21日の日経平均 17,047.83 △36.79
国内主要指標指標/指数 現在値 前日比日経平均 17,047.83 +36.79 (+0.22%)TOPIX 1,671.30 +4.29 (+0.26%) JASDAQ平均 2,124.06 -0.35 (-0.02%) JASDAQ指数 86.73 -0.15 (-0.17%)マザーズ指数 1,139.67 -7.64 (-0.67%)ヘラクレス指数 1,847.26 +1.54 (+0.08%) 21日の東京市場は続伸。日経平均は一時17100円台を回復したが、上値の重さが目立った。業種別では、食料品、機械、海運、鉄鋼、輸送用機器などが値上り率上位。その一方で、保険、その他金融、情報・通信、陸運、空運などが軟調に推移した。売買代金上位はその他金融、保険、情報・通信、非鉄金属、空運など。 日経平均は朝方100円弱上昇したものの、上値追いの展開には至らなかった。後場には利益確定売りに押され、下げに転じる場面も見られた。東証1部の騰落状況は、上昇613/下落971で、値下がりが過半数を占めた。規模別株価指数では、大型、中型が上昇したものの、小型は下落。新興3市場も総じて軟調な展開となった。 鉄鋼などの超大型株が活況を呈し、業績拡大期待の国際優良株、高配当利回りを背景に海運、電力株などで高値更新が相次ぐ一方、中小型株やソフトバンクなど個人投資家好みの銘柄に軟調なものが多かった。その背景には、節税対策の売りが一因にあったと考えられる。2003年から導入された新証券税制は、年間の通算損益に課税する方式に統一された。このため、株式売買で利益をあげていれば、合わせて損を抱えている銘柄を売却して損失を確定し、課税対象額を小さくすることが可能。個人投資家は利益は確定し、損失は含み損として抱えているケースが多い。12月26日(6月、12月期決算銘柄は25日)が年内受け渡しの最終売買日のため、年初来でパフォーマンスの悪かった銘柄(中小型株に多い)には、暫く需給悪化が懸念されそうだ。□NYSE(NYダウ) 12463.87(- 7.45)▼0.06%□NASDAQ(ナスダック) 2427.61(- 1.94)▼0.08%□CME日経225先物 16995 (大証比- 5)□為替 118.37―40□売り :3010万株□買い :4100万株□買越し:1090万株 市場では、「年末にもかかわらず、海外勢のオーダーが強い。来年を見据えた運用が始まっている」(準大手証券)、「偏った銘柄で指数を上げ、違和感がある。物色範囲が広がらないと相場の力強さにはつながらない」(中堅証券<値上がり>No. 銘柄名 コード 現在値 前日比1 ミヨシ 4404 252 222 酒井重 6358 270 223 東都水 8038 372 294 大成ロテク 1895 227 165 ペンタックス 7750 690 486 日興CG 8603 1237 827 黒崎播磨 5352 465 308 タムロン 7740 2435 1359 プレス工 7246 589 3210 パソナ 4332 251000 13000<値下がり>No. 銘柄名 コード 現在値 前日比1 アルテック 9972 321 -252 ロプロ 8577 189 -143 国際航 9231 363 -254 ポケットC 8519 677 -455 UFJニコス 8583 468 -306 三洋信販 8573 3260 -1907 ゼクス 8913 178000 -100008 オリコ 8585 221 -129 NSSOL 2327 3340 -18010 アイフル 8515 3360 -180 ○新日鉄(前場終値609円+11円)連日の年初来高値更新。ブラジル鉄鋼大手のウジナミスを事実上傘下に収めることが明らかになったと報じられたことを好感。○住金(前場終値493円+23円)続伸。新日鉄の600円台乗せに対して、同社株は2月の年初来高値529円にまだ届いておらず、出遅れ感が目立っている。○ミヨシ油脂(前場終値260円+30円)東証1部の値上がり率トップ。とりわけ目立った材料は観測されていないが、需給思惑と値動きの良さから短期回転狙いの資金が流入している模様。○大平工(前場終値595円+12円)連日の年初来高値更新。親会社の新日鉄が人気化していることが波及。このほかにも大手鉄鋼傘下の企業に対する注目度が高まっている。同様に新日鉄関連としては三晃金属(前場終値279円+24円)が大幅続伸。○MEX(前場95,600円買い気配)筆頭株主のライブドアの持ち株比率が、来年1月31日付けで現在の51.56%から20%まで低下すると発表しており、ライブドア色が薄れることを好感。ライブドアは保有する同社株式の一部を日本SGIに譲渡するとしている。○パソナ(前場終値251,000円+13,000円)続伸。