激動の昭和史・沖縄決戦
【日本の激戦地に感じる命の尊さ】,この作品は、東宝8.15シリーズ5作目。軍病院に入隊する「ひめゆり」や「鉄血勤皇隊」の学徒たちの若い映像から、太平洋戦争屈指の激戦地沖縄の状況の落差が、戦争の一層の悲惨さを物語っているという感じです。 映像は爆撃シーンや敵陣地突入、住民の自爆玉砕などではリアリティーがあり、沖縄戦での貴重なドラマといえます。 また当時のフィルムを活用するとともに、時系列に戦争状況が語られている点では、史実としての沖縄戦を伝える内容となっています。 この映画を見ると、国内戦の痛々しさとともに、人生で最も楽しい時期であるはずの青春時代に、なぜ多くの若者たちが散っていったのかを愚かしく感じます。必見の価値ある作品です。激動の昭和史 沖縄決選