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カテゴリ:読書
<1><2>を3時間くらいで読みました。すっさまじー斜め読み。
青豆と天吾、どちらに感情移入することもなく。新興宗教のごときものになってしまった「さきがけ」の描写を読みながら、なんか似たような漫画があったなあ、などと思い出してました。とっても類型的、様式的な型にハマった新興宗教団体像。 青豆と天吾の恋愛二重奏として読めばいいのかもしれないし、一風変わったSFの形をとりながらそこに世界を包含した物語として読み解けないこともないのでしょう。 W村上について、ハルキの論文は書けるがリュウの論文は書けない、と評されていたことを思い出しました。 何だろう、語り口が巧妙なので一気に読み進められますが、細部にこだわってじっくり再読しようとは思わない作品でした。でもこれは、じっくり読むべき作品であると思います。 一見陳腐なできそこないSFみたいなんだけど、その形をとりながら内包し構築しようとされてる界は大きくて深い気もする。そういう幻想を抱かせるのがハルキ作品の特徴なのかもなあ、なんて、ノルウェイさえ読破できなかった自分は短絡的に思ったことですよ(笑) やっぱりハルキは肌に合いませぬ。 一番の問題というか障壁だったのは、読んでる間じゅう、ふかえりのイメージが鳥居みゆきだったことかも。登場人物の中で一番好きなんですけど、ふかえりちゃん。でも頭に浮かぶのは鳥居みゆき…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/08/22 06:50:29 PM
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