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2006/06/22
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今年の1月下旬にこのブログで自分の英語学習法について述べたことがあった。

しっかり継続できているものとそうでないものとあるが(笑)、ここでは最近聞いているCDを2枚ほど紹介したい。

2枚ともアメリカ滞在中にAmazon.comで購入したStand-up comedy(1人漫才(笑)?)のライブ中継であるが、最近までほとんど聞いていなかった。

しかし、帰国後に携帯音楽プレイヤーを購入したことにより音楽や英語教材をいつでもどこでも聞けるようになったため、これまで埋もれていたこのようなお宝を発掘することにつながっているのだ。


Jerry Seinfeld


まずはJerry Seinfeld『I'm Telling You For The Last Time 』(September 22, 1998)

彼の名前が題名になっている『Seinfeld』というコメディドラマは、アメリカではこれでもかっていうくらい有名だ。

渡米後すぐに通った語学学校の教材にもなっていたし(思いっきりシモネタの回だったが(笑))、私が日本に持って帰ってきたアメリカドラマビデオの中にも収録されている。

ドラマでも冒頭はたいてい彼のステージの風景から始まるため、どんな雰囲気のものかは予習済みであった。

「スーパーマーケット」、「ドラックストア」、「スキューバダイビング」そして「タクシードライバー」などといったありふれたテーマでスマートに皮肉るというのがSeinfeldのスタイル。




「なぜみんなスキューバダイビングなんてやりたがるのか私にはわからない。あの目的は頑張って死なないようにすることでしょう?」




「タクシードライバーになるにはどうすればいいかって?(助手席の認定証に張るための)顔写真があればOKさ」



う~む、日本語にするとなんか間抜けな感じ・・・(苦笑)。


ともかく、わからない部分もけっこうあるが(涙)、彼の英語はきれいで勉強になるし、ムフフと笑えることも多い。



そして、もう1つはこちら。



Robin Williams


日本でもおなじみRobin Willamsによる『Live 2002』(November 19, 2002)


「グッドモーニング、ベトナム」、「いまを生きる」、「レナードの朝」、「グッド・ウィルハンティング/旅立ち」、「アンドリューNDR114」など数多くの名映画に出演し、その卓越した演技力は素晴らしいとしか言いようがない。

過去の日記では「パッチ・アダムス」の感動を紹介したこともある。


彼がstand-up comedianだということは聞いたことがあったが、どんなステージなんだろう。


そのヒントは上掲の写真にあった。


この写真では少し読みにくいが、彼のあごの横あたりにある文字をよく読むと



「PARENTAL ADVISORY -- EXPLICIT CONTENT」



過激な内容により保護者による注意が必要、といった具合であろうか・・・。


そして内容を一言であらわせば・・・




凄まじい




あの味のある名演技をする役者がこんなに壊れてていいのだろうか(笑)。

汚い言葉のオンパレードが基調にある(苦笑)。


ものすごいハイテンションで宗教、政治、ビジネスをぶったぎりまくり。

ライブがあったのが2002年11月ということは同時多発テロからまだ1年足らずである。

9.11を笑いのネタにすることはタブーだったに違いない。


しかし、飛行機内のアナウンスというシチュエーションで女性の声色で彼はこう話す。


「今からランダムの荷物検査を行います。これはあくまで無作為抽出されたお客様のみですのでご協力ください。それでは名前を読み上げます、オサマ・ビン・レビン様、アヒーム・ビン・レイ様、・・・・(明らかにアラブ系の名前が続く)」


他にも炭疽菌(anthrax)をめぐるネタなど、どんどん攻めてくる。


それでも会場は大うけ(笑)。


これって役者が違えばすぐ狙われそうだよ・・・。

しかしロビン・ウィリアムスは暗い世相をぶっ飛ばすためにあえて連発しているのかもしれないとも思った。


そんな彼の真骨頂は「モノマネ」だ。

同じ英語でも話す人の地域や国籍が違えば異なる特徴を持つものである。

それを彼は実に見事に使い分ける。


アメリカの南部なまり、イギリス人、ジャマイカ人、ロシア人、中国人、ドイツ人、フランス人、インド人、アラブ人、そして日本人まで・・・。

それぞれの国民の特徴も反映させる。

日本人のケースでは、癖のある英語を話しながらも(苦笑)始めはすごく礼儀正しい紳士だったのだが、酒を飲んで酒乱になった模様(笑)。


さらにはブッシュ、チェイニー、チャーチル、ブレア、ガンジー、スティービー・ワンダー、キース・リチャードら複数の著名人に成り切ったモノマネを激しいテンションで展開する。



似てるのかわからん・・・・(笑)。



そして概ね全ての人種・有名人にFu○kと言わせる公平っぷり(苦笑)・・・。


この人の本性、いや本領はここにあったのだ!




アメリカにいた頃、ビジネススクールのクラスメイトで親友のジャマイカ系アメリカ人、Cにこの2人のコメディアンについての評価を聞いたことがあった。



C:「Seinfeldはつまらんやつだ。何が面白いんだ?Robin Willams、やつは最高だ(笑)」



ふーん、そういう感想なのかあ。

いや、単に壊れた会話のノリがCにフィットしてるだけかもしれないぞ(笑)!



こんなもっともらしく紹介してはいるものの、2つのライブ共に英語のスピード・内容の面でついていけてない部分や、アメリカ文化の背景知識の不足のためどこが面白いのかわからない部分がたくさんある。

あれだけまくし立てる英語を耳だけで全ての情報を取り入れるのは至難の業である。


繰り返し聞いて内容を理解できるように、そして彼らの話術を少しでも盗めるように楽しんでいこっと。


でもあんなにファンキーで壊れたテンションまで盗まないようにしないと・・・。

生きた英語の活きのよさもほどほどがいいのかもしれないな(笑)。









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Last updated  2006/06/22 11:16:55 PM
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