前場引け
12月5日前引け18,309.07円前日比-117.01円出来高概算10億5,992万株ドル円相場1ドル=113.63円長期国債先物価格=150.56円JGB5Y=-0.110%(-0.005%)JGB10Y=0.030%(-0.005%)JGB20Y=0.465%(-0.010%)JGB30Y=0.575%(-0.020%)(11:30現在)前場の日経平均は続落。イタリア国民投票で否決が優勢と伝わり、リスク回避の動きから売り先行で取引を開始した後は、18,300円台前半でもみ合う展開が続いている。先週末の米雇用統計は良好な結果となったものの、イタリア国民投票で改憲反対派が優勢と報じられたことからリスク回避姿勢が強まり、朝方の日経平均は売り先行で取引をスタート。その後は下値では押し目買いが入る一方で、利益確定の売りに押される場面もみられ、18,300円台前半で方向感に欠ける展開が続いている。前引けにかけても軟調に推移し、結局117円安の18,309円で前場の取引を終えている。物色面では、三菱UFJFG(8306)や野村HD(8604)などの金融株が利食い売りに押されているほか、三井不(8801)や住友不(8830)などの不動産株が安い。そのほかでは、大林組(1802)や清水建(1803)などの建設株が冴えない。個別では、キュレーションメディアに関する不正問題を受けてDeNA(2432)が大幅に続落しているほか、同様のサイトを運営するサイバーエージ(4751)にも売りが波及している。半面、NTT(9432)やKDDI(9433)などの通信関連株の一角が底堅い動きをみせているほか、資生堂(4911)や花王(4452)などのヘルスケア関連株が逆行高で推移している。個別では、外資系証券による投資判断引き上げを受けてDMG森精(6141)やルネサス(6723)が値を飛ばしているほか、16年6?11月期営業利益が減益予想から一転、過去最高益となる見通しだと報じられたサカタのタネ(1377)が大幅上昇となっている。値上がり銘柄数は482、値下がり銘柄数は1,383。