がけっぷち犬のその後
がけっぷちに取り残され、TVで生中継で救助されたがけっぷち犬。 全国から里親希望が殺到し、なぜか犬の飼育経験のない方が当選、里親さんとなったわけですが。時折犬の番組などでその後が取り上げられていましたね。 どう見てもかわいがり方が足りないなと、その時も思ったものです。普通の犬とは違い、完全な野犬だったわけですし、救助の方法も相当に恐怖を感じるものでしたから、引き取った方は相当に愛情を注がないと、あの犬には対応できないのではないかと思っていました。 そうしてとうとう。崖っぷち犬「リンリン」2度“家出” 人にややおびえる 「徳島市加茂名町庄山の眉山斜面からの救出劇で有名になった「崖(がけ)っぷち犬」の雌犬・リンリンが、引き取り主宅を逃げ出していたことが十六日、分かった。馬木さんが引き取ってから家出したのは二度目。無事捕まえたものの、ややおびえた様子だったため、神山町の県動物愛護管理センターに預けられ人に懐くように訓練を受けている。 馬木さんによると、リンリンは四月十八日夕、散歩中に首輪が抜けて走り去った。体が大きくなり、馬木さんが少し首輪を緩めたためだ。以来、近くをうろつく姿がたびたび目撃されたが家には戻らず、そのうち野犬と連れ添うようになったという。 困った馬木さんは美馬保健所に相談。馬木さんの自宅近くの畑にわなを仕掛け、五月十二日に捕まえた。昨年十一月にも鎖が外れて一時いなくなったが、今回は野犬化しかけていた上、人におびえた様子だった。馬木さんはリンリンの状況を気遣い、やむを得ずセンターに預けることにした。」 2年近く経っているのに、飼い主に懐かず野犬化。さらには未だに人に怯えているとな。 両者にとって良い縁ではなかったようですね。残念ですね。 崖っぷち姉妹犬にも飼い主 藍住町の女性、名前は「幸(ゆき)」に「 徳島市の眉山北側斜面で助け出された雌犬「崖(がけ)っぷち犬」の姉妹とみられる通称「姉妹犬」が十一日、保護されていた神山町阿野の県動物愛護管理センターから大北さん引き取られた。 姉妹犬は、崖っぷち犬救出の数日前に近くで保護され、顔つきや体格が似ている。この日、同センターであった「飼い主をさがす会」で、五人の希望者の中から抽選で大北さんに決まった。 抽選後、姉妹犬は最初は足を震わせて警戒していたが、大北さんと長男(5つ)に優しく抱き締められると、安心したのか次第にあくびもするように。大北さんは「幸せになってほしい」との願いを込めて「幸(ゆき)」と名付けた。 大北さん宅では、ほかにも捨て犬二匹を引き取り飼っている。崖っぷち犬には引き取り手が殺到したものの、姉妹犬は取り残されたことを知り、「同じ犬なのに」との思いから家族と相談して応募したという。 一月の崖っぷち犬(リンリン)に続いて姉妹犬にも飼い主が決まり、担当獣医師の城万里さん(34)は「安心して任せられる飼い主に出会え、ほっとした」と話していた。」 やっぱり犬の飼育経験のある人に引き取って欲しかったですね。とはいえ、この幸ちゃんのその後は出てないので分りませんが。