前場引け
12月16日前引け19,405.61円前日比+131.82円出来高概算11億2,244万株ドル円相場1ドル=118.25円長期国債先物価格=149.55円JGB5Y=-0.065%(+0.015%)JGB10Y=0.085%(+0.010%)JGB20Y=0.620%(+0.005%)JGB30Y=0.710%(-0.005%)(11:30現在)前場の日経平均は9営業日続伸。円安進行を追い風に買い先行で取引を開始した後は、もみ合う展開となり、19,400円を挟んでの攻防が続いている。外国為替市場で1ドル=118円台まで円安が進んだことに加え、前日の欧米株が堅調推移となった流れを引き継ぎ、朝方の日経平均は年初来高値を更新して取引をスタート。朝高後は利益確定の売りに押され伸び悩む展開となったが、下値では押し目買い意欲が強く、底堅い展開が続いた。前引けにかけては19,400円近辺で小動きとなり、結局131円高の19,405円で前場の取引を終えている。物色面では、円安進行を受けて日産自(7201)やマツダ(7261)などの自動車株、TDK(6762)やアルプス(6770)などの電子部品株が堅調に推移している。また、三菱UFJFG(8306)やみずほFG(8411)などの銀行株、日水(1332)やアサヒ(2502)などの食品株も底堅い動きとなっている。個別では、スマート医療向け導電素材を開発したと報じられた大有機(4187)がストップ高となっているほか、前日に良好な16年6?11月期決算を発表したクスリのアオキ(3549)が大幅に上昇している。半面、良品計画(7453)やヤマダ電(9831)などが個別で売られているほか、NTT(9432)やKDDI(9433)など通信株が逆行安で推移している。また、「スーパーマリオラン」の配信が開始されたことから、材料出尽くし感が強まり、任天堂(7974)やDeNA(2432)などの関連銘柄が売りに押されているほか、外資系証券による投資判断引き下げを受けて、ナブテスコ(6268)やMS&AD(8725)が安い。値上がり銘柄数は1,210、値下がり銘柄数は661。