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2006/08/07
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カテゴリ:おべんきょう

返済能力を超えた借金をする人が絶えないのはなぜか。



自分の返済能力を冷静に考られないほど追い詰められてしまったのかもしれない。


あるいは単に収入と支出のバランスに頭が回らなかっただけなのかもしれない。



客観的に見れば「なんでそんなことを・・・」と思うような行動にも主観的には理由というものが存在するものである。


しかし、このような人間の行動を従来の経済学では説明することができないという。




「脳科学で『心読む』」



今朝(2006.08.07付)の日経新聞の科学面には、従来の経済学では説明のつかない人間の行動を脳科学で解明する「ニューロエコノミクス(神経経済学)」の研究が日本国内でも盛んになってきたという記事が載っていた。


紹介されていた研究は3つ。



1.自分に不利益になることがわかっていても相手にダメージを与える選択をする人の脳の動きはどのようなものなのか

→投資活動における「いじわる」の解明




2.将来より目先の楽しみを優先する人間の脳の動きはどのようなものなのか

→個々の「時間割引率」からみた、借金返済の引き延ばしや過剰債務傾向の解明

(目先の利益を優先する人ほど時間割引率が高い)




3.初対面の相手を取引相手として信頼できるかどうか見極める際に働く脳はどの部分なのか

→人間の評価能力の解明




う~む、非常に興味深い。


これら全ての研究において重要な役割を担っているのが脳の活動を観察できるMRIである。


「ゴッドハンド」と呼ばれる福島教授も、脳の画像を鮮明に撮ることができるMRIの発明こそが脳神経外科の臨床に革命を与えた一番の功績者であるとその重要性を強調されていた。

(先日聴講した彼の講演の一部始終リポートは過去の日記から)


また、MRIを用いた脳の活動に関する研究については、アメリカ留学中にとった「Emerging Technology」の授業におけるクラスメイトのプレゼンの感想でも紹介している。

(2005-04-07- 『頭で考えていることが読まれるようになったら・・・:脳の研究は諸刃の剣か!?』参照)


さらに、自分が考えていることを読む人工知能の一端を体験できるウェブサイトも紹介したこともある。

(2005-04-14- 『自分が考えていることをコンピューターに読まれる!?:進化途中のAIをご紹介』参照)



脳のどのような動きが思考や感情の動きを司っているのか。


医療の面から見ても、消費行動の予測という面からみても、脳の解明が進むことで人類が得る利益は大きいだろう。



しかし、上記に紹介した過去日記でも述べたことであるが、「自分が考えていることが他人にわかってしまう」という状況は世の中を破滅に追い込んでしまうのではないだろうか。


究極のプライバシーとも言える頭の中身。


我々はどこまで守り、そして公開すべきなのだろうか。







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Last updated  2006/08/08 12:27:02 AM
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