22日の日経平均 13184.96(+381.26)・東1部売買高 18.51 (億株)
マーケット概況―――――――――――――――――――――――――――――――――――・日経平均 13184.96(+381.26)・東1部売買高 18.51 (億株)・同先物 13200 (+350) ・同売買代金 19,543 (億円)・TOPIX 1287.74 (+35.31) ・同時価総額 411 (兆円)・東証2部 2740.53 (-7.9) ・値上がり 1407 ・日経JQ 1453.93 (-0.12) ・値下がり 259====================================================================== 22日の東京市場は大幅反発。日経平均は先物主導で上げ幅を拡大し、約1週間ぶりに13000円台を回復した。東京市場が休場中に世界各国市場が総じて堅調だったことから、東京市場は朝方買い先行。日経平均は寄り付き直後に13000円の大台を回復したが、上値は重く伸び悩んだ。ただ、信越化学の好決算や東証のシステム障害の復旧などを背景に、後場は先物主導で上げ幅を拡大。高値引けとなり、7月14日以来となる13000円台を回復した。東証1部の値上がり銘柄数は1407(全体の81.5%)に達し、規模別株価指数は全て上昇。33業種全て上昇する文字通りの全面高となった。 きょうの信越化学を皮切りに、主力企業の1Q決算発表がスタートした。為替相場は一時期の急激な円高が一服し、企業の想定為替レート(1ドル=100円程度、1ユーロ=155円程度)より円安方向に振れているため業績に対する楽観論も散見されつつある。とはいえ、前年同期の為替相場は「円キャリー」が話題になるほどの円安水準(1ドル=120円前後)だったことを勘案すれば、今回の1Q決算で大幅減益を余儀なくされる銘柄が続出することには変わりがないだろう。元来、企業側は期初段階で保守的な見通しを示し、「計画上ブレ」→「上方修正」という展開を見込んでいると思われるが、想定以上の外部環境の悪化でその目算が外れている可能性がある。1Q段階で下方修正まで踏み込む可能性は低いが、通期計画に対する進捗度が前年同期に比べて大幅に下回る場合は下方修正含みであるとみたほうが良かろう。反面、このような環境下でも上方修正に踏み切った場合、企業側の強いメッセージを市場がポジティブに評価し、急騰する可能性が高そうだ。新興市場動向 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず日経ジャスダック平均 1453.93 -0.12 2684万株 213社 335社 99社マザーズ指数 482.14 -15.69 588万株 50社 105社 22社ヘラクレス指数 793.08 -14.45 107万株 41社 105社 13社====================================================================== 22日の新興市場は、日経ジャスダック平均が反落、マザーズ指数とヘラクレス指数は続落でともに算出来安値を更新した。連休明けの新興市場は高安まちまちのスタート。CME225にサヤ寄せする動きで大型株を中心に日経平均株価は上昇したが、ゼファーやキョーエイ産業など破たんを機に、中小型株に対する事業環境の悪化を懸念する見方が売りを誘った模様。 ジャスダック市場では、楽天やセブン銀、フィールズ、JCOM、プロデュース、プロパスト、赤字転落の3Qが嫌気されたインデックスなどが下落。太陽電池材料の製造装置を増産するフェローテック、アルゼやカウボーイ、ビズネット、ビックカメラ、インテリ、木徳神糧などが上昇した。 マザーズ市場では、サイバーAやACCESS、アルデプロ、ミクシィ、ngi、アクロディア、CCI、Pワークスが軟調。アクセルマークは減額修正を受けてストップ安売り気配となった。一方、エス・エム・エスやザッパラス、NPC、フリービット、スタートトゥデイ、SDHD、アプリックスなどには買いが入った。 ヘラクレス市場では、ダヴィンチやマネパ、ぐるなび、ASSET、日本通信、デジアーツ、ゼンテック、テックファームなど主力銘柄は軒並み安。1Q進捗が順調の大証、エン・ジャパンやハドソン、CTCとの共同事業が材料視されたネクストジェン、USENなどは高い。 ≪NY株式相場は利益確定売り、バンカメ上昇≫□ダウ平均 :11467.34(▼ 29.23)□ナスダック : 2279.53(▼ 3.25)□日経225先物:13200 (△350:大証比)□為 替 : 106.40-50□金価格 : 963.70(△5.70)□WTI原油先物: 131.04(△2.16)□売り :2970万株□買い :3380万株□買越し: 410万株<値上がり> 1 7591 エクセル +18.34% +200 1,290 2 6759 NECトーキン +12.82% +44 387 3 4531 有機薬 +12.41% +37 335 4 6704 岩崎通 +11.81% +15 142 5 5009 富士興 +11.42% +12 117 