カテゴリ:ニュース関係
> このところ、日本の株式市場(平均株価)は、円高だと値を下げ、円安
> だと値を上げています。米ドル等の外貨に対して、円が強くなると、輸 > 出企業を中心に利益が減少して、日本経済が苦しくなるとの発想と思わ > れます。 > > 「円」の価値は、昭和10(1935)年頃、1米ドル=約2円の水準だった。。 > 大東亜戦争に突入する頃には、次第に円安方向に推移していましたが、 > 1945年の日本敗戦によって、「円」は大暴落し、占領軍の采配によって、 > 1米ドル=360円の固定相場を押し付けられました。 > > 敗戦後の混乱期には、1米ドル=400円以上の闇相場もありましたが、 > 1950-1955年頃の生活実感(物価とサービス代の総合)としては、「円」 > の評価は低すぎ、1米ドル=100-150円が妥当、と思われるまでに回復し > ていました。◇ その後、1米ドル=240円水準の時期を経て、1米ドル=80 > -150円が通例となっています。 > > 対米ドルの日本円相場が、360円→240円→120円と急騰して行く過程で、 > 日本の有識者連中は、「今にも日本経済が行き詰まる」かの如き発言を > 繰り返していました。ところが、日本民族の真摯な努力もあって、日本 > は経済的に、一段と強固になって行きました。 > > 極端な円高(現在の50倍の円高、1935年の水準、1米ドル=2円)と、極 > 端な円安(現在の50倍の円安、1米ドル=5000円)を勘案してみます。 > > 1米ドル=2円の超円高なら、輸出(日本国内で生産しての出荷)はあり > 得ず、輸出を念頭に置く必要はありません。しかし、輸入物価は、極端 > に安くなります。 > > 日本が海外資産を保有しておれば、その利息・配当によって生活が出来 > ます。米国の軍事力(例、太平洋艦隊)を軍人もろとも買収して、石油 > シーレーンを含む日本防衛を完備する事も可能となります。 > > 一方、1米ドル=5000円の超円安なら、確かに「輸出」産業は、有利とな > るでしょう。しかしながら、石油・食糧・鉱物資源等の輸入物価は、と > てつもなく高騰し、国民生活はインフレによって苦境のどん底に転落し > ます。 > > 日本民族及び日本企業は、極めて少数(日本国籍を保持しつつも、事実 > 上海外で長期間生活し続け、資産も海外に存在する人等)を例外とすれ > ば、97%以上の人と企業は、円建ての資産が、米ドル等の外貨建て資産 > よりも、断然多いと言える。「超円安」で得する訳がありません。 > > 人類発生以来、自国の評価(具体的な表現形態として、自国の通貨価値) > が、上昇して「損をする事はない」のです。文頭の株式市場における > 「円安待望論」は、目先の損得しか考えない連中の「浅はかな」発想と > 言わざるを得ません。 > > 「日本の進路」日本戦略の研究会 No.0468 佐藤ライザ > 2008/11/11より転載。 円高ですが、悪く受け止めるばかりでなく、 円高の良い面が出るような、そういう取組みを積極的に 取り組みたいものだと思います。 特に経済関係で、悪いニュースが多いですけど、 良いニュースに読み替える。そういう感性が必要でしょう。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.01.03 22:45:03
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