21日の日経平均 16312.61(-101.18)・東1部売買高 19.37 (億株)
<日経平均>16,312.61 ▼101.18 <東証一部>出来高 19億3,679万株値上がり銘柄数 488値下がり銘柄数 1,142<為替>114.84 ▼0.75 3連休前手がかり難、米国株安受け軟調 昼の市場外取引はやや優勢と伝えられましたが、金額が少なかったため市場への影響は限定的となり、日経平均は前引けとほぼ同水準で始まり、16,300円をはさんでしばらくこう着状態が続きました。為替が一瞬円高に振れたことで、先物を中心とした売りが入り下げ幅を広げる局面もありましたが、押し目ではしっかりと拾われるなど下値は限定的でした。結局終始軟調な展開のまま、日経平均は16,300円の水準を保ち取引を終えました。 商品市況の上昇を受けて、鉄鋼株や非鉄株、石油関連株など、市況関連銘柄は堅調に推移したものの、利息返還金の増加が懸念されるノンバンクや、それに出資する銀行株が大きく値を下げ、自動車株など輸出関連銘柄も円高を嫌気して軟調、近頃買いなおされていた不動産株や倉庫株、陸運株など内需関連株も利益確定売りに押されるなど、総じて軟調なものが目立ちました。小型銘柄も手控え気分が強く、日経ジャスダック平均、東証2部株指数、東証マザーズ指数は総じて軟調となりました。 米国株安、円高、また3連休前ということで、積極的な売り買いは控えられたようです。材料難のため方向感なく動きましたが、節目である16,300円を意識しての動きになっていることから、下値は固められつつあるように思われます。来週も主要な経済指標の発表や為替の動きに揺さぶられる展開となりそうです。新興市場動向 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらずJASDAQ平均 1819.38 -8.11 4953万株 238社 383社 123社マザーズ指数 625.93 -2.30 350万株 53社 121社 17社ヘラクレス指数 1066.17 -9.16 3万株 47社 98社 15社======================================================================21日の新興市場は、日経ジャスダック平均、マザーズ指数、ヘラクレス指数ともに続落となった。全体相場に連れ安する形で、3指数は寄り付き売り先行スタート。3連休を前に積極的な商いが手掛けにくいようで、売買代金が軒並み減少。中でもヘラクレスの売買代金は79億円と、04年12月7日(78億円)以来の低水準となった。ジャスダック市場では、楽天が小動き。コムチュアやスパークス、インテリ、エイチアイ、ジャストシステム、JCOMなどが上昇。一方、Eトレードや日本マイクロ、竹内製、データ・アプリ、イー・ギャランティ、イマジニア、ベスト電器の筆頭株主となったビックカメラなどが下落した。マザーズ市場では、リアルコムやフリービット、黒字確保のアクロディア、ACCESS、GCA、イー・キャッシュなど売買代金上位銘柄は軒並み買われたが、アルデプロやCCI、サイバーA、ミクシィ、フルスピード、ngi、エリアリンク、アンジェスMGなどが売られた。ヘラクレス市場では、アイフリークやマネパ、ダヴィンチ、ASSET、ゼンテック、エン・ジャパン、デジアドなどが安い。誤発注があったトレイダーズはストップ安まで売り込まれた。反面、大証やネクストジェン、アパマン、モスインス、クインランド、和解が成立したトライアイズなどは高い。≪NY株式相場は利益確定の売りが優勢となり3日ぶりに反落≫□ダウ平均 :13766.70(▼ 48.86)□ナスダック : 2654.29(▼ 10.28)□日経225先物 :16215 (▼165:大証比)□為 替 : 114.70-80□金価格 : 739.90(△10.40)□WTI原油先物(期近): 83.32 (△ 1.39)□売り :4470万株□買い :4710万株□買越し: 240万株市場では、「業績懸念から銀行、ノンバンクに外国人売りが目立つ。米実体経済は依然として不透明であり、一段のドル安警戒から、輸出株にもヘッジ売りの動きが出ている」(米系証券)、「欧米市場に比べれば、日本も戻ってしかるべきだが、どうやら外国人投資家にとっては魅力的に映らないようだ。国内投資家も海外に目を向け、自国に資金を入れず、活力が生まれない」(中堅証券値上がり率上位10社No.