テーマ:最近観た映画。(39832)
カテゴリ:☆息子と語らう☆
映画館で映画鑑賞するのは
保護者同伴として息子らが小学生になる前頃で早々に終わっていた。 それというのも、私ときたら 辺りが暗くなりジッとしているとどういうわけか睡魔に襲われ 映画の途中で寝こんでしまうことが多くなってきたからで・・・ 折角、料金払っているのに勿体無い話である。 そのうち息子達も各々出向く様になってそのうち行く事も無くなった。 あれから30数年、 テレビで映画の予告が流れているのを見ても大概は 「DVDが出たら借りてこよう」で終わってしまうのだけれど、 思わず「コレは映画館で見なきゃだ♪」 と、思って長男に吐露ってしまう。 「ねぇ、これ映画館で見たいなぁ」 「え?!珍しいね、何?」 「『シン・ウルトラマン』・・・予告見ただけでも凄くない? どんな怪獣や異星人が出てくるのかわからないけど あのおっきなスクリーンでウルトラマンが見れるなんて、 ワクワクしちゃうなぁ、見たいなぁ~」 テレビ放送されていた『ウルトラマン』を リアルタイムで見ていた記憶はないのだけれど (当時、幼稚園児だもんね) 何度も再放送されていたそうだから、その記憶と懐かしさが 心弾ませたのであろう。 当時狭いブラウン管の中でしか見られなかった ウルトラマンや怪獣が、最新の技術や製作者らによって映画のスケールで 再現されるとなったら、『ジュラシックパーク』見る前以来のウキウキ感だ。 おまけに公開されて早々とユーチューバーや批評家等などの皆様方が 見どころやら前置きやら解説して頂けたり、公式の動画も盛り沢山で こんなに見たり聞いたりさせてくれちゃっていいの?!ってくらい 予習できたりして、サービスの行き届いた映画だったりする。 (今時はみんなそうなんだろうか?何しろ30数年ぶりの映画なもんで) ■ あらすじ 次々と巨大不明生物【禍威獣(カイジュウ)】があらわれ、その存在が日常となった日本。 通常兵器は全く役に立たず、限界を迎える日本政府は、禍威獣対策のスペシャリストを集結し、 【禍威獣特設対策室】通称【禍特対(カトクタイ)】を設立。 班長・田村君男、作戦立案担当官・神永新二、非粒子物理学者・滝明久、 汎用生物学者・船縁由美が選ばれ、任務に当たっていた。 禍威獣の危機がせまる中、大気圏外から突如あらわれた銀色の巨人。 禍特対には、巨人対策のために分析官・浅見弘子が新たに配属され、神永とバディを組むことに。 浅見による報告書に書かれていたのは【ウルトラマン(仮称)、正体不明】 (公式HPより抜粋) ウルトラマンの背中がセクシー 裸体にペイントしたんじゃないかと思ったのは私だけ?じゃないよね 背中に人がスーツに入るためのファスナーを隠す背びれと呼ばれていたモノがない。 CGだからこそ実現可能になったこの美しさ。 ウルトラマンの胸にカラータイマーが無い ウルトラマンのデザイナー成田亨氏のウルトラマンには カラータイマーが無く、後付のデザインで加えられたものだという。 成田氏はかなり抵抗を示していたそうだ。 確かにリアルに考えてみれば地球外から来た宇宙人ウルトラマン、 地球人と類似した生命体と考えたら、危機感感じた時に心音バクバク音とか 顔色変わるとか身体に異変を見せるなら自然だけど、 身体に機械的にピコンピコン鳴り光るモノが 植え込まれた様に存在するのは滑稽かつ現実味に欠けてしまう。 が、しかし当時カラータイマーは テレビ放送時間枠30分の現実世界では ウルトラマンの身体の一部となるしかなかったらしい。 『シン・ウルトラマン』の企画・脚本を務める庵野氏は 「成田氏が望まなかった、カラータイマーを付けない」と明言。 公式サイトでは 「我々が『ウルトラマン』というエポックな作品を今一度現代で描く際に、 ウルトラマン自身の姿をどう描くのか。その問題の答えは、自ずと決まっていました。 それは、成田亨氏の目指した本来の姿を描く。 現在のCGでしか描けない、成田氏が望んでいたテイストの再現を目指す事です」 とコメントする。 当初の製作者達が望んでも叶わなかったそんな時代。 できることが可能になった現在で叶えるという偉業の作品が 『シン・ウルトラマン』なんだなこの時点で感動的だぁ 何を隠そう(隠す必要は無いけど言うよねコウに)・・・米津玄師氏の歌が大好きな私。 『 Lemon』を初めて聴いて以降、米津氏の歌には心癒されている。 以前は元気を貰う為に聴いていた嵐の歌はキッパリ卒業してしまった。 (最後に買った<5×20 All the BEST!! >は未開封だったりする) 今の私は元気になるより癒されたいのか?とも思うわけで・・・ で、米津氏が歌う主題歌『M八七』が 映画館の巨大音響で聴けると思ったら益々盛り上がってしまった。 米津氏が関わっているというだけでも『シン・ウルトラマン』は 見るべきだと思ってしまうワケで。 彼の歌声と共に迎えるエンディングに情動の涙は止め処ない~ 今迄、米津氏にさほど興味の無かった息子が 珍しくCDをレンタルしてきたりする。 「俺、米津さんの歌でこれが一番良いかもしれない」 なんて言う。 「そうか、そうか」 『シン・ウルトラマン』 空想特撮映画として禍威獣とのバトルも大興奮! それ以上にヒューマンドラマとして素晴らしかった。 ソレにもまして 還暦迎えた親と三十路後半の息子が一緒に映画鑑賞できたことに なかなか世間では見られないであろう光景に ちょいと笑いも加わったりしたのである。 (もうこの先、親子で映画鑑賞なんて無い気がするナ~) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年10月11日 08時49分02秒
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