先日、大法要がありました。
その時に近隣寺院の袈裟が傷んできたので新しくする
という話が出ました。
今の袈裟がこんな感じ。
(肩から下げている、朱色、あるいは紫のやつ)
皆さんがどう思われるかは知りませんが、この袈裟は五条という。
僧侶の袈裟は、五条(普段着)七条(礼拝用)大衣(正装用)の
三種類に分かれている。
つまり、普段着で拝んでいるわけです。
これは以前からおかしいと思っていたので、
大衣を新調しようと提案した。
こっちが大衣(9条~)
こっちは一般にいうところの如法衣(にょほうえ)というやつ
に近いと思われるが、よく見ると違う。
一番手前の人でいうと、白い部分が紺色で区切られていますが
白い部分の筋が8つぐらい見える。
これは、見える部分は8つぐらいですが、全部で13ぐらいあるはずで
13条ぐらいだと思われる。
つまり、筋の数が多いほど、上等な袈裟なんです。
大衣というのは、9条(9筋)以上の袈裟のことを言います。
一番上の袈裟は、形は違いますが、筋が5つしかないので5条
普段、坊さんがつけている輪袈裟などは5条です。
一方、法事やお葬式に使う袈裟は筋が7つ。
つまり7条袈裟。
お葬式などではキンキラの袈裟をつけていますが、
法事の時の袈裟と同じで七条。
下の写真の袈裟より、仏教的にはランクが落ちる。
また、キンキラの袈裟では機動性が落ちて今まで通りの
法要はできない。
かといって、今まで通りの5条袈裟では
権威性が無い。
大体、普段着で大法要やるのはおかしいよ。
ということで、大衣(正装用)を提案したのですが・・・
大衣を知らない人がいて困ったな( 一一)
仏教的意味を理解していないのに
文句を言う人がいて困ったよ
特に普段だらしない格好をしている人が
「これええで~(良いとは思えないという方言)」
を連発するのには参った( 一一)
私は個人的には、手前の人が着ている
紺と白の袈裟が良いな(*^_^*)
皆さんはいかが思われますか?