コード 社名 現値 前比率 1 9681 東京ドーム 599 14.97% 2 5491 日本金属 435 12.99% 3 6463 TPR 944 11.85% 4 8571 NISグループ 363 11.69% 5 6363 酉島製作所 1535 7.19% 6 1893 五洋建設 166 7.10% 7 5405 住友金属 638 6.33% 8 8236 丸善 168 6.33% 9 6771 池上通信機 189 6.18%10 8181 東天紅 256 5.79%値下がり率上位10社No.コード 社名 現値 前比率 1 8564 武富士 2000 -13.79% 2 8515 アイフル 1494 -13.74% 3 8583 UFJニコス 207 -13.39% 4 4725 シーエーシー 660 -13.16% 5 2685 ポイント 3320 -13.09% 6 8568 シンキ 87 -13.00% 7 6859 エスペック 850 -10.53% 8 7518 ネットワン 122000 -10.29% 9 2372 アイロムHD 8730 -10.28%10 8910 サンシティ 45000 -10.00%JFEHD (5411) 8,000円 △230 円 :100株単位 事業環境の改善が期待され、2007年度は増益予想とのことから、外資系証券が目標株価を引き上げ、堅調となりました。 オンワードHD (8016) 1,200円 ▼110 円 収益の伸びが期待出来ないとして、外資系証券が投資判断を引き下げ、大幅安となりました。 東 映 (9605) 589円 △11 円 閉鎖中の2カ所の映画劇場を売却し、売却益を特別利益として計上することから、2008年3月期決算が増益となり、国内証券が新規に投資判断を始め、堅調となりました。 エルピーダ (6665) 3,610円 ▼200 円 :100株単位 DRAM価格の下落が響き、2007年9月中間期決算が減益になりそうだと報じられたことから、嫌気した売りが入り大幅安となりました。 エスペック (6859) 850円 ▼100 円 :100株単位 半導体洗浄装置子会社の清算に伴いのれん代約4億3000万円を特別損失として計上し、2007年9月中間期決算が減益になる見通しだと発表したことから、ストップ安となりました。 帝国ホテル (9708) 6,590円 △1,000 円 :50株単位 三井不動産(8801)が帝国ホテルの33%の株式を取得し、傘下に収める方向で最終調整に入ったと報じられたことから、ストップ高となりました。 ・NY原油、期近物が1バレル83ドル台――7日連続で最高値更新・必要なら追加利下げも、米FRB議長が示唆 下院委証言・米銀、サブプライム響く 大手投資銀の6―8月期、相次ぎ減益 ・ドバイ取引所、ナスダックと提携 ナスダック株の20%取得・コンビニエンスストア売上高、14カ月連続で前年下回る・シャープ、パイオニアの筆頭株主に デジタル家電共同開発へ・三井不動産、帝国ホテルを傘下へ 株33%取得、900億円で・三井不動産、三菱地所の丸の内に対抗 日比谷開発を急ぐ ・米国務副長官、給油活動継続を期待 6ヵ国協議進展へ努力・対日直接投資急増、過去最高ペース 1―7月期2.3兆円・三菱UFJ、ニコスを完全子会社化 過払い金返還、事業再編迫る・りそなHDなど貸出金の金利取りすぎ・日興コーデの9月中間、営業益53%増の見通し・ビックカメラ、ベスト電器の筆頭株主に 物流や商品開発補完・朝日放、秋田朝日放送の株取得――番組販売で協力強化・コニカミノルタ、インクジェットプリンター再参入 業務用特化・東京ゲームショウ開幕 主役はハードからソフト・サービスに・コムスン在宅介護、事業移行契約を完了――売却総額52億円・ダイキン、中国にエアコン新冷媒の製造・販社 仏社と合弁・ジャムコ出資、伊藤忠33.1%に――JAL系から株取得・閉鎖予定のファイザー研究所、従業員が買収し新会社 愛知・武豊・丸紅、鉄鋼向け石炭増産 豪で権益を追加取得、400億円・安価で高速 次世代高速通信「WiMAX」、携帯電話の国際規格へ・エルピーダの9月中間、営業益6割減――DRAMの価格低迷長引く・日通の9月中間、営業益6%減に――米向け航空貨物低迷・北海電の08年3月期、純利益30%減――燃料費かさむ・第一汽の08年3月期、経常益88%増、4円増配――運賃上昇が寄与・日金工の9月中間、経常益2.3倍――在庫評価益膨らむ・東京ドームの08年1月期、営業益5%減――「ラクーア」競争激化で落ち込む・DRAMの今月前半大口価格、3カ月ぶり下落――新規買い増し低調・中越沖地震の揺れ、1原発除き想定超す――「需要設備は安全」