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カテゴリ:フィギュアスケート関係
あのものすごい浅田真央さんのフリーの演技。思わず演技後 うおぉぉぉぉぉぉおおおおおおお!!!!! と雄叫びを上げてしまいました(笑)。いや笑うどころではなく、もう今思い出しても泣けてきます。
あのフリーとは真逆の意味で衝撃的だったショート。私は彼女の心を心配しました。自分も同じような世界にいるので、大失敗した時の心理はよくわかります。 普通に受験を思い出していただければわかると思いますが。自分のミスで1日目の試験を、解答欄1個ずつ間違えて書いちゃった、みたいな。それで次の日冷静に試験に臨めますか? あのショートで、そしてインタビューでの放心状態に、私は心が壊れないことだけを祈りました。泣ければいいけど、茫然自失過ぎてそれも無理だったら・・・。フリーがまだ間1日あればいいですが、次の日ですからね。他の人ならフリー棄権もあり得る状態。それだけは避けて欲しいけど、フリーでももし崩れたらそれこそ心が壊れてしまうから、それくらいなら棄権しても・・・と思いました。普通なら立ち直れませんよ。あんな演技しちゃったんですから。母なんて「何か薬でも盛られたんじゃ・・・!」とか言ってましたし(笑)、いやそうでも驚かない状態でしたけど しかし彼女は遅刻しようと寝てなかろうと午前中練習に出てきた。呆然としたままだろうがなんだろうが練習に出てきた。これには驚き、そして感心しましたが、でもこれはきっと長年の習性でしょうね。何があろうと毎日こなしててきた練習。頭では何も考えてなくても体が動いていたのでしょう。そこに佐藤コーチの叱責が耳に届き、舞ちゃんの叱責で目が覚めたのではないでしょうか。 あとで放送で知りましたが、真央ちゃんはフリーに向かうにあたって「緊張しないくらい集中すればいいんだ」と考え、そうしたと。 普通はそれが出来ないのですが(笑)。B型特有の開き直りというか、思考の転換とでもいいましょうか。うまい具合に心を切り替えられたのでしょう。そしてあの究極の場面でそれを実現してみせた。 あの時の演技、何度見ても涙が出てきます。それは多分無心での集中しきっている状態での演技だったからでしょう。少しでもここで何点、これでメダルとかの雑念が入ってしまったら、アレだけの澄み切った演技は出来なかったでしょう。最後の最後まで一つづつに集中しきって雑念の入る隙間もなかったからこそ、自分の世界を余すこと無く表現出来たように思います。 見ている側としても、始まって3A、3F-3Lo(今大会真央ちゃんしか挑んでません)までは手に汗握る状態でしたが、そこからはまあジャンプ・・・決まった!とかは思いましたけど(回転OK!も)全体の流れの中の動きの一つという感じで、いつも以上のまとまりを感じました。綺麗に流れるスケーティングに魅入られ、真央ちゃんの作る世界に引き込まれ、そして何故か画面がぶれて見えてくる(笑)最後のスピン、ほとばしる情熱と歓喜があふれるステップ、感情を昇天させるような喜びにあふれたスパイラル。 心が壊れてもおかしくない状態から、一気に昇華させる演技。本当に見事でした。最後の涙は集中しきっていたからこその精神が現実に戻ってきて感極まったの涙だったのではと、私は思います。 真央ちゃんはずっと「点数やジャンプ認定なんて気にしない。自分の演技をするだけ」というのを今季は貫いてきました。そして見ている側も巻き込んで、それを実現してみせた。SP後のスケーターからの励ましの嵐、フリー後の全世界の絶賛の嵐。動画で確認できる各国の解説実況人の涙声、TV朝のカメラクルーも号泣させるほどの感動。真央ちゃんがいかに愛されているスケーターなのか、そして誰が見ても凄いスケーターなのか、点数じゃない。順位でもない。全ては人の心を動かせるか、人の心に残る演技が出来るのかが大切だと、真央ちゃんと佐藤コーチの目指してきた演技ができた瞬間でしたね。 本当に真央ちゃんをずっと見てきて、また、凄い瞬間に立ち会えて幸せだと思える一時でした。 ただ、心の問題はまだ残ってます。今は次は世界選手権だから頑張ろうと、ショートの失敗=オリンピックへすべてを捨てて準備してきた時間と心の喪失感 を今は逃避していられますが、世選終わったら一気にのしかかってくるでしょう、それを振り払えたらいいのですが。 逃避できてているうちに心が消化できれば大丈夫ですが、そうならないと心配です。まあきっと真央ちゃんのことですから乗り越えてくれるとは思いますが。 これからの真央ちゃんに幸多かぬことを!!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014/02/24 03:06:42 PM
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