テーマ:●桜・好き(897)
カテゴリ:我が家今昔物語
「私が家を買って息子と引越しして来た頃は
海老名駅の辺りは田んぼばかりで何も無かったのよ」 なんて姑が言っていた。 夫が10代の頃の話だから50年は経っていない。 その当時、姑はバリバリ稼げた経営者だったらしく 家は自分で購入し、愛想尽かせた舅と別居中だったのだが、 引越しする日にはちゃっかり舅の方が先に新居の前にいた。 ・・・っていうのが姑定番の昔話だった。 で、話せば長いことだが・・・ 夫婦で会社経営する家の一人息子と恋愛関係になり、 両家の親に交際を反対され、 二十歳で駆け落ち結婚していた私は 所在も知らせずに暮らしていた静岡県の家出先から、 神奈川県の夫のその実家で暮らすことになってしまった。 それというのも、家出先で初めての妊娠、流産をしていた私は その数ヵ月後に二度目の妊娠で不正出血が見られ、 再び流産のおそれを感じた夫が親元に連絡を入れたのがキッカケだった。 夫の実家には歩いてすぐに 産婦人科病院もあるし、内科医もある、 買い物だって商店街があってスーパーもある。 郵便局もすぐそこ。お手伝いさんだっているんだから 私の親の居る群馬の実家に帰るより何があっても安心! と、姑に丸め込まれたのかもしれない。 確かに、長男は無事出産できたし、同じ環境で次男も出産したが 二人とも陣痛の始まりかなってトコで歩いて病院まで行った。 子供を遊ばせる場所も色々あって、子供を育てるには生活環境は良かった。 それに・・・季節になると並木道に染井吉野が咲いた。 海老名市と綾瀬市の境に位置する 「かながわのまちなみ100選」にも選ばれた綾西緑地にあり、 県道406号吉岡海老名線を約530mに渡る桜並木 コノ時季約90本のソメイヨシノが車道を抱え込む様に咲き誇る。 一本の道路を挟んで 綾瀬市側が「綾西緑地」海老名市側が「国分寺台緑道」 ベビーカーを押しながら、歩いた歩道 久しぶりに歩いてみれば桜の足元には各種春の花々が咲く。 花好きには嬉しい限りの散歩道である。 交番がこの交差点側にある。 当時、安全ベルトの着用が罰則付きで義務付けられたばかりの年。 たまたま自動車運転中、この信号機がたまたま赤だったばかりに、 たまたまいた交番の巡査と目が合い、笑顔で手招きされて減点された・・・ 植樹されたのはいつなのだろう? かなり立派な幹の桜もある。 この緑道のソメイヨシノも倒木問題が出てきているらしく 2018年伐採に至ったものもある様だ。 原因のひとつにベッコウタケによるもの。 樹木の根元に発生し幹の中から腐朽させていくので 厄介なのは外見にはあまり変化がないことで、寄生された樹木は倒木する危険性がある。 海老名市、綾瀬市、地域の皆様方がお互い協力しあって この美しい姿を維持して貰えることを願う。 街路に生きるソメイヨシノの根はコンクリートに押さえつけられているだけでも かなりの負担に思えるし・・・ なんだか自分の年代と同じ様なソメイヨシノを見ると泣けてくるのは歳のせいだろうか 桜並木から国分寺台側にちょいと歩けばこんな富士山も拝める。 群馬県民が憧れる海と共に、群馬に山は数々あれど富士山見れば、 思わず心で手を合わせてしまうのは私だけだろうか?! 桜並木 posted by (C)くろすけcat 桜並木 posted by (C)くろすけcat で、話は昔話に戻るが・・・ 我が長男が小学校にあがる前に別の場所に新居を建てた姑。 しかし元住んでいた家は売却はせず、 老夫婦の隠居所にと和風の住居に建て直した。 新居に自分らの部屋までつくったにも拘らずの 大層な無駄遣いである。 この他にも何軒か不動産に手を伸ばしたこともあり 見事バブルで弾けふっ飛んで、持ち家は全滅。 家族揃ってお町から遠く離れた借家生活をすることになったのだった。 さくら道 posted by (C)くろすけcat 期間限定の桜色の散歩道・・・来年も訪れたいものだ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019年04月17日 07時44分05秒
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