前場引け
12月27日前引け19,451.87円前日比+55.23円出来高概算8億7,134万株ドル円相場1ドル=117.36円長期国債先物価格=149.80円JGB10Y=0.060%(+0.005%)JGB20Y=0.575%(±0.000%)JGB30Y=0.685%(±0.000%)(11:30現在)前場の日経平均は4営業日ぶり反発。朝方は売り先行で取引を開始したが、その後は円安進行を受けて下げ渋る展開となり、プラス圏に浮上している。前日の欧米株式市場が休場であったことなどから手掛かり材料に乏しく、朝方の日経平均は売り優勢で取引をスタートした。ただ、売り一巡後は円安進行を支えに買い戻しが進み、プラスに転じた。その後も上げ幅を広げ19,400円台後半まで上昇するなど、前引けにかけても堅調に推移し、結局55円高の19,451円で前場の取引を終えている。物色面では、三菱UFJFG(8306)や三井住友FG(8316)などの銀行株が買い戻されているほか、東エレク(8035)やアドバンテ(6857)などの半導体製造装置関連株が強含んでいる。また、中外薬(4519)や久光薬(4530)などの医薬品株、ファーストリテイ(9983)やUアローズ(7606)などの小売関連株がしっかりで推移。個別では、前日発表の3Q決算で営業利益の高い進捗率が確認され、しまむら(8227)が約3.5%上昇。そのほか、がん免疫薬「オプジーボ」が胃がんにも適応を拡大すると報じられ、小野薬(4528)が高い。半面、 菱地所(8802)やヒューリック(3003)などの不動産株が冴えないほか、大成建(1801)や大林組(1802)などの建設株が逆行安で推移している。個別では、2017年3月期に、米国の原子力発電事業で1,000億円規模の特別損失を計上する見通しと報じられ、東芝(6502)が大幅に下落している。また、前日大引け後に、2016年12月期業績見通しの大幅な下方修正を発表したアトラ(6029)が失望売りに押されている。値上がり銘柄数は1,095、値下がり銘柄数は742