カテゴリ:ニュース関係
以下の興味深い記事が一月くらい前に『TIME』誌に記載されていました。
以前から私が、気にしていたことがついに現実になったと思いました。 日本では私の知る限り全く報道されていないので、日本のマスコミはよほど 感度が鈍いのではと言わざるを得ません。 北アフリカの砂漠地帯の土地を将来太陽光発電をするための場所として 利権漁りをヨーロッパ各国の企業がおこなっているという話です。 北アフリカの砂漠地帯なら、日射が強いうえ、日照時間も長いので、太陽光 発電には最適です。現在の技術ではコスト割れかつ、大消費地のヨーロッパ までの電送中で、殆ど失われるのではと思われる方がいるかもしれませんが 全く現実は違います。 1.発電効率が技術進歩とともに上昇しているだけでなく、効率はそれほど 高くないが、敷設費用が極端に安い方式があります。鏡で日光を集め、 ボイラーを沸かして、蒸気発電を行なうのです。ただし、大きな面積を 要するので土地代の安いところでしか行なえません。 2.高価な常温超伝導を使わなくても、北アフリカからヨーロッパまで送電 する方法があります。超高電圧の直流で送るのです。この技術はすでに 確立しています。 3.電気を大量に使うアルミ精錬のような産業を、北アフリカに移植すれば、 ヨーロッパまで送電する必要がありません。こんな簡単なことが、日本 の商社やエネルギー関連会社にどうして分からないのでしょうか。 よほどのオタンチンがそろっているのでしょう。 諸外国はとっくに核融合に見切りをつけたのにもかかわらず、未だに日本は 多額の国家予算を使っています。まったく戦略思考がないのでしょうか。 (ST生、神奈川) (宮崎正弘のコメント)何度か申し上げましたが、アフリカ55ヶ国のうちの 46ヶ国に中国は大使館を開きました。日本は24ヶ国前後、それも代理大使や 隣国大使兼任が多い。 彼我の差は決定的です。 中国がとりわけ力を入れているスーダン、アン ゴラ、ナイジェリア、エチオピア、タンザニア、ジンバブエ。就中アンゴラ の首都ルアンダには高層ビルが林立しております! 殆どが中国の投資の由。 ルアンダから日量30-50万バーレルが中国に輸出されています。 外務省がアフリカに興味が無く、商社マンも行きたがらない。関心が薄いの は当然でしょうね。 以上は、宮崎正弘の国際ニュース・早読みから転載。 http://www.melma.com/backnumber_45206/ 国際情勢関係で有名なメルマガサイトです。特に中国関係に詳しい。 とらのこどものお勧めです。 ↓↓応援していただけると、うれしいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.03.17 19:40:50
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