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2006/04/16
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カテゴリ:北の大地から
友人が奏者として出演したクラッシックコンサートを鑑賞してきた。

ピアノのソロ、連弾、ピアノとソプラノ歌手の共演、ピアノとヴァイオリンの共演、そしてピアノとトランペットの共演というバラエティ豊かな演奏、歌唱の数々を楽しんだ。


友人の『トランペット協奏曲』は迫力あったなあ~。

普段見る顔と違うのでなおさらかっこよく見える。


ヴァイオリンとピアノによる『ヴァイオリンソナタ』は激しくも悲しい音色であった。

パンフレットを読むと、第二次世界大戦の最中にレジスタンス運動に傾倒していた音楽家プーランクの反ファシズム精神が表現されているという。

作者のメッセージや時代性を音楽は伝え続けるのだ。



音楽は大好きであり歌うのは小学校の授業以来ずっと好きである私も、楽器はまったくできない。

たて笛でも相当苦しんだ・・・。

高校時代は音楽の時間にギターの弾き語りで尾崎豊の「Oh My Little Girl」やビートルズの「オブラディオブラダ」を熱唱したが、コードを最後まで体得できずほとんどアカペラだった(苦笑)。


だからなおさら楽器を演奏できる人を尊敬する。

いや、楽譜を読めるだけですでに私の尊敬リストに入ることになる(笑)。


パンフレットで今回の演奏者・歌唱者の経歴を見るとさすが札幌の音大を卒業した人が多いようだ。

幼い頃からピアノを習い、コンクールで受賞し、外国への留学経験者も少なくない。


これは本人の才能や努力もさることながら、親御さんの相当な頑張りがないと無理だろうなあ。

しかも、プロとして食べられるようになるにはものすごい険しい道のりであると思う。


同様のことがスポーツ選手にも言えると思う。

スポーツにも才能、努力、そして精神的、経済的なサポートが必須である。

しかし、プロで食べていくとなるとそれはごく一部の選ばれし者にしか許されない。

めでたくプロ選手になれたとしてもその中で成功できる人はさらに少ない。


私は、プロスポーツの中でもっとも「それだけで食べていく」率が低いのではないかと思われるプロボクシング界にわずかな時間であったが身を置いた。

選手の中には当時の私のような学生や会社員もいたが、ボクシングを生活の中心に据えアルバイトで生計を立てる人がほとんどであった。

デビューしたての四回戦ボーイならともかく、日本ランカーや日本チャンピオン、世界ランカーになってもアルバイトや仕事を続ける人がほとんどであった。。。


そして数々の先輩・後輩達のプロデビュー、引退を間近に見てきた。


プロスポーツの選手寿命は概してそんなに長いものではないと思うが、中でもボクシングはその特性ゆえ、極端に選手生命が短いスポーツである。


理由としては自分の才能に限界を感じる、網膜剥離などの肉体の限界を迎えるなどを挙げることができる。

限界まで挑戦し切れなかった後悔は残るが、私も前者であった。

もっと突っ込んで言えば、現役中、そして引退後のプロボクサーの地位が不安定なこの業界に長くいることはできないと判断したのである。

こんな打算的な考えをする時点でアウトなのかもしれないが(苦笑)・・・。



プロボクサーには17歳からなれるが、30代になるとその数は激減する。

つまり、引退した後の人生の方がずっと長いのである。


プロスポーツの振興のためには選手の地位を確立するだけではなく、第二の人生をしっかり歩める枠組みの構築が必要であろう。

実際、あれだけ苦しい練習に耐え高い集中力を発揮するボクサー達であれば、懸ける対象が見つかりしかるべき教育を受ける機会があれば組織でもものすごいパフォーマンスを発揮するのではないかと思う。



今日の日経新聞(2006.4.16付)には、人材派遣会社のパソナが日本プロスポーツ協会と組みプロスポーツ選手の引退後のキャリア形成支援を行うという記事が載っていた。

キャリア形成の意識を高めるだけでなく、パソコンの使い方やビジネスマナーの講習も行うという。

(記事の概略は こちらから)


優秀なアスリート達を輩出することができる土壌形成にはこうした後方支援が大事になってくるのではないだろうか。


この動きがプロスポーツ界全体の活性化につながることを切に願っている。








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Last updated  2006/04/17 01:10:25 AM
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