5日の日経平均 9,521.24 △406.64
<日経平均>9,521.24 △406.64 <東証一部>出来高 28億6,591万株値上がり銘柄数 1,530値下がり銘柄数 151<為替>99.57 △0.47 日経平均大幅続伸、9,500円台回復 後場の日本市場も上値の伸び悩む展開となりました。前場での底堅さを好感し日経平均は後場寄りこそ前場の高値を上回ったものの、その水準からは買い気が続かず、逆に上値の重さを嫌気した売りに押され上げ幅を縮小する動きとなりました。日経平均は9,200円台前半まで値を下げ、そこから切り返す動きとなりましたが、9,400円水準で上値は伸び悩みました。しかしながら、大引けにかけては先物主導でじりじりと上げ幅を広げ、最後は買戻しを急ぐ動きもあり、結局日経平均は9,500円を超えて高値引けとなりました。 主力株はほぼ全面高となりました。薬品株や小売株の一角が販売減を懸念する売りなどから軟調となりましたが、米国株高や円相場の落ち着きを好感して自動車株やハイテク株が堅調、機械株などの新興国関連も値ごろ感から買われたほか、商品市況の反発を受けて商社株や石油関連株も堅調となりました。また銀行などの金融株も、信用不安の後退を受けて続伸となっています。小型株も売られ過ぎの修正などから終始買い優勢となり、日経ジャスダック平均や東証2部株指数、東証マザーズ指数は大幅高となりました。 信用不安が後退していることや円相場の落ち着きにより過度な業績への不安も薄れ、金融株や外需関連銘柄中心に売られ過ぎの修正が進み、大幅続伸となりました。しばらくは心理的な節目である日経平均の9,500円を意識する水準で伸び悩みましたが、シカゴ市場の日経平均先物が9,500円を超えていたこともあって、結局はこの水準を上回る引けとなりました。市場のセンチメントはだいぶ好転していると見られますが、急激な反発が続いているだけに、今後増えると思われる利益確定売りや戻り売りなどをしっかりとこなせていけるかが注目されます。≪NY株式相場はダウ急反発・大統領選挙後の経済対策期待などで≫□ダウ平均 :9625.28(△305.45)□ナスダック :1780.12(△ 53.79)□日経225先物:9585 (△485:大証比)□為 替 : 99.60-70□金価格 : 757.30(△30.50)□WTI原油先物: 70.53(△ 6.62)□売り :4010万株□買い :4700万株□買越し: 690万株先物市場の動きにけん引され、上げ幅を拡大した。午後1時ごろにオバマ氏が米大統領選に勝利したと伝わると、短期的な材料出尽くし感から利益確定売りが強まったが、すぐに切り返した。市場からは「オバマ氏の当確で環境関連銘柄に物色が強まった。今後は10月の米雇用統計など重要経済指標が注目されるが、『金融相場』が近づいてきた印象で、よほど悪い数字でなければ、市場の反応も限られる可能性もある」(東洋証券・出来高上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 出来高| 1| 6764|三洋電機 | 230| 35| 131053000| 2| 8306|三菱UFJ | 698| 71| 91871900| 3| 5401|新日本製鉄 | 355| 17| 89501000| 4| 7011|三菱重工業 | 388| 49| 64901000| 5| 5405|住友金属工業 | 280| 19| 63364000| 6| 9984|ソフトバンク |1250| 200| 61360300| 7| 7211|三菱自動車工業 | 160| 16| 47902000| 8| 2768|双日 | 178| 17| 47223200| 9| 9104|商船三井 | 535| 54| 44781000|10| 1808|長谷工コーポ | 105| 12| 44470000|・値上がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 7873|アーク | 104| 30| 40.54| 2| 8101|GSIクレオス | 121| 30| 32.97| 3| 8052|椿本興業 | 233| 49| 26.63| 4| 8518|日本アジア投資 | 93| 19| 25.68| 5| 8568|シンキ | 69| 13| 23.21| 6| 6302|住友重機械工業 | 376| 70| 22.88| 7| 1870|矢作建設工業 | 416| 72| 20.93| 8| 5855|アサヒプリテ |1202| 200| 19.96| 9| 8902|パシフィック |2470| 400| 19.32|10| 9984|ソフトバンク |1250| 200| 19.05|・値下がり率上位10傑 |コード|銘柄 |現値|前日比| 前比率| 1| 9448|インボイス | 548| -100| -15.43| 2| 3226|アコモ投 |441000|-59000| -11.8| 3| 8964|フロンティ投 |490000|-55000| -10.09| 4| 8980|LCP投 |44150| -3850| -8.02| 5| 6482|ユーシン精機 |1409| -118| -7.73| 6| 8977|阪急リート投 |415000|-34000| -7.57| 7| 8967|ロジスティ投 |588000|-48000| -7.55| 8| 7414|小野建 | 999| -81| -7.5| 9| 2059|ユニチャペット |3280| -260| -7.34|10| 8982|トップリー投 |268000|-21000| -7.27|金融株や輸出関連中心にほぼ全面高となるも、売上減などを嫌気する動きから薬品・小売の一角は冴えないレオパレス21 (8848) 881円 △100 円 :100株単位 発行済み株式数の5%に当たる800万株を上限とした自社株買いを発表、一株当たり利益の改善などを期待した買いが集まり、ストップ高となりました。 住友重 (6302) 376円 △70 円 プラスチック加工機械などの販売不振や鋼材などの原材料費の上昇などから09年3月期の業績予想を下方修正しましたが、為替などの劇的な環境の悪化のわりに修正幅が少なかったことや悪材料出尽しとの見方から買いが集まり、大幅高となりました。 東洋炭素 (5310) :100株単位 住友商事と共同で中国が2013年に世界で初めて商用運転を開始する高温ガス炉型原子力発電所から炉心用高機能黒鉛材を受注すると報じられ、業績拡大期待から買い気配のまま値付かずとなりました。 スクエニHD (9684) 2,995円 △215 円 :100株単位 ゲームセンター関連事業はふるわなかったものの、任天堂の携帯ゲーム機向けソフトの販売増や採算改善などが寄与し、08年4-9月期の連結業績予想を上方修正し、大幅高となりました。 ファーストリテイ (9983) 10,450円 ▼540 円 :100株単位 これまで堅調な売上が続いていた「ユニクロ」の10月の既存店売上高が6カ月ぶりに前年同月実績を下回り、売上の減速を嫌気した売りが集まって大幅安となりました。 武 田 (4502) 5,100円 ▼10 円 :100株単位 景気減速に伴う販売への影響から09年3月期の連結業績予想を下方修正したことに加え、薬価引き下げにより米製薬業界の年間売上高が目減りするとの懸念もあることから、他業種が大幅上昇となるなか冴えない動きとなりました。 ・米長期金利、高止まり 財政悪化が影響、利下げ効果薄く・米大統領選、各州で投票 昼にも大勢判明、経済対策などに審判・エネルギー輸入価格急落 原油 ピーク時の半値、電力など波及へ・定額給付金、所得制限を導入 政府・自民、自己申請案など検討・社会保障、抑制を転換 国民会議試算、負担増へ理解求める・CO2削減へ動き広がる 横浜市も車流入規制へ、課金など検討・欧州の銀行、対日融資を見直し 有力企業の海外調達に影・電炉各社、鋼材1―3割減産 東京製鉄、対アジア輸出停止・パナソニックの三洋買収、金融3社の優先株の売却価格焦点・日本郵船、アジア―欧米の輸送力10%削減 家電など荷動き鈍化・富士通、シーメンスとの合弁で完全子会社化発表 欧州に開発集約・ホンダ、変速機生産能力140億円投じ6割増強 新工場10年に・7―9月のロボット出荷額14.3%減 電機業界の投資抑制響く・サービス業売上高2%増、13年ぶり低成長 08年日経調査・10月の百貨店大手7―12%減収 ユニクロも半年ぶり・ブリヂストンの7―9月、純利益58%減 原料高など響く・日航の4―9月、営業益4割減 燃料高騰など響く・東洋炭素、次世代型原子炉用部材を中国で受注・伊藤ハ、地下水汚染問題で年内にも防止策――調査委初会合・DRAM下げ加速、需給緩和の流れ続く・ブラジル資源大手のヴァーレ、中国向け鉄鉱石の追加値上げ要求撤回・JALの4―9月期営業益、燃料高騰など響き4割減に・ショーボンドの7―9月、最終黒字2億円・安田倉の4―9月、経常益13億円・スズキ、北米でSUV生産打ち切り 小型車輸出に転換・ファンケルの4―9月期、純利益7%減・武田の今期、純利益45%減に・大和ハウスの4―9月期、経常益14%減・ワタミの4―9月期、経常益56%増・三井金の4―9月期、純利益74%減・オークマの今期、経常益44%減・ダイハツの今期、営業利益を下方修正・フジクラの4―9月期、純利益5倍に・ブリヂストンの7―9月期、純利益58%減・テレ東の今期、1億5200万円の最終赤字 広告の低迷響く・日本ユニシスの4―9月期、最終黒字16億円・損保ジャパン、4―9月期純利益227億円に上方修正・富士通、欧州合弁を完全子会社化 独シーメンスから株式50%買い取る・住友重、今期純利益28%減に下方修正 プラスチック加工機械など不振・NTTデータの4―9月期、連結営業益19%増 連結子会社増で・大塚商会と綜合警備保障、情報セキュリティーで提携・TBS、通期の純利益は58%減の80億円に 下期は広告収入減・キリンHD、1―9月期の営業益15%増 通期の利益予想は減額・出光興産の4―9月期、純利益37%増 期首在庫の払い出しで・ファストリ、ユニクロの10月既存店売上2.5%減 6カ月ぶり減 《新規上場》 9384 内外トランスライン 公開価格1200円