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カテゴリ:おべんきょう
「Physician Practice Management」のペーパー提出とチームプレゼンテーションを前日に控え、メディカルスクールの図書館でミーティングがあった。 (プロジェクトの概要については過去の日記2005-04-08- 『病院取材→アジト訪問→ボクシングレッスン→北京ダック』 を参照) 私の担当パートは人材配置をメインとした日々のオペレーションについて。 まず、gastrointestinal care(消化器系の治療)という言葉で苦労する。 1.語尾の部分が覚えられない 2.噛みまくってまともに発音できない 箇条書きするほどのことでもないか(笑)。 まあ、いつも通り愛嬌で攻めていこう。 ペーパーとプレゼンの準備を一通り終えて感じたことは、この医師グループがいわゆる経営の教科書で言われていることの基本を無視していることが何を意味するのだろうか、という疑問である。 例えばこの医師グループにはミッションステイトメントもなければ書面にて明示された各ポジションの職務内容説明もない。 さらにはサービスの質を安定させる目的を持つ職務を遂行するためのマニュアルもないという。 この状況は一向に変わっていないものの、現在のMr. Bが管理スタッフの長に就任して人員配置等の改革を行った結果、業務効率が約20%上昇した。 経営の教科書に従えば、企業理念を明示し社員がそれを共有することや、職責を明らかにしたり、作業の標準化を図ることはほとんど常識と言っても過言ではない。 しかし、この医師グループが提示してくれた現実はそういった常識をまったく無視しているのである。 理論と実践の刷り合わせを試みる学生という立場から、我々はリコメンデーションとして上記「常識」の実行を謳っている。 病院の管理スタッフとして長年の経験を持つMr. Bがこういった前提を知らないわけがないと私は考えている。 考えてはいるのだが現場の実情として物理的に不可能なのか、それともあえて常識破りのチャレンジをしているのか。 プレゼン当日に同席するというMr. Bの反応が見ものだ。 いずれにしても私が学校で学んだ理論というものは、空論であるとまでは言わないが机上のものであることには変わりない。 乏しい経験からの思いであるが、現場とは常に泥臭いものだ。 理想と現実のバランスを心掛けるように精進したい。 なんて言ってること自体が机上の空論なのか(笑)? 少なくとも頭と体を動かす努力をしていこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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