テーマ:暮らしを楽しむ(388227)
カテゴリ:詩歌のようなもの
「秋の足音」を、今年こそきっと感じたい。
そう書いていた人がいました。 でもその人は、こう続けていました。 今年もはっと気付くと、もう秋になっていた。 秋の足音はどこからやってくるのか、、、 そういえば、夏はいつからいたんだろう?? お天とうさんに照らされて、 夏の空気がもくもくむくむくと大きく育って、 ずんずんと夏の雰囲気が大きくなる。 その中を、入道雲も大きく立ち上がったはず。 秋は、夏の空気のずーーっと上のほうで、 「下に降りたいけど、降りられへんなあ」と、 待機していたに違いない。 夏の空気が上のほうに飛んでって、 夏の入道雲もぺっしゃんこ。 秋の空気は、一気に下界へ降りてきて、 ひゅーんと、地面をひと舐め。 あっ、秋だ!! きっとそのとき、そう思うんでしょう。 秋は見えなかっただけで、すぐ近くで、 夏の僕たちを見ていたんですね。 夕焼け小焼けの歌が聞こえるまで、 お母さんがすぐ近くにいるのを知らない 小さな子どもと同じです。 「あっ、お母さん!!」 気付いて、飛びついて、手をつないで帰った 夕焼け小焼け。 そういえば、おかんの足音も聞こえなかった。 秋もきっと、同じなんかなあ。 記:とらのこども お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.09.05 20:41:47
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