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カテゴリ:アメリカ文化を考える
留学をしていたアメリカから帰国して早いものでもうすぐ1年が経とうとしているが、いまだに転送された郵便物をけっこう受け取る。 経路はこんな感じである。 アメリカ発の郵送物 ↓ ワシントンDC近郊にあったマンション ↓ 転送先に指定した東京にある実家 ↓ 国内転送先に指定した札幌にある現在のアパート このような旅を経てくるため(笑)、発送時からずいぶん後になって受け取ることになったりする。 先日、私が卒業後に新築として完成したビジネススクールの建物のオープニングセレモニーの招待状を受け取った時は、懐かしさとくやしさがこみあげてきたものだ。 こちとらボロビルディングからの最後の卒業生じゃい(涙)! まあ、これから卒業する若いもんにはあの学校の本当の伝統は伝わらないだろうな、うん。 (←負け惜しみ) 違う違う、そういう愚痴が言いたかったのではなくて(苦笑)、時間がかかってアメリカから届いた郵便物が支払いが絡むものであったりする場合にはそうとうやっかいなのだ・・・。 (留学中に支払い遅延で痛い&くやしい経験をした思ひ出はこちらから:『アパートのマネージャーに直談判!!:負けた・・・・・・』) 実際、帰国してから東京勤務だった時に請求関連の手紙がいくつかきたものだ。 それらには迅速に対応したが、中には某携帯電話会社のように「契約解除手続きができてなくて間違って請求書送っちゃいました、てへ☆」、みたいなアメリカならではのいい加減なものもあった・・・。 そういった諸々の対応はE-mailでやりとりしたり、スカイプの有料電話機能を使ってアメリカに電話をかけたりしている。 アメリカまで1分2.38円ってどう考えても安いでしょ! (某アフリカE国は固定電話宛だと1分50円弱、携帯電話宛だと40円弱というよくわからない料金体系である。携帯電話の普及率の方が高いということ?) というわけで今日も転送に転送を重ねて送られてきた郵送物を巡ってアメリカの銀行に電話をかけた。 向こうの朝9時に時間を合わせるために夜の11時過ぎに電話をかける。 私:「もしもし、ToneHideという者ですが、エンリケさんはいますか?」 エンリケさんはメキシコ系のおっとりとしたおじさんで、私が口座を開設したときから知っている近所の支店の銀行員であり、以前も日本から電話をしてトラブルを解決してもらったことがあった。 女性行員:「エンリケさんはもう退職しました。」 オーマイゴッド!←ちょっとベタ(笑)? これまでの文脈を一から話すのってやっぱり辛い・・・。 やはり客の視点に立って考えると、究極のカスタマーサービスというのは、「かかりつけ医」のように顧客(患者)の状態、文脈を積み上げられる体制を整えることって大切だよなー。 ともかくなんとか状況を説明し、最終的にある書類を郵送してもらうことになった。 女性行員:「では送付先は今登録されている住所でよろしいですね?」 帰国前に住所変更はしてきたのでちゃんと日本に届けられるな、よし。 あ、でもそれは東京の住所だ! 時間的に急がねばならない作業だったので、ここで東京→札幌の転送作業はロスになってしまい回避したい。 この後、札幌の住所を伝えるために怒涛のローマ字伝授作戦に出たことは言うまでもない。 Sapporo Hokkaido ね、これだけでも充分長いでしょ(笑)? 私の電話の最後の一言は社交辞令じゃなく、本音であった。 「Thank you for your patience!(忍耐強くありがとね~)」 I mean it! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/04/02 12:44:09 AM
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