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2006/02/01
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カテゴリ:北の大地から
小樽の検疫所でYellow Feverの予防接種を受けてきた。


「日本ブームの加熱」を防ぐためではなく、「黄熱病」を防ぐためである。

なぜ防ぐ必要があるのかについては知る人ぞ知るということで(笑)。


生ワクチンを使う黄熱病の予防接種を北海道で受けられるのは小樽と千歳の検疫所のみである。


初めて来たのだが、雪の深い小樽の町並みは美しく、そして怖かった。

路面がツルツルなんだもの・・・。

観光客が多い土地だからなのか、そこらじゅうで人がこけまくっていた(苦笑)。

バランスを何度も崩したものの、そんななか私はなんとか持ちこたえた!


小樽駅から1キロほど離れた場所にある検疫所は、小樽運河も通り過ぎた寂しい場所に位置する。

税関なども入った古い建物である合同庁舎の中にあるのだが、入館するなり驚いたのが、館内のロシア語表記である。

ドアにある「押す」「引く」から始まり、トイレの「男性用」「女性用」など、見慣れない記号が併記されているのだ。

英語でも韓国語でもなくロシア語表記というのが土地柄だなー。


それにしてもこんなひなびた場所(失礼!)に予防接種を受けにくる人が他にいるのかと思っていたが、意外にも10数名が集まっていた。

まあ、北海道内で二箇所しか受けられないことを思えば納得か。


黄熱病のこの予防注射、ただ打って「はい、おしまい」というのではなく、感染症に関するビデオを見たり、弱毒性である生ワクチンの危険性の説明を受けたりといった前段階があり、さらに注射後は30分の経過観察が義務付けられていた。

体に毒を入れることで抗体を作るというアイデアってものすごいと思う。

ビデオでは世界にはどのような感染症があるのか、どういった感染経路なのか、そしてどうやって防げばいいのかなどについてアジアやアフリカの映像とともに説明された。


黄熱病、コレラ、マラリア、テング熱、A型肝炎、ペスト、日本脳炎、赤痢、ウエストナイル熱などなど・・・・。


見ててかなり怖くなった・・・。


世の中知らない方が幸せなことってやっぱりあるんだな(苦笑)。


開高健の言う「知恵の悲しみ」っていうのはこういうことを言うのだろうか。

いや、ちょっと違う気がする(笑)。


映像ではアジアのどこかの国の屋台でおにいちゃんが汚れたままの手で不衛生な水をそのまま使って調理する様が流れていた。

説明付きで改めて見るとこんなの食べるのありえない(笑)。


学生時代にインドの田舎の駅内食堂で食べたカレー食べ放題(30円)も、ベトナムのフエの屋台で食べたカキ氷パフェ(10円)も、みんな危なかったのだ!

でも、旅行っていうのはやはり、現地の人の生活感を味わうことが醍醐味とも言えるだろう。

一方で病気などの感染リスクが高まるのも事実だ。

こういうバランスって永遠のテーマだと思う。


ちなみに人生初の海外だったインド旅行では慢性的下○ピーに見舞われ、空港で素直に申請したら別室に連れて行かれ、「コレラの疑いがある」ということで検査を受けるとともに蟄居(自宅待機)を命じられた。。。


成田の検疫の係員:「検査の結果はコレラが判明したときにのみお伝えします。1週間経って連絡がなかったら大丈夫だと思ってください」


この不安放置プレイは反則でしょ!

10代だった当時の私は「えー、下○ピーなんてインド旅行当然の帰結でしょー」なんて不満だったが、客観的に見たら危ないね、やっぱり(笑)。



話を本日の注射に戻すと、接種自体はほんの一瞬で終わり、30分くらいの経過観察を経て証明書をもらった。


これが通称「イエローカード」である。


文字通り黄色い紙に印字されているのだが、これって黄熱病を文字ってるわけ?


「いやあ、昨日黄熱病の予防接種受けてイエローカードもらっちゃったよー」


なんか疑わしく聞こえないか(笑)?



とにもかくにも外務省が言うように「『知識』と『意識』をしっかり持って、海外旅行をお楽しみ」できればいいと思う。


今日学んだことをまとめてみると、ポイントは2点



1.汚染された食べ物や水の接種による経口感染を防ぐためになま水、氷、生野菜、カットフルーツ、生の魚介類、乳製品等には気を付けましょう


2.蚊にさされないように気を付けましょう



う~む、1の時点ですでに厳しい気がするが、2って実行可能なのか??


次は一ヵ月後にA型肝炎の注射(2回)か。

まだまだ長い道のりだ。












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Last updated  2006/02/02 01:08:18 AM
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