30日の日経平均 15505.18(+384.03)・東1部売買高 16.51(億株)
マーケット概況・日経平均 15505.18(+384.03)・東1部売買高 16.51(億株)・同先物 15510 (+380) ・同売買代金 25,071(億円)・TOPIX 1586.96 (+39.21) ・同時価総額 505 (兆円)・東証2部 4385.87 (+27.59) ・値上がり 1443・日経JQ 2342 (+13.02) ・値下がり 187 30日の東京市場は大幅続伸。日経平均は400円弱上昇し、約1ヵ月ぶりに15500円台回復した。業種別では全業種が値上がりし、その中でも、鉱業、不動産、輸送用機器、非鉄金属、石油石炭などが値上り率上位。一方、パルプ・紙、空運、水産・農林、その他製品、倉庫運輸などが比較的軟調に推移した。売買代金上位は、みずほ、三菱UFJ、ソフトバンク、三井住友、トヨタ、日産自など。<NY市場は、FOMC後の声明で利上げプラス景気減速にも言及ビッグサプライズで大幅高> NYDOW 11190.80 +217.24NASDAQ 2174.38 +62.54CME 15480 +350(大証比)NY円 115.05 -1.40外資系売買動向売り2850万株買い 3360万株差引 +510万株市場では、「FOMCを通過し、声明文をプラス評価したが、バラ色に変わった訳ではない。世界的に利上げ、インフレ抑制、緩やかな経済成長の流れにあり、去年のような金融相場から業績相場への端境期と判断している。業績上ブレ期待の個別銘柄への踏み込みは強まろうが、平均株価の上値トライは業績動向を確認した後だろう」(丸三証券)さて、この数日上げたり下げたりの幅が大きく、売りと思ったら買いだったりすることが多くて、なかなか困難な相場が続いていた。本日、ここまでのNYの上げを見せられたら 買うしかないが、先物でいきなり+390円の大幅窓上げでは、実態がなさすぎる。とにかく出来高が少ない。昨日の先物はなんと56550の取引しかないのにあれだけ上がっている。新興市場も1188ポイントと言う記録的安値をマザーズは6月2日につけている。そこから1973 → 1188 そして4割戻しの1491まで、連日のIPOもドリコム、アドウエイズ、NICなど絶好の買い場を提供して急上昇を続けてきた。日経平均17563円 → 14042円 の 半値戻し基準となる15804円近辺まできた。この6月は12ヶ月中最大の23営業日もあり、あまり記憶にないかもしれないが、6月1日は、15,603円で実はスタートして なんと今日最終日、月足ではかなり長い下ひげを示している。後半に入る7月からは日銀のゼロ金利解除を考えての、6月と同じ神経質な上げ下げが ある相場になる可能性がある。あせらずゆったりと自分の姿勢を決めて、相場に神経を あまり入れず、機械的にやることを癖付ける心理習慣をつけたらどうだろうか。株式投資における最大の敵は、まさしく己であり、己の感情だと私は思います。この感情、自分の心理をコントロールすることさえできれば、株式投資では生き残っていくことができると考えます。即ち、資産増加ばかりに目をとらわれず、必ずリスクを管理すること。減らさない努力をすることに1番の力点を置いても良いと考えます。個人ができる唯一のものは損切りのみです。日々のトレードで失敗することは至極当たり前で当然のことです。今週も大変お疲れ様でした。【値上がり率上位】 コード 社名 前場終値 前日比 前比率 1 4003 コープケミ 203 +19 +10.33% 2 7744 ノーリツ鋼 2,570 +230 +9.83% 3 2331 綜合警備 2,210 +175 +8.60% 4 7999 武藤工業 242 +19 +8.52% 5 8309 三井TH 1,365 +100 +7.91% 6 8326 福岡銀 848 +61 +7.75% 7 7756 電産コパル 1,544 +109 +7.60% 8 1515 日鉄鉱業 811 +57 +7.56% 9 8050 セイコー 1,066 +74 +7.46% 10 6349 小森コーポ 2,380 +155 +6.97%【値下がり率上位】 コード 社名 前場終値 前日比 前比率 1 8980 LCP投資 413,000 -33,000 -7.40% 2 6136 OSG 1,910 -135 -6.60% 3 7962 キングジム 1,187 -46 -3.73% 4 3349 コスモス薬 2,825 -95 -3.25% 5 7296 FCC 2,240 -75 -3.24% 6 6423 アビリット 1,131 -29 -2.50% 7 3436 SUMCO 6,410 -160 -2.44% 8 8564 武富士 6,690 -160 -2.34% 9 8572 アコム 6,110 -140 -2.24% 10 8567 クレディア 1,187 -27 -2.22%○大型鉄鋼株が堅調新日鉄(前場終値431円+6円)、住金(前場終値468円+10円)、神戸鋼(前場終値365円+9円)JFEHD(前場終値4,820円+100円)など。引き続きオランダのミタル・スチールによるアルセロール買収を受けての世界的な業界再編の思惑が手掛かりとなっている模様。○三井トラスト(前場終値1,365円+100円)GSが「強い買い推奨」のリストに採用し、目標株価1,877円に設定した模様。