広さと人口の違い(日本の25倍の広さと10倍の人口を持つ中国)
まず、中国の国についておさらいしてみましょう。中国の正式な名称は、中華人民共和国です。知っているよと言われるわれる方、以前の世界地図に台湾を中華民国と記されていたこと、覚えていますか。現在では、台湾になっています。これは、日本がひとつの中国を認めたことで、中華を称する国は中華人民共和国だけとされたためです。大きさは、ほぼヨーロッパと同じ。ロシアとカナダに次いで、世界第3位の広さです。中国の領土は、北は漠河以北の黒竜江の河心から、南は南沙群島の曽母暗沙までで、南北の距離は5,500キロ。東は黒竜江とウスリー江の合流地点から、西はパミール高原までで、東西の距離は5,000キロ。陸地の国境線の長さは、なんと約2万2,800キロ。総人口は約13億人で、世界総人口の5分の1以上を占めていて、人口密度の比較的高い国の一つでもあります。人口分布は非常にアンバランスで、東部の農村が多く、西部の都市は少ない状況です。現在深刻な人口問題に直面して、中国は70年代から計画出産を実施して人口増加を抑え、年々出生率を低下させています。 日本の面積は、約37.8万平方キロメートル。地球上の全陸地は、約1億4889万平方キロメートルですから、世界地図で日本列島が占める割合はわずか0.25%に過ぎません。中国は日本の面積で25.4倍、人口で9.9倍ある大きな国です。 中国の面積、人口 国 名 人口(万人) 面積(平方㎞) 人口密度 (人/km2) 日 本 125,64 377,85 337 中 国 1,243,74 9,596,96 130