前場引け
11月7日前引け17,135.40円前日比+230.04円出来高概算8億5,423万株ドル円相場1ドル=104.20円長期国債先物価格=151.80円JGB20Y=0.370%(+0.010%)JGB30Y=0.495%(+0.010%)(11:30現在)前場の日経平均は3営業日ぶりに大幅反発。米大統領選挙を巡る不透明感が後退し、買い戻し優勢で取引を開始した後は概ね17,100円台での推移が続いている。米大統領候補のクリントン氏のメール問題に関して訴追なしとの報道をきっかけに、円売りドル買いが進んだことが好感され、朝方の日経平均は節目の17,000円台を回復して取引をスタート。その後は主力輸出株に買い戻しが入る一方、米大統領選挙を前に積極的に上値を追う動きは限定的となり、17,100円台を挟んで一進一退の攻防が続いている。前引けにかけても底堅く推移し、結局、230円高の17,135円で前場の取引を終えている。物色面では、トヨタ(7203)やマツダ(7261)などの自動車株が堅調に推移しているほか、三菱UFJFG(8306)や三井住友FG(8316)などの銀行株が強い動きをみせている。そのほかでは、TDK(6762)や村田製(6981)などの電子部品株が買い戻されている。個別では、通期業績見通しの上方修正が好感され、スズキ(7269)やライオン(4912)が大幅高となり揃って年初来高値を更新している。半面、カルビー(2229)やカゴメ(2811)などの食品株が売られているほか、ニトリHD(9843)やABCマート(2670)などの小売関連株の一角が冴えない。個別では、大規模な公募増資を発表したリンガーハット(8200)が希薄化懸念から大幅下落となっているほか、前週末に通期業績見通しの下方修正を発表したIIJ(3774)が東証1部値下がり率上位となっている。値上がり銘柄数は1,490、値下がり銘柄数は399。