ロドリゲスとらのこども・超克編

ハングルは、朝鮮半島で使用される表音文字だ。少ない記号の
種類を組み合わせ、さまざまな音を表わることができる。

そのため韓国では「ハングル」を、とても大事に思っているし、
民族の誇りに思っている。（下記は新聞報道より。）


　　韓国では、ハングルは世界でもっとも科学的な文字であり、
　　表記できる音の数が多い特徴から世界一の文字と言われる。

　　記号の数が少ないため、文字のない少数民族や、世界中の
　　文盲の人たちに教えたり、コンピュータ入力しにくい漢字、
　　日本語などをハングル入力すると非常に便利だ。

　　漢字は未来を創造する文字ではなく、ローマ字では言葉と
　　文字が一致していない。ハングルは普遍性と開放性を持ち、
　　世界の誰もがコンピュータとインターネットで手軽に広げ
　　ることができる。

　　今後の千年はハングルの世紀になることは間違いない。
　　以上は、朝鮮日報の掲載記事より


実際に非常に多種類の表音が可能だし、外国人が勉強するのに
便利である。頭の良い人なら記号の暗記だけなら１時間あれば
できるのではないか？この簡便性は素晴らしいと思う。

ところで、英語の勉強熱、中国語、日本語の語学学習をする人
が韓国では非常に多い。とても熱心に勉強するので、外国語の
日常会話ができる人も非常に多く、驚くほどだ。

もったいないことに漢字が分かる人は少ない。漢字が分かれば
様々な専門文献にも入っていける。日本、台湾、中国の文献も、
韓国が保有する過去の文献も詳しく学習可能だ。

外国人の側ももっともっとハングルに親しむ人が増えるといい
なと思うし、韓国人の側ももっともっと漢字が復活するならば
さらなる韓国発展に大きく寄与すると思うのである。

記：とらのこども


参考：ハングル単語のうち、日常用語で７０％、専門用語では
９０％が漢字由来だそうだ。漢字撤廃＆ハングル化で、８０％
の語彙が韓国語から失われたと聞く。言葉は国家の基礎だから
ハングルの長所に加え、漢字の復活が期待される。