前場引け
11月4日前引け16,888.78円前日比-245.90円出来高概算10億2,557万株ドル円相場1ドル=103.05円長期国債先物価格=151.87円JGB10Y=-0.065%(±0.000%)JGB20Y=0.360%(±0.000%)JGB30Y=-0.475%(-0.010%)(11:30現在)前場の日経平均は大幅続落。米大統領選挙の行方など外部環境に対する不透明感が台頭し、投資家の不安心理が高まっていることにより売りが嵩んでいる。日本の祝日を挟んだ米国市場では、米大統領選挙に絡む一部世論調査で、トランプ氏優勢が伝わり、トランプリスクが意識されたことで米株安や円高が進行。この流れを引き継ぎ、朝方の日経平均は売り先行で取引を開始した。寄り付き後も、伝統的に共和党が強い州でのトランプ氏優勢の見方が伝わると、売りが売りを呼ぶ展開となり、日経平均は一時300円以上値を切り下げる場面も見られた。もっとも、下げたところでは日銀によるETF買いが広がっていることで、前引けにかけては下げ幅をやや縮小した。結局、245円安の16,888円で前場の取引を終えている。東証1部全銘柄の9割近くが下落し、ほぼ全面安商状となっている。トヨタ(7203)やマツダ(7261)などの自動車株が冴えない動きとなっているほか、第一生命(8750)や東京海上(8766)などの保険株も軟調に推移している。そのほか、塩野義(4507)や中外薬(4519)などの医薬品株も安い。個別では、2日大引け後に通期業績予想の下方修正を発表したダイセル(4202)が急落している。半面、東邦鉛(5707)や古河電(5801)などの非鉄金属関連の一角が逆行高で推移している。個別では、2日に上期業績の上振れと中期成長戦略が評価されたルネサス(6723)が急騰しているほか、市場予想を上回る上期業績を発表したフジミインコ(5384)が大幅高となっている。また、通期業績予想の上方修正を発表した東海力(5301)にも物色の矛先が向かっている。値上がり銘柄数は277、値下がり銘柄数は1,640