14日の日経平均 前場 15,632.72 △96.20
<日経平均>15,632.72 △96.20 <東証一部>出来高 15億7,908万株値上がり銘柄数 798値下がり銘柄数 789<為替>112.53 △1.01 日銀短観は予想を下回るが底堅さ見られ、SQは波乱なく通過し日経平均反発 13日の米国市場が小幅反発となり、為替も円安となったことなどから買い先行の始まりとなりましたが、寄り付き前の外国人売買動向(市場筋推計、外資系13社ベース)が売り越しと伝わったことや、日銀短観が市場予想を下回ったことなどから、寄付きの買い一巡後には戻り売りなどに押される展開となりました。それでも昨日の終値を割り込む水準では買戻しなどから底堅さも見られ、底堅さが確認されると戻り歩調となり、日経平均は15,600円台で売り買い交錯となりました。日経平均は15,600円台前半で前場の取引を終えています。 主力株はまちまちの展開となりました。目標株価引き下げや業績不透明感から不動産株や銀行株が軟調となり、鉄鋼株や非鉄株、商社株など足元の業績が好調な銘柄も見切り売りなどから冴えない展開となりましたが、医薬品株や電鉄株、食料品株などが売られすぎの反動から堅調となるなど内需関連株に底堅い銘柄が多く見られました。一方で小型株はインターネット関連銘柄中心に軟調となり、日経ジャスダック平均、東証2部株価指数は小幅安となりましたが、東証マザーズ指数は大幅下落となりました。 今日はSQ(特別清算指数)算出日ということもあって、目先筋やディーラーなどの動きに振らされ方向感のない展開となりました。米国市場の戻りが鈍いことや、週末ということもあって上値を積極的に追う動きでは見られませんでしたが、昨日すでに大きく下落していたことなどから下値も限定的となっているようです。日銀短観は市場予想を下回りましたが、昨日の下落ですでに織り込まれていたとすれば、為替が円安に振れていることもあり引き続き底堅さは期待できるのではないでしょうか。後場も目先筋やディーラー筋の動きに振らされる展開となりそうです。