25日の日経平均 17481.21(-215.76)・東1部売買高 18.97 (億株)
<日経平均>17,481.21 ▼215.76 <東証一部>出来高 18億9,743万株値上がり銘柄数 241値下がり銘柄数 1,413<為替>121.26 ▼0.18 主力銘柄は様子見ムードで日経平均は大幅安ながら、小型株はしっかり 昼の市場外取引は金額はそこそこ大きく、売りがやや優勢と伝えられましたが、日経平均は前引けより値を上げて寄り付きました。ただ、その後は積極的に上値を追う動きとはならず、戻れば売り、下がれば買いといった方向感のない展開が続きました。 海運株、非鉄金属株などでしっかりとした動きのものが見られましたが、主力銘柄はほぼ全面安で推移しました。一方で、小型銘柄には売り飽き気分もあって物色されるものが散見され、東証マザーズ指数は大幅高、東証2部株指数、日経ジャスダック平均は前日とほぼ変わらずとなりました。 米国株安、週末ということで主力銘柄の値動きは鈍くなりました。週明けは、月末接近ということで上値が重くなるかもしれませんが、節目と見られる17,800円を目指すような動きとなるかどうかが注目されます。好業績銘柄を見直すような動きに期待したいところです。 日経ジャスダック平均 2028.40 (+4.33) 東証2部指数 3971.01 (+4.03) 東証1部出来高概算 1897.43百万株◇新興市場25日・3指数とも上昇――後場に買い直される 25日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は小幅に5日 続伸。大引け(確報)は前日に比べ4円33銭高の2028円40銭ときょうの高 値だった。日経平均株価の下落で投資家心理が悪化したため、前引け時点 では下落。しかし、後場に入ると時価総額上位など主力株を中心に買い直 される展開となり、急速に下げ渋って上昇に転じた。 東証マザーズ指数と大証ヘラクレス指数も同様の展開となり、ともに反発。 前場のジャスダック平均の下落が小幅にとどまり新興相場の底入れ感が後 退しなかったことが、後場の買いにつながった。「新興株を空売りしてい たヘッジファンドの買い戻しが入った」(国内証券の情報担当者)との見 方もあった。 ジャスダック市場の売買代金は概算で505億円、売買高は3850万株だった。 楽天、イートレード、インデックス、オプト、アークが買われた。半面、 ニューフレア、プロパスト、SJHD、フィールズが売られた。主力銘柄 で構成するJストック指数は反発。 マザーズ指数の終値は前日比12.67ポイント高の853.35だった。CCI、 サイバー、ACCESS、ネットエイジ、ミクシィが買われた。 一方、オーエイチテ、アルデプロ、フィンテック、船井財産が売られた。 ヘラクレス指数の終値は前日比24.01ポイント高の1456.20だった。ZEN TEK、ASSET、大証、ダヴィンチ、ジェーソンが買われた。半面、 上場廃止が決まったサンライズTが下落。USEN、三光ソフラン、イー コンも安かった。≪NY株式相場は良好な経済指標を受けて金利先高観などを嫌気、売りが優勢≫□ダウ平均 :13441.13(▼ 84.52)□ナスダック : 2537.92(▼ 39.13)□日経225先物 :17540 (▼120:大証比)□為 替 : 121.35-45□金価格 : 653.30(▼9.30)□WTI原油先物(期近): 64.18 (▼1.59)□売り :4110万株□買い :3340万株□売越し: 770万株市場では、「もみ合い相場の中心レベルに戻っただけ。海外が落ち着けば、上値に再チャレンジするだろう。新興市場が出直りつつある点は評価され、徐々に悪い部分が解消してくるのではないか」(準大手証券)、「中国株がプラス、新興市場が切り返し、じわじわ円安に戻り、これでも上に返せない。先物に大口売りをかぶせるプレーヤーがおり、買い戻しをじかに誘発しないことに違和感がある。ただ、これ以上の中国株高は危険領域であり、戻りの鈍さを引きずる可能性も残る」(中堅証券値上がり率上位10社No.コード 社名 現値 前比率 1 6717 富士通アク 648 18.25% 2 1827 ナカノフドー建 249 12.67% 3 1847 イチケン 302 10.22% 4 7873 アーク 983 8.02% 5 9115 明治海運 800 7.96% 6 8068 菱洋エレク 1512 7.62% 7 9619 イチネン 782 6.98% 8 9715 トランスコス 2140 6.73% 9 4651 サニックス 303 6.69%10 7715 長野計器 2100 6.06%値下がり率上位10社No.