28日の日経平均 8512.27 (+138.88)・東1部売買高 19.69 (億株)
マーケット概況―――――――――――――――――――――――――――――――――――・日経平均 8512.27 (+138.88)・東1部売買高 19.69 (億株)・同先物 8520 (+150) ・同売買代金 14,799 (億円)・TOPIX 834.82 (+5.79) ・同時価総額 270 (兆円)・東証2部 1946.53 (+7.07) ・値上がり 1079 ・日経JQ 1086.78 (+6.15) ・値下がり 538====================================================================== 28日の東京市場は続伸。日経平均は8500円台を回復した。欧州株高を背景に、堅調な展開となった。日経平均は朝方下落する場面もあったが、即座に切り返し。後場には月末恒例のお化粧買いが入り、上げ幅を拡大。11月17日以来となる、8500円台を回復した。 来週は波乱含みの展開となりそうだ。日経平均は25日移動平均(8454円)や心理的な節目である8500円台を回復したことで、底入れムードが徐々に高まっている。11月SQ値(8628円)をあっさり上回れば、9000円台回復も視野に入ろう。米国を筆頭に、世界各国で財政出動や利下げなどの経済対策が相次いでおり、ひと頃に比べ金融危機に対する警戒感は後退しつつある。また、国内でも破綻が懸念されていたパシフィックHDに出資者が現れるなど、信用リスクへの警戒感が後退しているのはポジティブといえよう。 とはいえ、ドル不安から円高が進行する可能性が高いほか、マクロ環境が悪化の一途を辿るなど、予断を許さない状況が続いているのも事実。下方修正したパナソニックの株価急落などを見る限り、悪材料出尽くし感はない。また、米クリスマス商戦が初日(ブラック・フライデー)から躓くなど、外部環境が悪化すれば景気後退への警戒感が高まるのは必至。日経平均が再び8000円割れしても不思議ではない。 イベント面では、欧米市場の動向に一喜一憂しそうだ。米国では11月の新車販売と雇用統計に要注目。欧州では、ECB理事会で0.5%程度の大幅利下げが実施される見込みだが、更なる利下げ余地に言及するのか否か、また株式相場、為替相場がどう反応するかも注目されよう。新興市場動向 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 謄落幅 出来高 値上り 値下り 変わらず日経ジャスダック平均 1086.78 +6.15 2208万株 321社 189社 112社マザーズ指数 313.76 +10.17 208万株 97社 58社 19社ヘラクレス総合指数 508.51 +8.99 305万株 89社 49社 16社====================================================================== 28日の新興市場は、日経ジャスダック平均は4日続伸、マザーズ指数とヘラクレス指数は反発。日経平均株価が堅調に推移したことを好感し、新興3指数もじりじりと値を上げた。依然低水準ながらジャスダック市場とマザーズ市場は売買代金が増加した。 ジャスダック市場では、セブン銀やフェローテック、マクドナルド、マイクロニクス、フィールズ、第一興商などが上昇。楽天やJCOM、ローソンチケット、アーク、J・TEC、日本エスコンなどが下落した。 マザーズ市場では、今後の戦略やドイツ証の格上げが好感されたミクシィが人気化。サイバーAやngi、フリービット、NPCなど上位銘柄も軒並み大幅高となった。一方、日本風力開発や大和が格下げしたアクロディア、アルデプロ、GCA、トリドール、日本レップなどが売られた。 ヘラクレス市場では、ダヴィンチや大証、マネパ、ぐるなび、ASSET、デジアド、アールテック、日本通信などが高い。半面、ソディックハイやCFI、ハドソン、スター・マイカ、モスインスなどは軟調。スリープロによるTOBへの賛成撤回が嫌気されたモジュレはストップ安まで売り込まれた。☆米国市場は『感謝祭』で休場> ■外資系証券取引開始前注文状況(推計)> --------------------------------------------------------------------------> □売り :2580万株> □買い :2090万株> □売越し: 490万株月末の投信設定やドレッシング買い期待に現物・先物ともに買いが先行した。午後1時ごろから公的資金の買いが観測され、上げ幅を拡大。午後1時48分には144円74銭高の8518円13銭を付けた。その後、様子見ムードから伸び悩む場面もあったが、引け際のインデックス買いなどで引き締まった。