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カテゴリ:おべんきょう
月曜にあるチームプレゼンテーション&ペーパーのためのミーティングがあった。
テーマは「医療サービスの需要分析」 DCエリアに存在する4つの病院にある特定のサービスの提供数を取材し、その結果からトレンドの予測や各病院の取るべき経営判断を提案するという課題である。 特定のサービスというのがEEG(脳波)など、neuro monitoring(神経監視)に関する10のサービス。 1つ1つのサービスに関する説明が難しすぎてほとんど理解できない(苦笑)。 情報の収集は現役の眼科医であるJが彼女のネットワークを駆使してやってくれた。 結果、脳波測定以外の9つのサービスにおいて提供数の減少が見られた。 神経のモニタリングというのは廃れているのかなあ。 その背景にあるのがCT(Computed Tomography)スキャンやMRI(Magnetic Resonance Imaging)といった新しい診断画像技術の登場のようである。 しかしJによれば「病態生理的(pathopysiological)見地からは神経モニタリングのような電気診断の重要性は失われていない」らしい。 さらにはCTやMRIはまだまだ診断の単価が高い。 病院には機器としてのCTやMRIの数も聞いているがまだその数は少ない。 このような背景情報のもとで病院経営者はどのような決断をするべきか。 私のチームの結論は「上昇している脳波測定やCT、MRIについては各病院が質および価格面での努力を続け、提供例が減少している9つのサービスについては病院ごとに棲み分けを行い、個々の病院の収益性を高める。」というものである。 これって下手すれば闇カルテルかな(苦笑)? ローカル性の強い病院サービスというのは独占禁止法の適用というのもまた微妙な問題である。 話がそれてしまったが、この結論に含まれた主要メッセージとしては、「サービスの数を絞り専門性を高めることで提供量におけるスケールメリットを発揮できる。提供量が増えれば単価も低くなり、経験値の高さから質の向上も実現できる」とまとめることができるだろう。 なんて自分では終わったつもりになっているけれど、まだ自分のパートを書き終えていないんだった(苦笑)。 「この課題の目的(objective)は何なのか?」 「どんな方法論(method)を用いたか?」 「病院経営者にとってサービス提供数のデータがなぜ重要なのか?」 こういった質問に1つ1つ答えていかなければならない。 「なぜ」を自ら問い掛けその答えを考える。 一生続けるこの作業の訓練と思ってがんばろー。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/04/02 04:03:16 PM
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