20日の日経平均 15,211.52 △168.96
11月20日 15:15<日経平均>15,211.52 △168.96 <東証一部>出来高 27億2,097万株値上がり銘柄数 734値下がり銘柄数 882<為替>110.39 ▼0.26 先物へのまとまった買戻しから上昇に転ずる 日経平均15,200円台回復 昼の市場外取引は金額はそこそこ多く、買いがやや優勢と伝えられたことなどから、日経平均は前引けよりやや値を上げた始まりとなりました。寄付き後ほどなく14,800円を回復、さらに先物へのまとまった買いが断続的に入ったことで急速に下げ幅を縮小、日経平均の15,000円を回復し上昇に転じました。15,000円を上回る局面では戻り売りなどに上値が押さえられる場面もありましたが、底堅さが確認されると買い優勢の展開となり、大引けにかけては大きく値を伸ばす格好となりました。日経平均は15,200円を回復し、取引を終えています。 主力株は総じて堅調となりました。業績の先行き不透明感から建設株や不動産株は引き続き軟調となりましたが、商社株や海運株、非鉄株や鉄鋼株など好業績銘柄が売られすぎ感から買い戻しが入り堅調、銀行・証券株なども割安感から値を戻しています。また円高一服となったことで値がさハイテク株や自動車株の一角も堅調となりました。小型株にも若干買戻しは入り下げ幅は縮まりましたが、戻りきらず、日経ジャスダック平均や東証2部株価指数、東証マザーズ指数は続落となっています。 売られすぎて割安と見られる銘柄中心に先物主導の買い戻しが進み、一転上昇となりました。為替が再び円安方向に振れたことで、ヘッジファンドなどの換金売りが一巡したとの見方もあったようです。日経平均は反発となりましたが、何か反発するだけの材料があっての買戻しといったわけでもなく、割安感からくる買戻しという側面が強いと思われます。日経平均の15,000円での底堅さは再確認されましたが、具体的な材料がないだけに、今後も米国市場や為替動向には注意する必要がありそうです。 ≪NY株式相場はシティグループの投資判断引き下げを受け急反落≫□ダウ平均 :12958.44(▼218.35)□ナスダック : 2593.38(▼ 43.86)□日経225先物 :14780 (▼290:大証比)□為 替 : 109.80-90□金価格 : 778.00(▼9.00)□WTI原油先物(期近): 94.64 (△0.80)□売り :7030万株□買い :2010万株□売越し:5020万株市場では、「FRBが緊急ミーティングを開くとのうわさが流れ、早期利下げ思惑から、多くのプレーヤーが買い戻しの波に巻き込まれた。もともと自律反発して不思議ではないタイミングだが、利下げ話は出所不明であり、何とも言い難い」(中堅証券)、「米利下げの憶測情報は別としても、1万5000円を大きく割り込んだ後に切り返した点は注目できる。バリュエーション、テクニカル面で下げ過ぎが証明されたのではないか」(準大手証券)、「仮にFRBが緊急利下げに踏み切ったとしても、ドル安・円高を誘発しかねず、単純には楽観視できない」(米系証券・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 2873|加ト吉 | 506| 80| 18.78| 2| 6951|日本電子 | 479| 49| 11.4| 3| 9750|ソラン | 598| 59| 10.95| 4| 6900|東京電波 |1329| 119| 9.83| 5| 8384|東京スター銀 |317000| 28000| 9.69| 6| 8303|新生銀行 | 398| 34| 9.34| 7| 6383|ダイフク |1415| 115| 8.85| 8| 8385|伊予銀行 |1159| 90| 8.42| 9| 6794|フォスター電 |3100| 235| 8.2|10| 4295|フェイス |15700| 1170| 8.05|・値下がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 5393|ニチアス | 339| -54| -13.74| 2| 7873|アーク | 454| -58| -11.33| 3| 5958|三洋工業 | 194| -24| -11.01| 4| 4310|ドリームイン |134000|-15000| -10.07| 5| 8132|シナネン | 518| -54| -9.44| 6| 8111|ゴールドウイン | 148| -14| -8.64| 7| 8968|福岡リート投 |723000|-68000| -8.6| 8| 6986|双葉電子工業 |2160| -200| -8.47| 9| 4231|タイガースポリ | 522| -48| -8.42|10| 5105|東洋ゴム工業 | 439| -40| -8.35| 5333 日本ガイシ 3780 +220 切り返して大幅反発。