石雲禅寺
新しい名前を頂いて4ヵ月あまり、見る影も無く 踏み石と 食事の後かがり火の元で 皆と語り合い 楽しく 聞いた 和尚さんの話 その話の しみこんだ縁台が黒くこげていても 登ってみてもびくともしませんでした。 離れたところでは 小枝がうなだれて お話を思い出しておられた 皮のむけた立ち木 凛として 立ち 再構築されても 数本は残すと話す 和尚さんの目が光った 今後については 若いものの考えで 受け継いでもらいたい と 担ぎだされた 縁台に腰を下ろして 静かに お腹のそこから搾り出す言葉を 周りの木々たちも聞いているようだった。 帰り際に静かに手を合わせていただいた姿は 立ち木と共に 凛 として立っていた 忘れることの出来ない 姿だった