅。 奈良は初めて、京都は高校の修学旅行以来。この歳になると、寺社仏閣の 深淵な佇まい、そして慈悲深い仏像を見ると、日本人でよかったと改めて 思えたのです。 朝日新聞の読者アンケートで、< 奈良と京都、訪れたいのはどっち? > という、アンケートがありました。結果は、京都が61%で、奈良が39%。 日本の二大古都だけに、軍配をどちらにあげるかは、かなり悩みますよね。 よく、仏像を見るなら奈良、庭園を見るなら京都と、言われます。 ところで、両都市にどらくらいの寺社仏閣があるか、調べてみました。 ネット上の数字にはかなりバラツキが見られましたが・・ 寺 神社 京都 3,082 1,764 奈良 1,816 1,391 京都の方が数においては圧倒的に多いのですが、それでもお寺さんは 全国4位( 1位は愛知県 )、神社においては18位というのですから・・・ 日本全国廿浦に寺社仏閣があるということだすな。 奈良を訪れたいとした人があげた、観光名所として 第一位 法隆寺 第ニ位 東大寺 第三位 薬師寺 第四位 唐招提寺 第五位 正倉院 第六位 室生寺 第七位 吉野山 第八位 石舞台古墳 第九位 興福寺 第十位 奈良公園 一方、京都を訪れたいとした人は・・ 第一位 嵐山 第ニ位 清水寺 第三位 嵯峨野 第四位 平等院 第五位 金閣寺 第六位 京都御所 第七位 伏見稲荷大社 第八位 天橋立 第九位 祇園 第十位 銀閣寺 両古都を訪れ皇子が感じたのは、観光客数の圧倒的な違い。新幹線などの 交通の便がいい京都と違い、奈良は行くのにち~~と不便。これが、観光客数 の違いにも、現れているのでしょうね。 因みに古い資料ですが、2008年の観光客数は京都が7,800万、奈良が3,580万 と、奈良は京都の半分。観光客の大混雑も少なく、比較的のんびり楽しめるのが奈良混雑を覚悟してでも行きたくなるのが京都 という、ことでしょうか・・・ 共に日本の古都ではありますが、古代ロマンに浸れるのはやはり、 奈良の方ではないでしょうか? 奈良においては、飛鳥時代や奈良時代に、飛鳥文化・白鳳文化・天平文化などが 栄えました。1300年前後が経っているにも関わらず、今でもこの時代の建築物 や仏像などは奈良に数多く遺されています。世界最古の木造建造物である 法隆寺・金堂は、607年の建立、710年頃の再建とされています。 また、仏教文化が日本に流入する以前に作られた、「古墳」も数多く遺されて おり(約9,000基)、古墳文化の全盛期を偲ばせるような巨大古墳が多いのも 特徴。 一方、794年の平安京遷都から現在まで、ずっと日本文化の中心地であり 続けたのが京都。しかし、室町時代の1467年から、11年間にわたって 京都を中心として争われた「応仁の乱」によって、京都の建築物や文化財 などは大きな被害を受け、これ以前のものは数多くありません。 ・古墳・遺跡・社寺・仏像、全て古い歴史を持つのが奈良 ・社寺・仏像・庭園、誰でも魅力が分かりやすいのが京都 ということですね。 皇子の体験として、市内の移動手段として奈良の不便さは、観光地として 一つのデメリットかもしれません。京都市内では、電車・バス・地下鉄の 公共手段に加え、タクシーが流しで走っていますので、いつでも手をあげれば 乗車出来ます。ところが、奈良では駅前のタクシープール以外では乗車出来ず、 後は無線タクシーを呼ぶしかないのです。 さてさて、今年も後残り少なくなりました。 幣ブログ一年間のご愛顧に感謝すると共に、来る年が皆様にとってより 幸せな年であることを祈って、東大寺の鐘を心をこめてつかせて 戴きます。 ゴ~~ン、ゴ~~ン、カルロス・ゴ~~ン・・・ みなさま、良いお年を!! 合掌 ブログ村ランキング参加しています。 下の画像を応援クリックしてね。 ↓