本日はGSが目標株価を3400円から4500円に引き上げてい る。全体相場の売り一巡に伴って、評価を高める展開となっている模様。GSで は、2010-2015年のDPF事業拡大余地が予想以上に大きい点が見えてきたことを背 景としている。 8309 中央三井トラスト 874 +63 大幅反発。前日に中間決算を発表、数値的にはインパクトがないものの、日興シテ ィが投資評価を「2H」から「1H」に格上げしており、買い材料につながってい る格好。サブプライム損失がないなど海外市場の混乱の影響が軽微であること、リ テールおよび不動産事業が堅調なこと、利ざやの大幅改善などを評価としているよ うだ。また、再編期待なども波及する状況か。 5976 ネツレン 1496 +56 しっかり。一部報道において、慶応大学と共同で、真空成膜の100分の1の時間でダ イヤモンド・ライク・カーボン(DLC)の密着性を高める表面改質技術を開発し たと伝えられている。新製法が実用化すれば、部品の摩擦係数を大幅に改善する効 果があるDLCの活用が広がるとされている。 8515 アイフル 2105 +70 しっかり。住友信託とあおぞら銀行の包括提携報道が刺激にもなっているようだ。 住友信託は同社の主力銀行と見られているが、あおぞら銀行はそれに続く借入先と なっているもよう。両行分の合算シェアでは25%超になるもようだ。同社の信用力 にとってプラス材料になるとの思惑が先行へ。 6762 TDK 7710 +300 上げ幅広げる。CSでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に 格上げ、目標株価を1万円としている。ヘッド事業の競争力向上が確認されたこと、 株価下落に伴うバリュエーション面での割安感が感じられてきたことを格上げの背 景としているようだ。・東証1部の株価純資産倍率、今年最低1.6倍に サブプライム波及・住信とあおぞら銀、包括提携 不動産・信託・資産運用で共同事業・JTと日清、加ト吉を買収へ TOB、1000億円規模・日・ASEAN、経済協定で最終合意 薄型TVなど関税段階撤廃・国会会期、再延長論強まる 22日に与野党党首会談・温暖化ガス削減の抜本策検討、環境・経産省 年末メドに結論・単位労働コスト、日銀が下げ 08年度までの経済見通し・三洋、電池を成長の軸に・新3カ年計画、太陽電池は売上高2倍・コンテナ船 高付加価値化 三菱重、燃費向上 IHI、最大搭載量・大正製薬、風邪薬・発毛剤に新製品――主力をテコ入れ・新日鉄、タイと高炉建設協定 海外事業展開、新段階へ・イオン、美容と健康の大型店 化粧品や食品販売、5年で10店以上・武田、米に抗体医薬研究の子会社 20人現地採用・トヨタ紡織、ベトナムでエアバッグ増産――工場拡張へ35億円・韓国ルノーサムスン、初の自社開発車 SUV発売、日産離れ進む・広州モーターショーきょう開幕 日系各社、顧客囲い込み・ルネサス、システムLSIで「45ナノ」量産 09年メド・ユーシン、米自動車部品大手と提携交渉 投資ファンドの対応焦点・10月の全国百貨店売上高、2カ月連続減――冬物衣料品が苦戦・JTと日清、加ト吉を買収・TOB、1000億円規模に・ユーシン、米部品大手と提携交渉・共同開発など検討・サイバーエージェントと幻冬舎、ブログをもとに新書出版・スポーツ用品大手の9月中間、3社とも経常増益・ミマキエンジ、9月中間純利益2.2倍――主力機種の国内販売好調・コマツ、金沢市に超大型油圧ショベルの新工場・日立、情報通信事業の売上高2兆円に・09年度・ディー・エヌ・エーと伊勢丹、携帯メール使い贈答サービス・日立、中国に金融子会社を設立・グループの資金取引を一元化・東京電波、9月中間純利益56%増・PS三菱、今期最終赤字24億円に・土木工事の採算低下響く・カウボーイ、前期営業赤字5億500万円――ゲームセンター不振で・川崎重工業、蓄電池も搭載した路面電車を試作・国際計測器、9月中間経常益3%増――製造コストを低減・日本ライフL、今期単独経常益57%減・伊社買収で販促費かさむ・三井住友FG、中間純利益30%減・通期サブプライム関連損失870億円に・オリンパス、医療機器の英ジャイラスを約2117億円で買収へ・マツキヨHDの中間、連結営業益24%増・地域別に人気商品拡充・ウェブクルー、自己株式8000株を公開買い付け・1株18万7000円・スク・エニの中間、連結営業益6%増――アミューズメント施設の収益改善・中央三井の中間、連結純利益47%減の355億円――年7円に増配《新規上場》 3859 シナジーマーケティング 公開価格17.5万円