ロドリゲスとらのこども・超克編

風邪をひいた。
たいしたことは無いが、咳が出て、鼻水が出る。

ほうっておいて、普通どおり仕事をし、食事をし、お酒も飲む。
止めておけばよいのだが、タバコも吸う。

１日、２日、３日たった。
ひどくなってきた。風向きが怪しい。咳もひどくなった。

咳がひどいせいか、喉が痛む。
頭も痛い。熱もあるようだ。なにより、周囲に迷惑をかけている気がする。

韓国の薬はきついらしい。
同僚が「飲むときついので、飲まないほうが良い」という。
ん～、、、と考えて、早退する。ふとんをかぶって眠り込む。

相当量汗をかいて、夕方に目覚めた。
「治った」　そう思った。

約束があるので、飲みに出かける。
普通に食べ、普通に飲んで、普通に会話する。　すこし咳が出る。

夜にひどくなった。咳き込み、吐いた。
いまさらであるけれども、うがいを励行。手をきれいに洗う。

風邪なんてのは何年ぶりだろうと考える。
そう、病気も、怪我も、歯痛も、何も、無事これ名馬とばかり数年来、縁がなかった。

久しぶりだなあと何となく考える。
節制し、ただ寝る。汗をかく。下着を替えて、また寝る。

いつも決まって、土日に風邪をひくというのも律儀なもんである。
ずっと寝ておればよいのだが、結婚式やら、何やらで、それなりに用事がある。

本当は日曜の夜から前泊で出張予定だったが、これはさすがに止めた。

さてさて、月曜の朝には風邪は治っているかしらん、と思いつつ、
会社でパソコンをたたいている。

それにしても、昨晩、夜中の２時半くらいに咳き込んで、苦しくって、
「助けてくれ～」と思い、顔を浮かべたのは、

家内ではなく、○○さんとか、○○ちゃんだったのは、自分でも意外だった。
自宅にいないせいだろうが、、、。

風邪をひいて、咳き込んで、もがき苦しんで、吐きながらも、
助平な根性というのも、男とは因果なものだと思う。
記：とらのこども