愛と死をみつめて
この映画を先日、偶然見た。1964年の作品。もちろん、モノクロである。出演:吉永小百合 浜田光夫不治の病に冒された女性とその恋人の書簡集を吉永小百合&浜田光夫コンビで映画化したもの。学生時代にこの書簡集を読んだことがある。そして、この映画を見て、当時のことを少し思い出したりもした。一時期、この手の本を何冊も読んでいたことがあった。ほとんどが、若くして病に倒れた人々の手記や日記だった。彼らが病と闘いながら懸命に生きようとする姿に自分の生きる気力を見いだそうともがいていた、今考えると随分と自分勝手な、気ままな学生時代のことだ。それにしても、この映画を見て、吉永小百合が若々しく、綺麗なのには驚くばかりだ。役柄とはいえ、顔を半分隠している映像が多いが、それでも綺麗なのがよくわかる。