28日の日経平均 17224.81(+1.66) ・東1部売買高 17.69 (億株)
マーケット概況―――――――――――――――――――――――――――――――――――・日経平均 17224.81(+1.66) ・東1部売買高 17.69 (億株)・同先物 17250 (-10) ・同売買代金 19,260 (億円)・TOPIX 1678.91 (+1.96) ・同時価総額 538 (兆円)・東証2部 4155.39 (+0.03) ・値上がり 754 ・日経JQ 2118.79 (-1.47) ・値下がり 811 ====================================================================== 28日の東京市場は続伸。朝方買い先行も、上値が重く方向感に乏しい展開となった。NYダウが史上最高値を更新するなど、米国株高を背景に朝方買い先行となったが、積極的に上値を追う展開には至らなかった。高値警戒感に加え、鉱工業生産が市場予想を下回ったことも重石になったようだ。 寄り付き前に発表された11月鉱工業生産は、前月比+0.7%増と2ヵ月連続で上昇し、生産・出荷は過去最高を記録。ただ、市場予想(前月比+1.0%)を若干下回ったことや、先行き減速が示唆されたことで、相場全体に買い手控えムードが広がった。 明日は大納会を迎えるが、過去10年における日経平均の戦績は5勝5敗と互角。景気回復に転じた2003年、2004年と上昇したが、2005年は急落した。昨年は大納会前日まで、1ヵ月間で日経平均が約1割上昇していただけに、利益確定売りに押された格好。今年も直近1ヵ月で約6%上昇し、テクニカル面で高値警戒感を示唆する指標が多い。来年相場への期待感は強いが、利益確定売りに押される可能性がありそうだ。 新興市場動向 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――JASDAQ平均 2,118.79 -1.47 値上がり 値下がり 変わらず 値付き率J-STOCK INDEX 1,784.24 -13.77 338社 348社 106社 87.2%マザーズ指数 1,106.56 -7.57 67社 97社 16社 97.8%ヘラクレス指数 1,799.79 -26.95 31社 109社 10社 97.0%====================================================================== 28日の新興市場では、日経ジャスダック平均は反落、マザーズ指数とヘラクレス指数は続落となった。新興3指数は小高く寄り付いたものの、すぐさま下げに転じる軟調な展開。売買代金はさらに減少しており、個人投資家の視線はすでに年明けの相場に向けられているようだ。 ジャスダック市場では、公取委が独禁法違反の可能性で調査と報じられた楽天、テレウェイヴやアストマックス、ファンドクリエなどが下落。ヒップやメイコー、VSN、オプトなどは上昇した。 マザーズ市場では、イントランスやネットエイジ、CCI、パイプドビッツ、Vコマースが買われ、3Q決算が振るわなかったGCAやソースネクスト、ゲームオン、サイバーAなどが売られた。 ヘラクレス市場では、前日まで連続ストップ高のT&Cが一転してストップ安。ASSETやダヴィンチ、燦キャピタルの不動産流動化関連も連日でさえない動き。ゼンテックやスター・マイカ、USENなど主力組も弱含んだ。NYDOW 12510.57 +102.94NASDAQ 2431.22 +17.71CME 17335 +75(大証比)NY円 118.64 -0.50□売り :2190万株□買い :2390万株□買越し: 200万株市場では、「鉄人気を見ると買いたくなるが、過熱感が残り、他の銘柄の薄商いも気になる」(米系証券)、「鉄鋼株中心の王道相場。この1~2週間で弱気派の感覚も変化したのではないか」(中堅証券<値上がり>No. 銘柄名 コード 現在値 前日比1 日本橋梁 5912 357 802 松尾橋 5913 118 163 Nマークス 3713 82000 75004 サクラダ 5917 44 35 パ ル 2726 4690 3106 ニッセン 8248 738 487 津田駒 6217 281 178 邦チタニウム 5727 6350 3809 松坂屋HD 3051 826 4810 東栄住宅 8875 1984 115<値下がり>No. 銘柄名 コード 現在値 前日比1 Sサイエンス 5721 24 -22 サンシティ 8910 68300 -47003 エネサーブ 6519 363 -194 ケイヒン 9312 290 -155 PS三菱 1871 425 -216 サニックス 4651 188 -97 フィデック 8423 212000 -100008 日 駐 2353 12370 -5309 東亜道 1882 214 -910 佐伯建 1889 73 -3○日本橋梁(前場終値337円+60円)続急伸。前日、88億円の債務免除や増資の手続き完了を発表。債務超過解消が材料視されている。同じ橋梁会社としての連想から松尾橋梁(前場終値114円+12円)も急騰。○久光薬(前場終値3,770円+130円)3日続伸。3Q連結決算を発表しており、経常利益は前期比14%増の231億4,200万円に。湿布剤の「モーラス」シリーズの好調が続いる。通期計画(経常利益264億円)に対する進捗率は88%に達しており、上ぶれ期待が高まっている。○ニッセン(前場終値714円+24円)続伸。今12月期の業績見通しを上方修正。