25日の日経平均 17458.3 (-49.1) ・東1部売買高 23.11 (億株)
マーケット概況―――――――――――――――――――――――――――――――――――・日経平均 17458.3 (-49.1) ・東1部売買高 23.11 (億株)・同先物 17480 (-50) ・同売買代金 30,459 (億円)・TOPIX 1729.4 (-9.21) ・同時価総額 553 (兆円)・東証2部 4205.93 (+12.36)・値上がり 330 ・日経JQ 2213 (+0.75) ・値下がり 1310 ====================================================================== 25日の東京市場は反落。日経平均は9ヵ月半ぶりに昨年来高値を更新したが、目標達成感から利益確定売りが優勢となり下げに転じた。 朝方買い先行も前場中頃から伸び悩むと、後場は戻り待ちの売りが優勢となり下げに転じた。円高進行を受けて国際優良株が軒並み安となり、下げを主導した。その反面、海運、電力株など高配当利回り銘柄に高値更新が相次いだ。 前日の米国株式相場はNYダウが最高値、S&Pが6年4ヵ月ぶりの高値を更新した流れを受けて、東京市場も買いが先行。日経平均は寄り付き段階で昨年来高値(17563.37円)を更新したが、買い一巡後は戻り待ちの売りに屈した。急速に円高が進行したことで、国際優良株を中心に利益確定売り機運が高まったようだ。高値更新後の一段高を期待する向きが多かっただけに、肩透かしの印象は否めない。新興市場動向 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――JASDAQ平均 2,213.00 +0.75 値上がり 値下がり 変わらず 値付き率J-STOCK INDEX 1,950.94 -10.82 306社 399社 129社 92.2%マザーズ指数 1,205.16 -18.42 58社 116社 9社 98.9%ヘラクレス指数 1,922.27 -28.57 32社 109社 10社 98.3%====================================================================== 25日の新興市場では、日経ジャスダック平均は10日続伸、マザーズ指数は4日続落、ヘラクレス指数は反落となった。日経平均株価に連れ高する形で寄り付きは買い先行で始まったが、その後はじりじりと値を下げ日系ジャスダック平均は辛うじてプラス圏を維持したものの、マザーズ指数とヘラクレス指数は前場中頃や後場以降下げに転じた。 ジャスダック市場では、楽天やプロパスト、テレウェイヴ、インデックス、竹内製が下落し、Eトレードやオプトなど売買代金上位で上昇した銘柄はわずかにとどまった。 マザーズ市場では、日本M&AやGCA、ネットエイジ、ソースネクスト、サイバーA、CCIなど主力クラスが軒並み軟調。一方、アルデプロやマルマエ、ソネットエンタ、ソネットM3などが上昇した。売買代金が前日に続いて1000億円を割った。 ヘラクレス市場では、燦キャピタルやeBASE、好業績のオンリー、SEED、エン・ジャパン、ハドソンが高く、ダーボリナックスやダヴィンチ、ASSET、ゼンテック、T&C、スター・マイカ、大証などが安い。NYDOW 12621.77 +87.97NASDAQ 2466.28 +34.87CME 17675 +145(大証比)NY円 121.18 -0.45売り3690万株、買い4640万株と、950万株の買い越し。市場では、「前場の昨年来高値更新で目先達成感のようなものはあるだろう。為替も気になり、決算見極めムードも漂う。要は誰が上を買うか思い当たらないのがネック」(準大手証券)、「先物マーケットでは執ように売りをかぶせてくる。逆に言えば、売り方にとっても苦しい状況だろう。循環物色が継続すれば、指数が多少押したとしても不安視する必要はない」(中堅証券・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 3521|エコナック | 185| 26| 16.35| 2| 4098|チタン工業 | 213| 27| 14.52| 3| 8038|東都水産 | 379| 41| 12.13| 4| 6378|木村化工機 | 340| 25| 7.94| 5| 2286|林兼産業 | 169| 11| 6.96| 6| 9945|プレナス |2845| 180| 6.75| 7| 4519|中外製薬 |2715| 165| 6.47| 8| 7752|リコー |2540| 125| 5.18| 9| 4848|フルキャスト |322000| 14000| 4.55|10| 8029|ルック | 323| 14| 4.53|・値下がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 6798|SMK | 878| -80| -8.35| 2| 6210|東洋機械金属 | 867| -68| -7.27| 3| 8793|NECリース |2265| -175| -7.17| 4| 8019|市田 | 124| -9| -6.77| 5| 5942|日本フイルコン |1264| -87| -6.44| 6| 9231|国際航業 | 412| -28| -6.36| 7| 3234|森ヒルズ投 |1110000|-70000| -5.93| 8| 3432|三協立山HD | 280| -17| -5.72| 9| 8251|パルコ |1290| -77| -5.63|10| 8057|内田洋行 | 697| -41| -5.56|○ユーシン(前場終値797円+39円)大幅続伸。前11月期見込みを修正。連結経常利益で15億円から17億円(前期比27%減)に増額する一方、純損益を4億円の黒字から7億円の赤字に減額している。○NECリース(前場終値2,285円-155円)大幅反落。