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カテゴリ:北の大地から
実力派のすごい新人シンガーを見つけた。 別に私は音楽会社のスカウトではないのだが(笑)。 先月CDデビューしたばかりの18歳の北海道出身女性シンガー、福原美穂のインストアライブを札幌のHMVで観た。 この歌手の存在もライブのことも北海道の「スキップ」というローカル番組で先月末に知った。 この番組の主題歌「Sir Duke」(スティービー・ワンダーの名曲のカバー)を彼女が歌っているのだ。 歌声の迫力が日本人離れしている。 私の好きな実力派の女性歌手と言えばMisia、宇多田ヒカル、ドリカムの吉田美和らを挙げることができるが、彼女達には広い声域からの高音の素晴らしさはあってもソウルフルな迫力に欠ける部分がある。 芯の通った声質の太さと言えばよいだろうか。 ほら、ボヘミアンの葛城ユキのような(ちょっと古いかな(笑)?) その力強さが若干18歳の福原美穂にはある。 これはブレークするんじゃないかー!? 今日のインストアライブの曲目は以下の5曲 1.Sir Duke (Stevie Wonder ) 2.Englishman in New York (Sting) 3.Miracle (Jackson Sisters) 4.Natural Woman (Carol King) 5.Elie My Love (Ray Charles) このうち、1,2,4が今回出たデビューマキシシングル、「The Roots」に収録されている。 ご覧の通り、今日のライブもCDの曲も全て洋楽の有名曲のカバーである。 どれも期待通りのうまさと迫力であった。 ただ、難点を挙げるとすれば・・・ 1.最後のElie My Loveではサザンオールスターズのオリジナル「いとしのエリー」の歌詞も少し取り入れて歌っていたが、日本語の方は迫力に欠けた・・・ 2.洋楽カバーだけでは今後苦しいだろう オリジナルの名曲に出会えばこの才能は開花すると思う。 北海道出身の星よ、がんばれ!! さらに、HMVの店内では2枚のアルバムの視聴に夢中になった。 1つはAngela Akiが最近出したメジャーアルバム「Home」 力強さと透明感が心地よく同居している感じだ。 昨日筑紫哲也のニュース23に生出演しているのを観て知ったのだが、きれいな歌声を持っている人である。 プロフィールによれば2003年までワシントンDCにいたとあるが、私は2003年5月からDCに来たんだった! もしかしてニアミスだったのかなー?? DC在住の皆さん、もしかして知り合いの人がいたりする?! もう1つは宇多田ヒカルの日本における4年半ぶりのアルバムだという「Ultra Blue」 これもすごくいい。 私のアメリカ滞在中に発売されネットの中古販売で5ドルで買った過去を持つ「EXODUS」はなんだったんだろう、というくらい素晴らしい。(ほめてるんです、これは(笑)) 先月エチオピアに行った時、最初のフライトであった札幌-香港間の機内で観た映画が三島由紀夫原作のこの映画であった。 「春の雪」は大正初期の華族社会を舞台に描かれる、妻夫木聡と竹内結子が主演の悲しい悲しい愛の物語である。 この映画の主題歌、宇多田ヒカルの『Be My Last』が最後に流れたときは鳥肌が立ちまくりだった。 もちろん、今回「Ultra Blue」に収録されている! よーし、どれもこれもCDレンタル開始されたらすぐ借りてやるからな!! え? さんざん紹介しといて自分は買ってないんかい!? そうです、食費(回転寿司代)と本代に圧迫されて・・・(苦笑)。 楽しみに待つことにしよう♪ でもおススメということは信じて欲しい(笑)!! それにしても、福原美穂もAnjela Akiもテレビでその素晴らしい歌声を聞いたという偶然の出会いであった。 情報を能動的に自ら取りに行くことがメインのインターネットではなかなかこうはいかないんじゃないかなー。(まだ「ウェブ進化論」の影響を受けたものの見方をしている(笑)) たまにはボーっとテレビを見るのも悪くはないもんだ(なんて正当化してみた・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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