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カテゴリ:北の大地から
昨日(2006.07.07)の日経新聞に、最近「骨伝導ヘッドフォン」が売れているという記事が載っていた。
そして、今日そのヘッドフォンを札幌のヨドバシカメラで購入した。 (私が買ったのと同じやつ:ゴールデンダンス 骨伝導ステレオヘッドホン ブラックAUDIO BONE) 衝動買いと言わないで(笑) まず私が購入を即決した2つの理由を挙げたいと思う。 1.(なんちゃって)プロボクサーとして2度鼓膜を破った経験があり、この部位に負担をあまりかけたくない身であるにも関わらず、携帯音楽プレイヤーで英語と音楽を毎日長時間聞いていることへの不安があった。 2.基本的に保守的なくせに新しい技術とか製品を試したい魂が強い! あ、2だけを見たら衝動買いと言われてもおかしくないか(苦笑)・・・。 さて、骨伝導とは何であろうか。(参考URLは最後に紹介) ちょっと小難しい説明になるがお付き合いいただきたい。 音というものは空気を振動させて伝播する。 そして我々がふつう音を聞く場合は空気を伝播してきた音が鼓膜を振動させ蝸牛と呼ばれる聴覚器官を通し聴覚神経を伝達し脳が音として認識する。 このようなプロセスを経て聞こえる音を気導音という。 一方、気導音以外にも聴覚器官に到達する音がある。 空気を介さず、鼓膜も関与しない人間の骨から直接蝸牛以降の聴覚神経に伝播する音であり、骨導音と呼ばれる。 この骨導音を聴覚神経に伝える方法を骨伝導というのだ。 はい、こちらも読解と説明に必死です(笑) 平たく言えば通常のヘッドフォンが鼓膜に音楽を伝える物であるのに対し、骨伝導方式のヘッドフォンは顔(私が買ったヘッドフォンの位置は耳ともみあげの間くらい)の骨に音を伝えるということである。 鼓膜に触れてないのに音が聞こえるのは不思議だー! まさに鼓膜に負担がかかってないということだ。 さらに骨伝導ヘッドフォンで音を聞きながら耳に指を入れ耳栓状態にするとよけい音がクリアになるのも不思議だ・・・。 骨伝導技術はこれまで、補聴器をはじめとする聴覚障害者のための製品や、軍用のヘッドフォンに長い間使われてきたという。 難聴にもいくつか種類があり、骨伝導が使えるケースとそうでないものがあるようであるが、加年齢性の難聴には非常に有効だという。 そして、耳をふさぐ必要がなく無線や通信の内容を明瞭に聞き取れるという特徴が軍での利用を促進しているようだ。 他にも、長時間ヘッドフォンセットを着用するコールセンターのオペレーターや、センターからの指示を聞きながらもその場で顧客対応を行うテーマパークの従業員らに応用されている。 これまでは音楽を良い音質で聞けるレベルに達していなかったようだが、最近の技術革新により改善されてきたという。 気になる身体への害の可能性についてはどうだろうか。 音楽の聴き過ぎで疲労骨折とかはかんべんしてもらいたい(苦笑)。 参照したホームページには、米国聴覚学財団の副理事を務めるデボラ・プライス博士(聴覚学)による、骨伝導は「まったく安全」だというコメントや、株式会社テムコジャパンおよび病院関係の評価文書における「安全性にも優れ」ているという記述が見られた。 とりあえず今のところだいじょぶそうだ。 さて、今日は購入したその場で使用を開始した。 これまで英語の会話系のものを外で聞いても周囲の騒音により内容がほとんど聞こえないケースが多かった。 果たして、ヨドバシカメラの店内という騒がしい環境で、英語のスピーチがちゃんと聞こえた! さすがに電車が入ってくる駅のホームでは厳しかったが(苦笑)。 さらに、音量を最大近くにしないと骨伝導では聞こえないというのも気になった。 振動を直接骨に伝えているからしょうがないのかな? でも音漏れも激しいような気がしたぞ・・・。 これから使っていくうちにいろいろな発見があることだろう。 今もパソコンにそのヘッドフォンをつないでBoys II Menを聞きながら書いている う~ん、骨身に沁みる音楽だ(笑)。 ヨドバシカメラ札幌店の骨伝導ヘッドフォンの品揃えは一種類(色は白と黒)だけだった。 骨伝導、これからブレークするかな!? 当面は口コミ係として自主的に活動することになりそうだ。 骨伝導のコツ伝道はお任せあれ! うむ、我ながらいいキャッチフレーズだ・・・(笑) (参照ホームページ) 『骨で聞く「骨伝導技術」、広がる可能性』 骨伝導ヘッドホン オーディオボーン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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