3Q決算と併せて今3月期見通しの下方修正を発表。経常利益で従来予想95億円から80億円(前期比11%減)に減額。市場金利上昇による資金コスト上昇分をリース料に反映させることが遅れたため。○CCC(前場終値1,004円+18円)反発。4月からコミック単行本のレンタル事業を開始すると伝えられたことを材料視。著作権法で書籍の貸与間絵が認められ、2月からレンタル使用料の徴収制度が始まることに対応しての模様。○ヤフー(前場終値49,200円+1,450円)続伸。3Q決算を発表し、10―12月の連結経常利益は266億3,000万円(前年同期比30%増)と過去最高に。小口広告主が増加したという。なお、通期見通しは1,004億3,800万円~1,015億8,700万円(前期比26~27%増)。○プライム(前場終値42,600円買い気配)大幅反発。中間・通期見通しを上方修正。今6月期の連結経常利益を従来予想9,200万円から3億7,200万円(前期7億6,500万円の赤字)に増額。円安への進行で為替差益が発生した模様。○ダイヤシティ(前場終値5,200円+160円)反発。今2月期末時点の株主に対して1対2株の株式分割を実施すると発表。○リコー(前場終値2,510円+95円)上伸。一部報道で4月をメドに米IBMから企業向けのデジタル印刷機事業を買収すると報じられたことを材料視。実現すれば、同分野で世界首位に立つことになる。○ソネットM3(前場終値445,000円+13,000円)続伸。3Q決算発表と併せて今3月期見通しを上方修正。連結経常利益で従来予想23億円から25億円(前期比48%増)に増額。「MR君」の利用者増加や米・MDリンクスの新規連結の影響などで。○オンリー(前場終値133,000円+20,000円)S高。1Q決算を発表。経常利益は前年同期比94%増の2億6,400万円と大幅増益を記録。女性向けプレタスーツの販売開始や新コンセプトショップのオープンなどが奏効した模様。なお、中間期予想に対する進捗率は80%に達している。○メッツ(前場終値71,800円買い気配)S高買い気配。4Q決算を発表。経常利益は19億6,600万円(前年同期比6.9倍)となり、通期計画の14億円を超過している。同社はすでに2回上方修正しているほか、上期経常利益が4億700万円だったことから、サプライズに。○クボタ(前場終値1,280円+45円)大幅続伸。UBSが「バイ2」継続のうえ、目標株価を1,300円から1,500円に引き上げたことを材料視。足元で米国のトラクター需要が反転したことなどを評価と。○東洋機械(前場終値880円-55円)大幅続落。3Q決算発表と同時に通期見通しを下方修正。連結経常利益で23億5,000万円から18億7,500万円(前期比2%増)に減額。樹脂価格高騰などが収益を圧迫した模様。○マルハG(前場終値243円-7円)続落。一部報道で今3月期連結営業利益が、会社予想を下回る130億円程度にとどまる見通しと報じられたことを嫌気。○任天堂(前場終値33,750円+750円)連日の昨年来高値更新。ドル・ユーロなどに対して円が独歩安となっていることで、引き続き業績への期待感が高まる。○日フイルコン(前場終値1,285円-66円)反落。前11月期決算を発表。前期は2%経常増益となったものの、今期連結経常利益は13%減の33億円を見込んでおり、これが嫌気された模様。昨日の日経平均株価は反発。1月22日の高値17484円を上回ったことで、11日安値16758円からの短期の上昇トレンドだけでなく、昨年の安値14045円(6月14日)からの長期の上昇トレンドも確認された。ここから上値の節目は、昨年の高値17563円(4月7日)。仮にこれも突破すると、1月22日高値17484円~23日安値17321円の下落の倍返しとなる17650円が最初の上値の目途になる。さらに、1月4日高値17379円~11日安値16758円の下落の倍返しとなる18000円も目標値である。一方、下値は、心的な節目の17500円が最初の支持線。ただし、これを割り込んだ場合は、22日~23日の保ち合いレンジの中心であった17400円台前半が次のサポートになる。なお、終値を見ると、15日~17日は17200円台、18日・19日は17300円台、22日・23日は17400円台、そして昨日は17500円台と着実に切り上がっており、強い上昇基調に変化はない。強気材料・米国株式、ダウは1週間ぶりに最高値更新・ナスダック上昇、ハイテク株中心に買いが入る・米イーベイが時間外で急伸、予想上回る決算・米光ファイバーのコーニングが急伸、予想上回る決算・NY金相場は続伸、アジアや欧州から実需買いも・川崎汽が一時ストップ高、鉄鋼、造船、海運など好循環物色・個人の投資マインド回復、押し目買い意欲強い・シカゴ225先物は大証比145円高・ロンドン株式、FTSE百種は大幅続伸・フランクフルト株式、DAXは反発・日経平均、昨年4月以来の17500円回復・東証1部売買高26億円、売買代金3兆円超す弱気材料・決算発表本格化で様子見ムード強まる・値がさハイテク株軟調、日経平均の上値抑える・三菱電、日立など日欧10社に制裁金、送電設備カルテルでEU・新興市場はまちまち、大型株物色強まり中小型株は見送り・NY円相場は続伸、1ドル121円17-23銭・昨年来高値レベルでの戻り売り圧力留意事項・NY原油先物相場は続伸、先行きの供給懸念・06年12月と06年の貿易統計・対外・対内証券売買契約・第166通常国会召集・臨時閣議・07年度政府経済見通しと経済財政運営の基本的態度決定・ソフトバンクモバイルが携帯電話の新製品を発表・日中総合政策対話・06年の中国GDP・1月の独Ifo景況感指数・12月の米中古住宅販売件数・12月の米求人広告指数・米5年物国債入札・カンザスシティー連銀製造業景気指数・米新規失業保険申請件数・決算---エルピーダ、NECエレ、任天堂、ファナック、KDDI、新光証、 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