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2006/06/19
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カテゴリ:北の大地から
本題(?)に入る前に気になった道内のニュースを1つ紹介したい。


夕張市、財政再建団体に。負債500億円(リンク先は日経ネット)

メロンで有名なあの夕張市が500億円規模の負債を抱え明日20日にも事実上の倒産となるというのだ。

テレビのローカルニュースによれば、夕張市はかつては炭鉱の町として栄えていたが、時代の流れにより炭鉱が閉山し地域経済が停滞していた。

そこで「炭鉱から観光へ」のスローガンの下に第三セクターを通じてテーマパークやスキー場などの開設に市が多額の投資を行ったものの振るわず、これが市の財政を圧迫していたという。。。

地方自治体の倒産は1992年の福岡県赤池町(現福智町)以来であり(そう言えばここも炭鉱のあった町だ)、財政再建団体となった後は国の管理下で再建が進められ、独自に実施している住民サービスの低下や公共料金の引き上げなどが予想されるという。

厳しい産業構造の変化に翻弄された止むを得ない結果なのかもしれない。

一方、地方分権が声高に叫ばれる昨今であるが、こういう事例を見ると全国各地の地方自治体にその責任を担う力があるのか疑問を抱かざるを得ない。

そもそも、会社で言えば倒産であるこの事態に対し、連結親会社である都道府県、さらにグループ本体企業ともいうべき国の責任は問われないのだろうか。

権限の委譲をする方にも育成の義務と見極めの責任が生じるだろう。

まあ、国のバランスシートもボロボロなのだが・・・。

聞き慣れない自治体の倒産というトピックを目にしていろいろ考えさせられた。



さて、気を取り直して目の前の納豆のお話(笑)。


札幌に単身赴任で来て以来、私の朝ごはんの9割以上は納豆ご飯に味噌汁である。

(残るは遅刻寸前で朝飯抜きのときかな・・・)

ご飯は炊飯器をつけるだけだし、味噌汁は生味噌タイプのインスタントだが(苦笑)。


というわけでスーパーでの納豆の購入は私の大切な日常業務である。

これまでの定番はご存知「おかめ納豆」(3パック98円)であった。

おかめ納豆!
(写真出典元:タカノフーズホームページ、以下同じ)

今話してるのはこの上の50グラムの方。

(そしてこんな「納豆と私」的日記を以前も書いたことがあった(笑))


そんな私の定番オペレーションの前に先月あたりから立ちはだかったのが小樽のメーカー坂田発酵食品が作る「完熟納豆」(3パック60円!)


なんじゃこの安さは!?


その秘密は「たれ・からしがついていない」ことにあった。

単純に考えてたれとからしに40円の付加価値があるというのか(笑)?


その昔たれのついていないボストン製の納豆をアメリカ滞在中に共同購入していた時期があったが、私にはあの絶妙な納豆のたれの調合は無理であった。。。。

というかそれを作るだけの調味料をそろえるのがめんどくさい・・・。


そんな葛藤を抱える私の目に入ったのが「納豆たれ」(100ml、155円)

たれ!

このたれボトルがたれ付きで納豆を売っているおかめ納豆から出されているというパラドックスはともかくとして(苦笑)、こいつを使えば安いタレ無し納豆がお得な買い物になるのではないだろうか!?


おかめ納豆(3パック98円)×A個 > 完熟納豆(3パック60円)×A個+たれ(155円)


うむ、だいたいA=4で均衡し、5個に達すれば確実に完熟納豆&たれ別売りコンビがお得だ!

つまり、100mlのたれが5個×3パック=15パック以上より使えれば問題ないわけだ。

ということは1回のたれの量は、えーっと、100ml÷15パック=6.7ml以内かー。








そんなんわかるか!







いやあ、実践的な算数って意外と難しいのねー。

もちろん、購入決定時にここまで細かく考えたわけではなく(笑)、最後は直感で定番の変更を決断したのだった。

ちなみに、この60円納豆がスーパーにとって一過性の商品ではなく長期的に仕入れをする「定番」商品だということを店員に確認してから買ったことも付け加えておこう。(細かい(笑)?)


実際、この決断は成功だったと思う。


小樽産のこの納豆、粒が大きくてかなりおいしいのだ!


しかも、製造元の坂田発酵食品の販売ホームページを見つけたのだが、これがものすごいファンキーなページであった!!


「冷めたあいつに納豆攻め・・・」


「彼女を納豆で振り向かせろ!」


こんなキャッチフレーズがページ内を飛び交っている。。。。

それでいて「第11回全国納豆鑑評会 厚生労働省医薬食品局食品安全部長賞 優秀賞 受賞」だというのだ!


例の60円納豆は掲載されていないようだが、おいしさもお墨付きのようだ(笑)。

キワモノチックな部分もあるが、ここに載っている高級納豆も興味深いなー。



かくして消費者にとって一大決断とも言える定番の交代が行われたのであった。

まあ、得だ損だ言っても数十円の話なのだが(笑)、こういうリアルな家庭の経済学における納得感こそ、消費者を獲得・維持する鍵なのではないかと思う。

納得感の重要性は安価な日常品にも高価な奢侈品にも当てはまるだろう。


ビジネスにとって大切な消費者感覚を磨かねばならない。


そんな気概を持って、今日も私は納豆を買うのであった。








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Last updated  2006/06/22 11:11:26 PM
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