○自動車株が堅調日産自(前場終値1,256円+66円)、トヨタ(前場終値5,880円+130円)、三菱自動車(前場終値210円+2円)、ホンダ(前場終値3,590円+50円)、スズキ(前場終値2,460円+55円)など。FOMCの重要イベントが通過したことで、買い安心感がこうしたところにも出ている模様。○LTTバイオ(前場161,000円買い気配)一部報道で同社などが関節リウマチなどの治療のため、抗炎症薬を注射で患部だけに送り込む技術を開発したと報じられたことが手掛かり。○セイコー(前場終値1,066円+74円)今3月期の業績見通しを上方修正。最終利益が従来予想150億円から205億円(前期比2.2倍)に増額。固定資産売却益が発生するため。目先回転狙いの資金が流入しているとも。○綜合警備(前場終値2,210円+175円)防犯関連のほか、GSが「買い推奨」としていることや信用倍率0.15倍という好取組を指摘する声が聞かれた。○OSG(前場終値1,910円-135円)5月中間連結決算を発表。経常利益は79億5,000万円(前年同期比24%増)と増益となったものの、従来予想の85億円を下回ったことが嫌気されている。○ゼンショー(前場終値2,995円-5円)前日に500万株・151億7,000万円規模の公募増資を行うと発表しており、これによる需給悪化や希薄化が懸念されている。このほかに40万株を上限とするオーバーアロットメントによる売り出しなども同時に発表。1対2株の株式分割も発表したが、こちらはあまり注目されていない。○コニカミノルタ(前場終値1,451円+77円)来年度にも有機ELを照明向けに商品化すると報じられたことを好感。10年度に200億円を目指すとも。 昨日の日経平均株価は大幅反発となった。6月28日の高値14998円を上回り、15000円という心理的な節目を突破。さらに6月27日安値15095円からのマドも埋めた。これにより、28日は急落したものの、目先では同日の安値14824円が底値となった。そのため、28日の下落は6月21日安値14482円からの短期の上昇トレンドに対する修正とはなったものの、年初来安値14045円(6月14日)からの上昇トレンドに変化はない。さらに、25日移動平均線15099円を27日に次いで終値で突破したことで、中期的な上昇基調が強まっている。そして、このまま昨日の高値15137円を上回れば、目先では14824円を底値とする新たな上昇トレンドも確認できる。その場合の上値の節目は戻り高値の15216円(6月26日)。これを上回れば、15216円~14824円までの下落幅の倍返しとなる15600円水準が目標値となる。ただし、その間には17375円(5月8日高値)~14045円までの下落幅の38.2%戻しとなる15320円や、200日移動平均線15396円などの節目がある。一方、下値は15000円が最初のサポート・ライン。さらに、昨日の安値14975円を割り込むと、15216円からの下落トレンドが確認される。株式分布状況調査1=個人株主数…全国上場10年、JQ11年連続増05年3月 → 06年3月 比率全国上場 3539.2 3807.9 +268.7万人(+7.6%) JQ 219.2 286.4 +67.2万人(+30.7%)合計 3758.4 4094.3 +335.9万人(+8.9%)2=個人及び外国人持株比率(金額ベース%)個人05/3 → 06/3 比較 外国人05/3 → 06/3 比較・全国上場 20.3 19.1 ▲ 1.2 23.7 26.7 +3.0・J Q 51.3 47.2 ▲ 4.1 9.7 13.8 +4.1強気材料・米国株式は大幅高、利上げ継続の可能性後退・米金利敏感株堅調、長短金利低下を好感・カナダの携帯メール端末RIMが時間外で一段高、市場予想上回る決算・シカゴ225先物は大幅高、大証比350円高・NY債券は反発、10年債利回り5.20%に低下・NYダウ、25日線を一気に突破・米1-3月期GDP、5.6%に上方修正・フランクフルト株式、DAXは大幅反発・ロンドン株式、FTSE百種は大幅続伸・中小企業も資金需要拡大、銀行貸出残高3ヶ月連続増・5月の自動車生産、7ヶ月連続プラス・5月の半導体製造装置受注額、9ヶ月連続プラス・5月の建設機械出荷額、44ヶ月連続プラス・工作機械受注DI、7月見通しもプラス・5月の都市ガス販売量、29ヶ月連続プラス・信託銀、5週連続買い越し・新興市場の中小型株の出直り基調目立つ弱気材料・NY原油相場は7営業日続伸・米アップルが時間外で冴えない、ストックオプションで不正行為・NY円相場は反発、115円15-21銭・外国人投資家、4-6月期に4年ぶり売り越しへ・小売株軟調、3-5月期業績の苦戦目立つ・個人投資家の買い余力回復鈍い・イージス艦「きりしま」帰国へ、北朝鮮ミサイル問題・イラン核開発問題・日経平均、13週、26週線とのデッドクロス[サポート&レジスタンス]終値 151215日移動平均 15091先行スパンB 16536先行スパンA 16273100日移動平均 16181標準偏差+2σ 15732200日移動平均 15397レジスタンス(2) 15240レジスタンス(1) 1518125日移動平均 15100基準線 15079ピボット 15078サポート(1) 15019サポート(2) 14916転換線 14850標準偏差-2σ 14146