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カテゴリ:ま行の作家
僕は戦闘機のパイロット。飛行機に乗るのが日常、人を殺すのが仕事。 二人の人間を殺した手でボウリングもすれば、ハンバーガも食べる。 戦争がショーとして成立する世界に生み出された大人にならない子供 ―戦争を仕事に永遠を生きる子供たちの寓話。 (「BOOK」データベースより) はじめての森博嗣さん作品。 以前テレビ番組でこの映画の宣伝をやっていて ちょっとストーリーに興味が湧いたので、 原作であるこの作品を読んでみました。 空中での戦闘シーンを読んでいると、 飛行機がぬけるような青い空を浮遊する すごくキレイな情景が浮かんできました。 全体的な印象としては、まるで美しい詩を 読んでいるような感じでした。 でも、あまりにもキレイ過ぎて、謎も多すぎて、 どうしても作品の世界に入り込むことができないまま 最後のページまでいってしまいました。 森博嗣さんビギナーの私には、ちょっとばかり ハードルが高かったのかもしれません。 後で知ったんですが、この『スカイ・クロラ』は 全5部作のシリーズものだったようです。 この作品はシリーズ第1作目らしいので 「この後も話が続くのかな?」と思ったんですが、 どうやら、シリーズ内の時系列でいうと この作品の内容は最終章にあたるみたいなんですね。 つまり、この作品のラストがシリーズ全体のラスト ってことのようで・・・。 シリーズ全部を読めば、この『スカイ・クロラ』 の世界を堪能できるのかもしれないけれど 全作読もうという気力が湧いてこなくて。 時間をあけて、また別の機会に読んでみたら 印象が変わるのかもしれないけれど どうも今の私には合わなかったみたいです。 初読みでいきなりつまづいてしまいましたが 森さんは以前から気になっていた作家さんなので 近々違うジャンルの作品を読んでみようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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