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カテゴリ:北の大地から
WBCという略語をよく耳にする世の中である。
王監督が率いる日本チームも参加する野球の国際大会、World Baseball Classicの略のようだ。 これが私には我慢ならない・・・。 WBCは誰がなんと言おうと 世界ボクシング評議会(World Boxing Council)の略なんじゃい! なんたってボクシングのWBCは161の加盟国を抱え、殿堂(The Hall of Fame)にはモハメド・アリ、アレクシス・アルゲリョ、ファイティング原田ら伝説のボクサー達を擁する・・・・(熱すぎるので以下略)。 このように世論を真っ二つに分けているWBCだが、ひとたび病院に入るとそれは当然のごとく白血球(White Blood Cell)と解される(笑)。 どんな業界、組織にも特有の専門用語や略語というものは存在するだろうし、仕事を覚えていく過程では必須項目とも言えるだろう。 中でも医学用語が飛び交う病院という場では、日常生活ではお目にかからない言葉にたくさん出くわす。 初めの一歩としてHPといえばホームページでもヒューレッドパッカードでもなく病院(Hospital)のことなのである。 他の医療機関からの紹介状には以下のような表現がよくみられる。 「DMのPtにつき貴科的御高診をお願い致します」 わかる方は関係者であろう。 別に礼儀正しい和製ラッパーが熱唱しているわけではない。。。 糖尿病(DM = Diabetes Mellitus)の患者さん(Patient)を先生に診察して頂きたいという意味となる。 医学用語というのは英語・ドイツ語・フランス語由来と様々であるため混乱する。 同じ心電図でも英語だとECG(Electrocardiogram)といい、ドイツ語だとEKG(Elektrokardiogramm)となるのだが、日本ではどちらも使われている。。。 略語の意味がわかったところでその言葉の内容がわからないこともしばしばなのだが(苦笑)。 こういった略語・専門用語の数々も仕事で使っていくうちに次第に慣れてくるものである。 長い言葉を省略できるのだから効率のよい面もたくさんあるし、職場や同業者との会話にもついていけるようになるのは大きい。 しかし、ここで注意しなければならないのは専門用語や略語というのは一歩外を出れば意味不明な単語、アルファベットの羅列になってしまうということである。 自分にとって当たり前の用語も聞き手のバックグランドによってまったく未知の言葉となり得ることを忘れてはいけない。 ・自分が何かについて話すときは相手の理解度に対応した言葉を使う ・人から話を聞くときは相手が話している内容の自分の理解度を相手に伝える この二つを常に心掛けていきたい。 それでもWBCは譲れない・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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