市場からは「円が下げ渋る中で日経平均の打たれ強さが再認識された。ブラックフライデー(米現地28日)を前に様子見ムードが一時広がったが、ヘッジファンドによる反対売買もあった」(中堅証券◇◇◇東証1部・騰落率ランキング◇◇◇値上がり率上位10社No 銘柄 現在値 前日比率 1 8993 アトリウム 247 25.38% 2 6508 明電舎 194 19.02% 3 9697 カプコン 1,938 18.32% 4 7961 兼松日産農林 73 17.74% 5 6971 京セラ 5,960 17.32% 6 8907 フージャース 3,550 16.39% 7 6794 フオスタ-電機 726 15.97% 8 8910 サンシティ 1,486 15.55% 9 8888 クリード 15,100 15.27%10 8902 パシフィックHD 3,020 15.27%値下がり率上位10社No 銘柄 現在値 前日比率 1 1786 オリエンタル白石 5 -91.53% 2 9947 イマージュHD 220 -26.67% 3 5721 エス・サイエンス 5 -16.67% 4 6793 山水電気 5 -16.67% 5 7714 モリテックス 438 -16.09% 6 6752 パナソニック 1,144 -10.90% 7 4971 メック 375 -10.71% 8 1872 アゼル 9 -10.00% 9 8577 ロプロ 28 -9.68%10 1878 大東建託 4,060 -8.56%業績悪化懸念から大手電機の一角が冴えず、各国の金融・景気対策を好感して新興国関連や金融株が高い京セラ (6971) 5,960円 △880 円 :100株単位 発行済み株式の4.22%にあたる800万株、380億円を上限とする自己株式の取得枠を設定したと発表、一株当たり利益の改善を期待した買いが集まり、大幅高となりました。 井関農 (6310) 187円 △18 円 農地法を改正し農地の借用を原則自由化し、株式会社でも借りられるようにすると報じられたことから、企業の農業ビジネス参入が進むとの期待が集まり、大幅高となりました。 JFEHD (5411) 2,315円 △155 円 :100株単位 調達ルートの多様化を目的に中東に鉄鋼原料の加工工場を建設すると報じられたことから調達コストの削減による収益改善が期待され、大幅高となりました。 ソニー (6758) 1,843円 ▼34 円 :100株単位 薄型テレビなどを手がけるパナソニック(6752)が業績予想を大幅に下方修正したことによる連想売りに加え、国内証券が投資判断を引き下げたことも嫌気され、軟調となりました。 カプコン (9697) 1,938円 △300 円 :100株単位 国内証券がゲームソフトの販売数量予想を上方修正し、レーティングを引き上げたことから、ストップ高となりました。 良品計画 (7453) 3,980円 ▼220 円 :100株単位 円高進行や欧米を中心とした消費環境の急変、また株主還元に積極的な施策が取られていないことなどを理由に、外資系証券が投資判断を引き下げ、大幅安となりました。 ・中国、個人減税を含む追加景気対策を近く発表 消費刺激策 ・インド、ムンバイ同時テロで治安部隊が制圧作戦に着手 27日 ・タイ政府、バンコクの2空港に非常事態宣言 27日夜・UBS元経営陣、報酬55億円を返却 公的資本注入で引責・金融機能強化法改正案、年内成立へ 民主採決に方針変更・パナソニック、今期純利益89%減 7年ぶり減益に下方修正・首相、新たな雇用対策を指示 非正規の契約打ち切りで・農林中金の9月中間期、有価証券の実現損1100億円・東京海上日動への46億円追徴課税に取り消し命令、東京地裁・ガソリン店頭価格127.9円に 暫定税率の失効時下回る・アサヒとキリン、プリン体を大幅削減の新商品発売 来年2月・エルピーダメモリ、台湾合弁を子会社化 主導権狙う・乗用車8社、10月の海外生産はダイハツ除く7社マイナス・三菱自と富士重、減産拡大 期間従業員の契約打ち切りへ ・ヨーカ堂、最大2割の現金返還キャンペーン 28日から3日間 ・ミクシィ、招待なくても登録可能に 利用制限を緩和・CHINTAI、中国で不動産情報誌を試験発行・双信電、リチウムイオン電池用の保護回路基板を4割増産へ・JFE、中東で鉄鋼原料生産 合弁工場・高島屋、輸入衣料を値下げ 小売り・外食の価格見直し拡大・ソフトバンク、ユーロ建て社債175億円買い入れ・シチズンHD、実質無借金に幕 今期末 負債が手元資金上回る・日本板硝子、オーストリア工場を閉鎖 受注減で・オオゼキ、不適切な経理処理で再発防止策・京セラ、800万株上限の自社株取得枠設定 発行済み株式の4.22%・シャープ、伊で太陽電池の生産開始 現地の電力大手と合