11月中間期見通しを、連結経常利益で33億2,000万円から43億9,000万円(前年同期比40%増)に上方修正。収益性の高い人材紹介事業や再就職支援事業が好調なことに加えて、販管費の一部が下期にずれ込むことが要因。○三洋信販(前場終値3,230円-220円)反落。金融庁が前日、12日間の全面業務停止命令を出したことを嫌気。アイフル(前場終値3,360円-180円)、武富士(前場終値4,500円-40円)、アコム(前場終値4,030円-110円)、プロミス(前場終値3,650円-160円)など他の消費者金融も軟調。○日東電工(前場終値6,330円+130円)07年度の液晶テレビ用光学フィルムの年間生産能力を、今年度見通しに比べて少なくとも約5割引き上げることを明らかにしたと報じられたことを好感。○USEN(前場終値1,421円+136円)大幅続伸。1Q決算を発表しており、連結経常利益は前年同期の7億800万円の赤字から18億4,700万円の黒字に転換。GyaOの広告収入以外の収益源多様化が寄与したほか、インテリジェンス(前場終値313,000円-4,000円)の好調も貢献した模様。なお、上期計画に対する進捗率は連結経常利益で92%に達している。○日興コーディアル(前場終値1,225円+70円)反発。監理ポスト入りで持ちきれない運用機関からの売りが一巡したと見られ、リバウンドを狙った短期資金を誘い込む動きとなっている。○本日のIPO東証マザーズにパイプドビッツ(前場331,000円買い気配)と東京一番フーズ(前場455,000円買い気配)が上場。パイプドビッツの公開価格は210,000円、一方の東京一番フーズは公開価格290,000円。昨日の日経平均株価は大幅反発。19日の高値16954円を上回ったことで、同日の安値16754円が目先での底値となり、上値を試す展開となった。さらに12月18日の高値16993円を上回ったことで、16993円~16754円までの下落の倍返しとなる17230円が目標値になる。さらに、今年最大の下落の起点となった大型連休明け後の高値17375円も、今後の上値の目途になろう。一方、下値はまずは17000円の大台が維持できるのかが注目される。仮に、これを割り込むと16900円が支持線になる。ここには、10月の高値16901円(24日)がある。なお、一昨日の下落でも、16700円台は割り込まなかった。ここには年初来高値17563円(4月7日)と10月高値16901円(24日)を結んだラインがあり、強いサポートとして注目されていた。このラインの上の水準を維持できたことで、年初来高値と年初来安値(6月14日安値14045円)を2つの頂点とする中期的なトライアグルから、相場は上放れてきたとの見方がより強まった。この観点からは、年初来高値も中期的な目標値として意識される。強気材料・米ヒューレットやIBMが52週高値更新・米国株式、下げに転じるがハイテクセクターのM&Aが相場を支える・鉄鋼世界大手ミタル、メキシコ大手を買収・NY債券は横ばい、10年債利回りは4.59%・NY円相場は反落、1ドル118円40-48銭・NY原油相場は上昇、需給ひっ迫感・フランクフルト株式、DAXは反発・日経平均大幅反発、5月以来の17000円回復・新日鉄、16年ぶり高値水準、再編思惑・個人投資家の投資マインド改善・信用評価損益率3週連続改善・新興市場、ストップ高銘柄目立つ弱気材料・NYダウ、ナスダックとも小幅下落、エネルギー関連軟調・シカゴ225先物は大証比5円安・NY金相場は反落、利益確定優勢・ロンドン株式、FTSE百種は続落・海外投資家、Xマス休暇入りで資金流入減・日経平均大幅上昇も証券セクター冴えない・三洋信販、全店12日間業務停止留意事項・キャッシュレス対応自販機の導入加速・ステンレスの市中価格、23年ぶり1トン50万円台に・人民元反発、切り上げ後の最高値更新・11月の貿易統計・対外・対内証券売買契約・07年の首都圏マンション発売予測・アトリウムが東証1部上場・パイプドビッツがマザーズ上場・東京一番フーズがマザーズ上場・欧州中央銀行(ECB)理事会・米新規失業保険申請件数・7-9月の米GDP(確定値)・7-9月の米企業利益(改定値)・11月の米景気先行指標総合指数・12月のフィラデルフィア連銀景気指数・リッチモンド連銀総裁講演・11月の台湾工業生産指数[サポート&レジスタンス]終値 170115日移動平均 16899レジスタンス(2) 17185標準偏差+2σ 17166レジスタンス(1) 17098ピボット 16964サポート(1) 16877サポート(2) 16743転換線 16719基準線 1633325日移動平均 16328先行スパンA 16310先行スパンB 16208100日移動平均 16140200日移動平均 16070標準偏差-2σ 15659・新規公開 パイプドビッツ 公開価格21万円 東京一番フーズ 公開価格29万円