連結経常利益は36億円から49億円(前期比42%減)に増額。円安で為替予約など評価益が13億円発生したことなどが要因。○新日鉱HD(前場終値853円+8円)反発。同社と東邦チタ(前場終値6,110円+140円)、チッソ(東京都千代田区)の3社が、亜鉛還元法による太陽光発電用ポリシリコン製造技術の実証化に向けた新会社を来年1月末に設立すると伝えられる。○富士フイルム(前場終値4,920円+10円)続伸。一部でカメラ付き携帯電話用部品のレンズユニットの来年度世界出荷を、今年度見込み比約5割増の1億台に増やすと報じられる。○山田債権(前場終値872円-200円)S安。今12月期見通しを下方修正。連結経常利益は8億円から5億6,600万円(前期比44%減)に減額。12月に手数料などの計上を予定していた不動産取引が不成立となったことが主な要因。○Dデザイン(前場終値165,000円+20,000円)S高。10月までの3Q累計連結業績が、経常利益で前年同期比3.5倍の3億200万円となったことなどを好感。自社開発ソフトの販売増などがけん引。最終損益については10億5,300万円の赤字だが、中間期に未回収分債権11億8,900万円全額を貸倒引当金として既に特損計上しているため。○モック(前場終値27,820円+1,320円)一時S高。IS投資事業有限責任組合を割当先とする3万3,000株の第三者割当増資を実施し、10億1,500万円を調達すると発表。今回のファイナンスは発行済み株式総数の35.6%に当たり、IS投資事業有限責任組合の持ち株比率は26.2%の第2位株主となる。○GCA(前場終値807,000円-30,000円)続落。3Q連結業績を発表。累計の経常利益は16億8,800万円で進捗率は通期予想の70%となったが、3Qのみでは営業損益段階から赤字に。○サンシティ(前場終値69,100円-3,900円)大幅続落。今12月期見通しを下方修正。連結経常利益は55億5,800万円から35億900万円に減額。今期内に売却を予定していた物件で証券化の作業に遅れが生じ、期ずれが生じたため。○アステラス薬(前場終値5,450円+110円)年初来高値を更新。今期中に4,000万株程度の金庫株を消却すると報じられたことを材料視。○eBASE(前場終値1,120,000円)26日に新規上場後値つかずで推移したが、この日初値119万円でスタート。公開価格は18万5,000円。 昨日の日経平均株価は続伸。前日の高値を3日続けて上回り、12月19日安値16754円、11月安値15615円(27日)、そして年初来安値14045円(6月14日)からのいずれの上昇トレンドも確認された。目標値である、18日高値16993円~19日安値16754円までの下落の倍返しとなる17230円を達成。つぎは、今年最大の下落の起点となった大型連休明け後の高値17375円(5月8日)が上値の目途になる。なお、年初来安値から4つの上昇波動が確認できるが、過去3回の中での最大の上昇幅は、14437円(7月18日)~16414円(9月4日)の1977円。これを、今回の上昇の起点となる15615円(11月27日)に加えた17592円も目標値になる。そして、これはまさに年初来高値17563円(4月7日)の水準である。一方、下値は26日の高値17185円と27日の安値(始値)17207円との間にマドがあるが、これが最初のサポート。しかし、このマドを埋めると、昨日の高値17260円が目先のピークになる可能性がある。その場合、先週半ばから26日の後場半ばまで上値を押さえていた17100円水準が、今度は下値支持線になる。強気材料・米国株式、ダウは最高値更新、バーゲンハンティングとも・業界再編機運の広がり・個人投資家のマインド回復・日経平均、4月高値を意識・NY円相場は3日ぶり反発も円安傾向継続、1ドル118円75-81銭・米住宅株が全面高、11月の新築住宅販売が予想上回る・NY金相場は3日続伸・NY原油相場は4日続落、暖冬予想で売り優勢に・ロンドン株式、FTSE百種は続伸、鉱業株が上昇・景気拡大、1年以上続くが35%、日経調べ社長100人アンケート・フランクフルト株式、DAXは反発・06年の売買代金が600兆円に迫り、過去最高に・鉄鋼株軒並み下落も先高期待後退せず・株、NT倍率が3年ぶり水準、ハイテク、自動車などけん引・11月の建設工事受注、9.2%増、4ヶ月連続増加・日経平均は続伸、5/8以来の17200円回復弱気材料・台湾地震による海底ケーブル損傷による影響・年末接近で国内外の機関投資家の動き鈍る・NY債券相場は反落、10年債利回りは0.05%高い・米国の住宅ローン申請、金利上昇で5ヶ月ぶり低水準・行政改革担当相辞任、安倍政権への不安感・銅加工品の市中価格が下落、デジタル関連向けが一部在庫調整・騰落レシオ、4ヶ月ぶり130%台で過熱警戒感強まる留意事項・11月の鉱工業生産指数速報・対外・対内証券売買契約・官庁仕事納め・11月の毎月勤労統計速報・11月の石油統計速報・住金物産が東証1部上場・理想科学工業が東証1部上場・12月のシカゴ購買部協会景気指数・米新規失業保険申請件数・12月の米消費者信頼感指数・11月の米中古住宅販売件数・米エネルギー省の石油在庫統計[サポート&レジスタンス]終値 172235日移動平均 17128標準偏差+2σ 17369レジスタンス(2) 17284レジスタンス(1) 17253ピボット 17230サポート(1) 17200サポート(2) 17177転換線 1700725日移動平均 16555基準線 16438100日移動平均 16225先行スパンB 16208先行スパンA 16167200日移動平均 16104標準偏差-2σ 16073