コード 社名 現値 前比率 1 8340 九州親和HD 47-38.96% 2 4331 T&Gニーズ 74300-11.86% 3 6793 山水電気 11 -8.33% 4 8291 東日カーライフ 193 -6.31% 5 8423 フィデック 176000 -5.88% 6 1941 中電工 2080 -5.45% 7 8018 三共生興 533 -5.33% 8 5445 東京鉄鋼 735 -5.16% 9 1865 青木あすなろ建 766 -5.08%10 8759 ニッセイ同和損保 764 -4.62%菱洋エレク (8068) 1,512円 △107 円 :100株単位 半導体の売り上げが計画を上回る水準で推移していることから、2008年1月期決算を大幅に上方修正し、好感した買いが入り大幅高となりました。 T&Gニーズ (4331) 74,300円 ▼10,000 円 :1株単位 婚礼店舗の修繕費用や人件費の増加が響き、2008年3月期決算が減益となる見通しだと発表したことから、外資系証券が投資判断を引き下げ、大幅安となりました。 富士通 (6702) 841円 △43 円 富アクセス(6717)と富デバイス(二部、7582)富士通ワイヤレスシステムズ(埼玉県熊谷市)の3社を株式交換で完全子会社化すると発表したことから、好感した買いが入り大幅高となりました。 ニチユ (7105) 687円 △29 円 三菱重工業(7011)との資本関係を強化すると発表したことから、業容拡大を期待した買いが入り大幅高となりました。 不二家 (2211) 232円 ▼5 円 店舗数の減少や菓子販売の再開が遅れた影響が響き、2008年3月期決算が大幅赤字になる見通しだと発表したことから、業績悪化を懸念した売りが入り軟調となりました。 平 和 (6412) 1,460円 ▼65 円 :100株単位 2008年3月期決算が減益になりそうだと発表したことから、厳しい環境を嫌気した売りが入り大幅安となりました。 昨日の日経平均株価は、4日ぶりに反落。戻りを試す動きも見られたが、高値は17760円までだった。上値の節目は17800円となる。ここには5月23日の高値17802円がある。これを超えると、17320円を底値とする短期の上昇トレンドがあらためて確認される。その場合、今月の高値17827円(5月10日)を更新して、マドの下限である17843円(2月28日高値)を突破する可能性が高い。そうなると、次には18000円の大台回復や、マド埋めの18073円(2月27日安値)が目標となる。一方、下値は17600円水準が節目。昨日の安値も17606円だった。これは、今月の高値から右肩下がりに引いた上値抵抗線があった水準だが、今週はこれを上回ったことから、現在はここがサポート・ラインとなる。ただし、ここを割り込むと、17802円が目先での天井となり心理的な節目の17500円などを試す動きになろう。・米ダウ4日続落、84ドル安――金利先高観を嫌気・米小売り大手、収益に陰り ウォルマート急減速・上場企業の半数、配当増やす 2007年3月期・温暖化ガス、2050年までに世界で半減 首相表明・年金、秋に救済法案 記載漏れ問題きょう対策、政府・与党・日欧成長率、米を上回る OECD、07年予測・グローバル企業、賃金伸びず 生産性上昇と比較、日銀分析・日野自、南米に工場 国内勢で初めて、来年秋メド・りそなHD、外銀と提携検討――海外進出企業の需要開拓・あおぞら銀と横浜銀が提携――投資銀行業務で・百貨店6社、1500億円投資 07年度6割増・松下と日立、プラズマで協力拡大 超大型を相互供給・不二家の前期、赤字80億円――売り上げ急減で過去最大の赤字・ソニー、折り曲げてもフルカラー動画映せる有機ELディスプレーを開発・ソニー、外国人の持ち株比率が過去最高52.7%に・日航、来月にかけ本格交渉 2千―4千億円の資本支援要請・ペンタックスTOB後の経営体制、スパークスと再協議 ・三井物産、メキシコで水処理事業 総事業費360億円・三菱重工、ニチユへの出資20%に フォークリフト強化へ・日本紙も印刷用紙値上げ――全品10%以上、王子に追随・関電、北陸電に融通 夏場の電力需要ピーク時に・富士通、3社を完全子会社化――意思決定を迅速化・新日石、ベトナム沖で原油・天然ガス生産――来年9月から・丸紅、比のコマツ製建機販社に出資――建機事業を強化・東レ、高耐熱の透明フィルム開発 薄型テレビ活用見込む・リース9社の今期、4社が経常減益 資金調達コスト増・光通信の前期、純利益10%減――法人事業が落ち込む・菱洋エレクの今期、経常益30%増――半導体集積回路の販売好調・スルガコーポの前期、経常最高益――不動産事業が拡大・平和の前期、経常益38%減――パチンコ機販売不振・ケーユーの前期、純利益5%減――国産中古車の販売低迷・ニチアスなどに課徴金7億円――壁材販売でカルテル・ブルドック、スティールのTOB反対へ