6 6138 ダイジェット+10.97% +27 273 7 5017 AOCHD +10.90% +100 1,017 8 8915 タクトホーム+10.86% +3,000 30,600 9 4997 日農薬 +10.43% +81 857 10 6489 前沢工 +10.00% +22 242<値下がり> 1 1872 アゼル -22.52% -25 86 2 1854 新井組 -19.56% -9 37 3 8910 サンシティ -18.02% -1,880 8,550 4 8868 URBAN -16.66% -28 140 5 8874 ジョイント -16.10% -77 401 6 1888 若築建 -15.71% -11 59 7 8911 創建ホーム -15.08% -2,000 11,260 8 8921 CSクリエイト-14.59% -1,000 5,850 9 6217 津田駒 -13.80% -29 181 10 1805 飛島建 -13.04% -3 20原油価格や貴金属価格が反発となり、石油株、非鉄株、商社株が高く、売られ過ぎの反動もあって自動車株が高いNECトーキン (6759) 387円 △44 円 次世代環境対応車に使うリチウムイオン電池の規格統一により、同社がNECと出資する合弁会社も恩恵を受けるという思惑から、大幅高となりました。 三井物 (8031) 2,170円 △135 円 メキシコ湾岸での熱帯性低気圧の影響などから原油先物価格が反発したことや、このところ資源高の影響で08年4-6月期の業績への上ブレを期待した買いも集まり、大幅高となりました。 津田駒 (6217) 181円 ▼29 円 中国の金融引き締め政策や米国経済の減速などから繊維機械事業の受注が計画を下回り、下半期についても生産・売上が当初予定を大幅に下回るとして08年11月期の連結最終損益が赤字転落となる見通しを発表、大幅安となりました。 松 竹 (9601) 617円 ▼10 円 配給作品がヒットせず映画部門が苦戦しているとして、外資系証券が投資判断を引き下げたことが引き続き嫌気され、続落となりました。 出光興産 (5019) 9,670円 △540 円 :100株単位 出光興産だけが製造する、自動車の配線部や洗濯機など家電に使うシンジオタクチックポリスチレン(SPS)樹脂の値上げが発表され、収益改善を期待した買いが集まり、後場に一段高となりました。 信越化 (4063) 6,640円 △330 円 :100株単位 08年4-6月期の決算を発表、堅調な業績が示されたとして関心を集めたほか、為替が当初の前提である1ドル100円を上回っていることから09年3月期通期業績の上振れも期待できるとして買いを集め、大幅高となりました。 ・バンカメの4―6月、41%減益の約34億ドル 予想上回る・米ヤフー、委任状争奪戦で和解 アイカーン氏を取締役に・英ソニー・エリクソンの4―6月、営業赤字に 販売単価下落・三菱化・三井化学・住友化、合成樹脂値上げ――最大17%・国内100品目シェア、10品目で首位交代 日経調査・企業の海外収益5.5兆円、新興国で稼ぐ 昨年度利回り9%・大証、来月にもジャスダックTOB 市場活性化、次の課題・概算要求、官邸の存在感薄く 重点化枠の配分、財務省が主導・防衛省、調達契約見直し 今秋にも指針、企業に経費削減促す・大和、インド本格展開――株売買取り次ぎ、21日スタート・輸入小麦、10月も3割前後の値上げへ 政府、来月決定・川重、海外調達比率2倍に 産業用ロボ部品・富士通、海外で携帯基地局事業 次世代向け、高画質動画で・積水化学、木質系住宅の専門営業員2割増 第2の柱を強化・東芝と松下、共同で中小型有機ELを量産へ 来年秋から・ゼオン、合成香料の生産増強――50億円投資・新日石、ガソリン卸値を市場連動で決定・鉄鋼大手の今期、減益幅縮小へ 新日鉄・神鋼、値上げ寄与・NTT東、設備用地をオフィスに 遊休不動産の活用拡大・KDDIの4―6月期、3年ぶり減益へ――通期見通しは2ケタ増益・トヨタや日産、新世代電池の規格統一 環境対応車の普及促進・トヨタ、新型ハイブリッド専用車を九州で生産 年間10万台・JAL、ホテル子会社の上場延期 株式売却益の確保難しく・東ガス・大ガスなど、給湯器すべて省エネ型に 15年度メド・鹿島や大成、鋼材高で建設手法転換 鉄骨から鉄筋コンクリに・製薬大手各社、医療用医薬品の海外販売を強化 既存の主力品・三洋電機、欧州向け太陽電池拡大 ハンガリーの生産3倍に・フェローテック、太陽電池材料の製造装置4割増産 中国で・ネットインデ、8月末現在の1株を2株に分割・ヨロズの4―6月、営業益15%減・ノエルの今期、最終赤字53億円・インデックスの9―5月、最終赤字131億円・日本インテHD、純利益71%減・韓国LG電子、営業益最高 4―6月、携帯電話部門が好調・松竹の今期、純利益17億円に・ルノー・日産自が南アの自動車生産に136億円を投資・ゼファーが民事再生法を申請 負債総額949億円・SBI、95億円の損失計上も 出資先のゼファーが民事再生・丸八証券、4―6月期単独経常赤字4.38億円の見通し・丸三、4―6月期連結最終益2.46億円の見通し